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遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

東シナ海ガス田の日中局長級協議

2005-06-12 01:21:55 | 東シナ海ガス田
 東シナ海の天然ガス田開発や、日中の境界について両国政府の局長級の実務者協議が、5月30,31日に行われました。
  東シナ海ガス田で日中協議、共同開発の協議継続を確認 (読売新聞) - goo ニュース

 天然ガス田開発では、中国側はガス田の共同開発を行うことを提案し、日本側は反対しました。
  
 中国側はこの日の協議で、東シナ海の境界が画定するまでの暫定的な措置として、天然資源を共同開発することを提案した。対象海域は、日中中間線から沖縄トラフまでと主張した。これに対し日本側は、日中中間線の中国側を含む東シナ海全域を共同開発の対象とすべきだという立場から、「提案を受け入れるのは困難だ」と指摘した。
 佐々江賢一郎・外務省アジア大洋州局長は31日、協議終了後、記者団に「共同開発に関する中国側の最初の考え方が示された。今後、引き続き協議していく」と述べた。

 中国が独自にこだわらず、とにかく開発を急いでいるということが確認出来たと言うことですね。
 一方的に開発を再開している「春暁」ガス田については、日本側の開発中止と地質構造データ提供要請を、「日本側の懸念に留意する」と述べたものの、「要求に応える根拠はない」などとして拒否したのだそうです。

 境界については、中国側は自国の大陸棚は沖縄の西側の「沖縄トラフ(海底の溝)」まで延びていると主張し、日本が主張する日中中間線を認めていませんが、境界を画定させるため、両国外務省の国際法・条約担当者らによる作業グループを設けることで合意したそうです。

 中国側での会談についての発表は、外交部の孔泉・報道官が 5月31日の定例記者会見で、日本側の開発中止要求とデータ提供を拒否し、境界に対する国際連合条約(国連海洋法条約)の第77条を根拠とした中国の主張(大陸棚の位置の解釈)を日本に説明したとし、また、協議の成果については「実務的な雰囲気の中、双方がともに関心を持つ問題について意見を交換した。この協議をもとに、日本側が中国側とともに努力し、両国の指導者の認識を一致させることで問題が解決することを望む」と述べた とのことです。

 これまでと変化は見られませんが、継続して協議する事になったのは、単なる双方の一方通行の主張合戦よりは進歩ですね。
 一連のまとめの特集をされた以下のサイトがありました。
 臥龍通信第109号/東シナ海ガス田問題

 派遣社員の独り言:東シナ海ガス田問題

 ブログで情報収集!Blog-Headline: 春暁ガス田めぐり日中協議


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