マートル曰く

朝、マートルが言っておりました。
「さっきは嫌いっていったじゃない」

マートルとは
リロアンドスティッチに登場する
リロをいじめるグループのリーダーです。

こどもたちがテレビ番組に出演するので
フラの練習をしているのですが、
そのテレビ番組が嫌いと言っていたリロが
催眠術にかかって、
フラの練習に押しかけます。

でも結局、マートルは
「しょうがないから入れてあげる」
とリロを仲間にいれてあげるのです。

物語上、そういうふうになっているのかもしれませんが、
こういう妥協って、いいね。

と思いました。

わたしは
たばこが嫌いですけど、
好きなひとや
かっこういいひとが吸っているのは
ぜんぜん、ゆるしています。
あきらめる
とかではなく、受け入れています。

あのひと嫌いだけど、
ああいうところは、けっこういい。
とか結構、簡単に思います。

そういうことを言っていると、
思想のないやつだ。
信用をなくしそうですけど、
自分の考えにわざと
抜け道や穴を開けておくって
けっこう大事なんじゃないかしら。
絶対ダメ、絶対許さない
って頭だけで考えていると、
脳みそにブロックかけているのと同じで、
ぜんぜん新しいモノをダウンロードできないから。

自転車に乗りながら、
ファンタオレンジを飲んでいた
おじさんを見かけて、
そんなことを思いました。