遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

平成27年版防衛白書 中国の海洋進出を非難

2015-07-22 23:58:58 | 東シナ海ガス田
 平成27年版防衛白書が、21日の閣議で報告・了承されました。特徴は、中国の海洋進出を厳しく非難した点です。有力各紙が社説で取り上げていますが、何故か読売は社説では取り上げていません。
 話題を集めているのが、髭の隊長(自民党国防部会)が指摘した、東シナ海・ガス田での中国の現状を追記した点で、この件については日経と産経で評価が分かれています。
 佐藤議員は、国民に知らせる必要があるとの見地で洩れていた事実を追加要求されたものです。日経の批判は、朝日や毎日でさえ触れていないことで、朝日、毎日とまごうほどのもので驚きました。

 
防衛白書は等身大の分析で  :日本経済新聞
 社説:安保転換を問う 防衛白書 - 毎日新聞
 (社説)防衛白書―法制を急ぐ必要はない:朝日新聞デジタル
 【防衛白書】中国の東シナ海ガス田新施設を急遽盛り込み 「一方的な開発に抗議」(1/2ページ) - 産経ニュース
 
防衛白書 周辺環境の厳しさに目を (7/22 産経・主張)

 平成27年版防衛白書の特徴は、南シナ海や東シナ海で国際ルールを無視した行動をとり続ける中国に強い警鐘を鳴らし、海洋安全保障への取り組みを促したこと
だ。
 海洋国家である日本として最重視すべき観点であり、国際社会にとっても影響は大きい。
 とりまとめの
最終段階で、東シナ海の日中中間線付近のガス田において、中国が海洋プラットホームを急造させている問題が追加的に書き込まれた

 民主主義国において、
国民は安全保障の基本的な情報を知る権利
がある。
 政府は建設中止を要求しており、
白書に記載するのは当然
といえよう。中谷元・防衛相は国会で海洋プラットホームが軍事拠点化される恐れにも言及した。
 尖閣諸島を含め、
沖縄の島々と海は中国にねらわれている
。安全保障政策の議論も、そうした周辺環境の現実を踏まえたものでなければなるまい。
 白書は、南シナ海での中国の一方的な岩礁埋め立てと滑走路・港湾建設を詳しく取り上げた。
 航行の自由が保障される「開かれ、安定した海洋」こそ、平和と繁栄の基盤だ。
中国に対し、海洋および上空において「法の支配」の原則に基づき行動するよう求めた
のはもっともなことだ。
 核・弾道ミサイル開発を進める
北朝鮮について、白書は「重大かつ差し迫った脅威」と明記してきた。これに対し、中国については「安保上の懸念」と位置付けており、バランスを欠いている

 中国機に対する26年度の自衛隊機による緊急発進(スクランブル)は過去最多の464回に達した。白書や国会答弁などにおいて、
中国は軍事的には「脅威」であることをはっきり認め、実態を国民に説くことが重要
である。
 衆院で可決され、近く参院で審議が始まる安全保障関連法案について、白書が概要を説明するにとどまったのは物足りない。
 審議の途中という制約はあろうが、なぜこの法整備が必要かについて、中国の問題をはじめ、もっと論じてほしかった。
 日本の平和と安全、国民の生命財産を守るには、
集団的自衛権の限定行使を容認して日米同盟を強化し、抑止力を高めなければならない。政府与党はあらゆる機会をとらえ、そうした基本的な考え方について説明を尽くすべきだ。

 髭の隊長のつぶやき
 

佐藤正久 / @satoMasahisa 2015/07/22 9:21:22
【配慮だけでは、中国の海洋進出は止まらない!】
国民への情報開示をしていない間に、中国は東シナ海の巨大海上プラットフォーム10数基増設。日本政府が日中中間線交渉への影響を考慮した結果だと思う。南シナ海の埋め立て同様、実態を映像等で世界に知らしめ、増設や軍事利用化を止めるべきだ。


 政府は、東シナ海・ガス田の現状について公開しました。
 
政府 東シナ海中国のガス田施設公表へ - 産経ニュース
 中国による東シナ海での一方的資源開発の現状 | 外務省
 中国による一方的な資源開発の状況  写真(PDF)| 外務省

 米国が南シナ海の中国の埋め立ての現状を公海した戦術手法と同じ戦術での情報公開なのだそうです。(地勢学者 奥山氏 2015/07/22 ザ・ボイス 奥山真司 ニュース解説「参議院安保特別委員会の設置を再協議」「新国立競技場 9月に新計画を発表」など - YouTube

 日本を取り巻く環境変化の現状が、広く国民に知られ、安保法制の整備で、中国の侵略による戦争を防ぐ抑止力を高める必要が、今、急がれることの理解が広まることを、ひたすら願います。



 # 冒頭の画像は、日本政府が公開した中国による東シナ海でのガス田開発に関する写真の一部。「平湖」(左)と2015年3月に土台の設置が確認された構造物(第 9基、右)




 この花の名前は、福寿草


↓よろしかったら、お願いします。






Fotolia


暴かれた中国の極秘戦略―2012年台湾乗っ取り、そして日本は…?




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 7月21日(火)のつぶやき | トップ | 7月22日(水)のつぶやき »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

東シナ海ガス田」カテゴリの最新記事