大雑把な日常

日常のあれこれ。

うそつき

2011-01-16 | 日記

作文。

小さいころから

得意なほうでした。

ただ

自分の書きたいことを書くよりも

先生や親にどう見られるか

ということばかり考えて書いておりました。

だから

気持ちはちっとも入っていない

ちょうどいい文章を書いていた。

自分の気持ちを文で表現する

という方法が分からなかった

とも言えます。

あるとき

みんなの前で作文を読む国語の授業がありました。

小学3年生くらいだったか。

最初の一文、読み始めようと思って、

これはこう変えたほうがいい

ととっさに思ったのです。

それで書いてある文章とは

まったく違うことを話し始めてました。

まるで読んでいるかのように朗読していましたが、

作文に書かれている文章とはまったく違う内容を

みんなのまえで堂々と話しました。

読み終わると

クラス中が拍手。

先生にもとっても褒められて

逆に罪悪感にさいなまれました。

バレやしないか

と思っていた。

でも結局バレなかった。…と思う。

作文、提出しちゃえば、すぐに分かることですけど。

わたしは

クラスでも目立つほうでもなく、おとなしい太った子だったので、

そんな口からでまかせが

スラスラ出る自分に若干ひいていたのを覚えています。

こんなに嘘が上手に言える自分は

将来、詐欺師にでもなっちゃうんじゃないか。

と本気で悩んでました。

今でも嘘は得意ですが、

なるべくその能力を発揮しないように

本音を心がけています。

結局

極端

ってことだと思います。

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