夜中に布団で
鍵をかけたかどうか不安になりました。
やばい。
でもめちゃくちゃ寒いし眠いし
やだな。
しかし鍵は心配だし
そういや
ちょっとのども渇いた。
覚悟を決めて
ぐぐぐ
と腹に力を入れて起き上った。
そのとき
「あれ？」
と思ったのは
体がやけにおもかったんです。
布団から出るのに
ものすごい体力使っている感じです。
やっぱり布団の外は
うっすら寒い。
そう思って、
台所まで行って、
水道の蛇口をひねり
そこらへんにおいてあるカップで
水をひとくち飲み、
鍵をちゃんと確認して
チェーンをしめて
そこで
目を覚ましました。
それが全部夢だったんです。
わたしは布団にいて
鍵のことが気になっている夢を見ていたのです。
もう一度薄暗い寝室の天井がみえたときは
びっくりしました。
テレビの編集かなんかで
もう一度場面を繰り返されたようなそんな錯覚でした。
空気は
さきほど夢の中で感じたよりもはるかに寒くて
布団の中は
とっても気持ちがよく
ずっとリアルだったので、さっきのが夢だと分かったんです。
それにしても
感覚が生々しくて
変な夢でした。
あれは…
幽体離脱？
なんて思ってます。
