金曜の夜行で徳島へ
26日早朝、徳島について。初めてTICOに行けました。
ここのNGOは、TsutomuがI-Jのプロジェクトで、去年アフリカのザンビアに行ったとき、協力してくれたNGOです。
ずっと話は聞いてたし、一度先生にお会いして、お話してみたかった、そして週末動けるのも今のうち!?って言う思いでいっぱいになって、急遽飛んで行きました。
TICO http://www.tico.or.jp/
ザンビアで、色んな事業を展開してます。
救急システム作り、栄養改善、保育園作り、コレラ予防プロジェクト、レントゲン設置プロジェクト、市民警察プロジェクト、マイクロフャイナンス…。
そしてTICOは、徳島で診療所を開き、畑を耕し、鶏も飼っています。
先生とは少ししかお話できなかったし、次の日は朝早く出発したから、
畑には行けなかったし、自分達で手料理も作れなかった。
TICOの面白いワークショップにも参加できなかったし、診療所も見学できんかった。
けど、
楽しかったーーー!
お話して、樹の家の空気を吸って、徳島のみかんを味わって。
こんな生き方がある。ここから世界を変えるために活動している人がいる。
それを教えてもらえて、いっぱいいっぱいパワーをもらえました。
27日早朝、6時くらいに慌てて、いざ愛媛へ。
えひめグローバルネットワーク http://www.egn.or.jp/
ここで開催された、ESDの勉強会に参加するためです。
これがまた、めちゃくちゃ良かった…!!
小学校で総合学習に取り組む丹下晴美先生(元校長先生)の、お話、すごかったぁ。
ヨーロッパの先進的な環境への取り組みを紹介しながら「大学生は、こーゆーのを発明してくれんのかな!!」と何度もおっしゃる。
小学校で省エネの授業、街づくりの授業を紹介してくださいながら、子どものころから、「みんなで力を合わせれば出来る」「社会で何が起こっているのか」「いかに自分達も社会の役に立てるか」を教える。
すっげぇ… こんな先生に習いたかった…。
先生は途中、NHKで放送された「大学生の弁当作りの授業」について言及していました。大学生の食生活が乱れているから、と弁当作りを教えている大学があるそうで、それをさも良い取組みのように放送してあったことに、「恥ずかしい。情けない!!」と連呼していました。
「小さい頃から必死に勉強して、親は子どもを大学にやるために必死に働いて、入学して学ぶことが弁当作りですか!
そんなことよりも、環境に良いテクノロジーを研究してください!」
耳が痛い…。
先生は小学生に、給食の残飯を減らすことから世界の貧困問題を教える。
先生は小学生に、節約・節エネルギーと環境問題を結びつけて教える。
雨水を貯めて節約した水道代を学校内新聞で公表する。わかりやすく説明する。
新聞に取り上げてもらって、子どもたちに自信を与える。
なのに、私たち大学生は…。何のために、「素晴らしい」はずの教育を受けてきたのか。社会に役に立つためではないのか。
「20年後、30年後に思い出してやってみようかなと思うことを、小学校で教えている」って先生は言ってた。
子どもの頃に感じた世界への思い、社会への思い、地域への愛着。
それを思い出して動ける人材を育成する。まさにESDだと、感動しました!!
詳細は、またHPにアップします☆
世界に蔓延る、様々な問題に対し、常に敏感に、
身近なところから変えられるような、行動ができる人間でありたい。
『無気力感を克服すること、そして子どもに無気力感を教えないこと。』
この週末、素敵な教訓をいただきました。
しっかり肝に銘じます。