
公明党・山口氏が、創価学会・池田氏のつてを頼って、散々ほんろうされた末に習近平氏と面談しました。
従中卑日の韓国の特使とは笑顔ですんなり会って、山口氏とは帰国する最終日に、1時間半前に突然会談を決定する焦らし様。この時まで渡せていなかった安倍首相の親書を、ペコペコお辞儀を繰り返しながら、まるで臣下の礼の様に差し出す山口氏。
そして、会談内容については、習近平氏が日中首脳会談に前向きな発言をしたと、鬼の首を獲った様な山口氏の燥ぎ様。多くの日本のメディアも同様の報道。
一寸待ってください。
対日強硬派の習近平氏が、翻弄した山口氏が来たからといって、突然強硬姿勢を変える訳がないでしょう。
習氏が会談で話した条件、それを認識することの薄い山口氏や日本のメディア関係者向けに、追加説明している中国外務省の洪磊報道官の記者会見での念押しを聞き逃してはいけません。中国はむしろ、この条件に従う様日本に要求することが主眼で、中国に従えば会談してもいいよと言っているのです。更に、強行姿勢を一旦保留したのは、諸兄がご存知の、クリントン長官の日米同盟の抑止力発言の念押しが効いているのですね。
習総書記、首脳会談前向き 尖閣棚上げ狙う中国 日本世論形成、親中派を利用 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
中国外務省 日中関係改善に期待感 NHKニュース
順を追って整理してみましょう。
海ばかりでなく、空からの侵略というエスカレートした新たな侵略を始め、スクランブルする日本の自衛隊機が、国際ルールに則り警告射撃(信号射撃による警告)をしたら戦争になると脅す中国に、クリントン長官が、尖閣は日米同盟の対象と牽制しました。
これに対し中国外務省の洪磊報道官報道官が米国に対し、「言行を慎むように」と上から目線で反発しました。
今度は、米・国務省ヌランド報道官が、「中国はわれわれに懸念を向けるよりも、対話での問題解決を試みるため、日本政府とともに取り組むべきだ」と反論しました。
米報道官、尖閣で「言行慎め」の中国に反論(産経新聞) - 海外 - livedoor ニュース
米国の強い姿勢の抑止力が効いて中国は、武力での強硬姿勢を保留し、日本国内の「棚上げ」論の拡大の「世論戦」と対話姿勢を示す戦略に一端転換しました。
日本絡む報道は「淡々と」中国当局が国内メディアに指示 - MSN産経ニュース
棚上げ論者の中国招待を展開しはじめているようです。
山口氏面談も、その一貫ですね。
次に、首脳会談実現云々の話。
習近平氏は、「両国のハイレベルの指導者の交流という提案は大変重視し、真剣に検討したい。そのために積極的な雰囲気をつくることが大事だ。」と言っています。首脳会談は検討するが、そのための雰囲気造りが大事で、それが成し遂げられないと出来ないと言っているのです。首脳会談の雰囲気作りを最重要視しているのです。
それは、どんな雰囲気なのか。
中国外務省の洪磊報道官が記者会見で念押しをしています。洪報道官は「今回の重要な会談で、習総書記は日中関係が目指すべき発展の方向をはっきりと示した」として、「日本側には、中国と同じ方向に向かって進み、意味のある行動をとることで両国関係を回復させ、改善させることを希望する」と言っているのです。
「中国と同じ方向に向かって進む」とは、昨年末から言い始めているのですが、「領土問題の存在を認め、協議のテーブルに着け」ということです。
勿論、領土問題が在ると認めさせれば、日本の実効支配の現状はご破算となり、協議などしないで一方的に侵略を進めることは、南シナ海の例でも、東シナ海のEEZ境界でのガス田開発でも実証されていることです。
「棚上げ論」は、「棚上げ」に同意していないとする日本が、実は何もしないで放置してきていて、一方の言いだしっぺの中国は、「核心的利益」と宣言して国内法を制定し戦力を充実させ侵攻を開始したのであり、既に中国によって壊されているのです。
山口氏が習近平に面談のパフォーマンスをしたことで、日本や、日中関係にどれだけ効果をもたらしたのか。
連立与党にありながら、維新、みんなの台頭で影が薄くなりつつある現状で、都議選、参院選に向けて存在感をアピールできたのか。
民主党政権で、両国の首脳会談が立ち話レベルで行われるのがやっとの状況に陥り、最後には戦争に発展しかねない状況を招いた日中関係の改善に役立ったのか。
総理の親書を携えながら、日程をいいように翻弄され、臣下の礼をとらされてやっとこさ会ってもらう。あげくに、中国の言うことに従え。従えば会談をしてあげてもいいよと言われた。
公明党が創価学会の傘下の政党であることの公知。売国の外交姿勢。これでは、公明党の支持が逆に減ってしまうでしょう。
中国の言うことに従えと言われているのに、喜んでいる。日本の国益に通じる日中関係改善がなされたり道筋が見えたと言えるわけがないのに。
安倍内閣が、習近平が発している従中の勧めのシグナルを、正しく理解し対処されることを注目しています。
# 冒頭の画像は、「日本は、中国と同じ方向に向かって進み」と、習近平発言を補足説明する洪磊報道官

この画像は、アオジソ
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従中卑日の韓国の特使とは笑顔ですんなり会って、山口氏とは帰国する最終日に、1時間半前に突然会談を決定する焦らし様。この時まで渡せていなかった安倍首相の親書を、ペコペコお辞儀を繰り返しながら、まるで臣下の礼の様に差し出す山口氏。
そして、会談内容については、習近平氏が日中首脳会談に前向きな発言をしたと、鬼の首を獲った様な山口氏の燥ぎ様。多くの日本のメディアも同様の報道。
一寸待ってください。
対日強硬派の習近平氏が、翻弄した山口氏が来たからといって、突然強硬姿勢を変える訳がないでしょう。
習氏が会談で話した条件、それを認識することの薄い山口氏や日本のメディア関係者向けに、追加説明している中国外務省の洪磊報道官の記者会見での念押しを聞き逃してはいけません。中国はむしろ、この条件に従う様日本に要求することが主眼で、中国に従えば会談してもいいよと言っているのです。更に、強行姿勢を一旦保留したのは、諸兄がご存知の、クリントン長官の日米同盟の抑止力発言の念押しが効いているのですね。
習総書記、首脳会談前向き 成果焦った公明を翻弄 (1/26 産経)
中国共産党の習近平総書記が昨年11月の就任後、初めて会談する日本の政治家として公明党の山口那津男代表を選んだのは、昭和47年の日中国交正常化以来の両党の長い友好関係が背景にある。「訪中を首脳会談に結びつける」と意気込んでいた山口氏の面目は辛うじて保たれたが、最終日にようやく会談が設定されるなど中国側に翻弄された。
山口氏が沖縄県・尖閣諸島を「日本固有の領土」と主張することはなく、歴史認識問題でもくぎを刺された。会談実現を焦った山口氏の訪中が逆に安倍政権の対中外交の障害となる可能性もある。
「池田大作先生から年賀状をいただいた。とても感謝している」
習氏は会談冒頭、テレビカメラの前で公明党支持母体の創価学会名誉会長の池田氏の名前を持ちだした。山口氏は「くれぐれもよろしくお伝えください」との池田氏の伝言を述べた。池田氏は歴代中国トップと会談するなど中国と深い結びつきがある。
池田氏が公明党創立者として、39年の結党に際し注文をつけたのが「中国との国交回復の努力」だった。実際、公明党は田中角栄元首相による国交正常化に向け環境整備にあたった。それ以降、公明党・学会は、「日中友好の橋渡し」を使命とし、中国共産党との関係を重視してきた。程永華駐日大使は創価大留学生で、昨年4月に大学から名誉博士号を授与された。
習氏は23日には韓国の朴槿恵次期大統領の特使とも会談したが、山口氏同行筋は「特使との会談は短時間で、1時間だった山口氏を厚遇した」と強調する。
もっとも、会談が正式に決まったのは開始1時間半前。山口氏が前日までの中国要人との会談で、尖閣問題でどう発言するかを見定められていたといえる。
会談で山口氏は「棚上げ論」に触れることはなかったが、尖閣については一歩も引かないとしている安倍晋三首相との間に溝がある印象を与えたのは間違いない。
25日夜に帰国した山口氏は記者団に「目的は達した」と胸を張った。だが、日本側の主張を抑制することと引き換えで首脳会談が実現したとしても、そこに大きな意味はない。(北京 力武崇樹)
中国共産党の習近平総書記が昨年11月の就任後、初めて会談する日本の政治家として公明党の山口那津男代表を選んだのは、昭和47年の日中国交正常化以来の両党の長い友好関係が背景にある。「訪中を首脳会談に結びつける」と意気込んでいた山口氏の面目は辛うじて保たれたが、最終日にようやく会談が設定されるなど中国側に翻弄された。
山口氏が沖縄県・尖閣諸島を「日本固有の領土」と主張することはなく、歴史認識問題でもくぎを刺された。会談実現を焦った山口氏の訪中が逆に安倍政権の対中外交の障害となる可能性もある。
「池田大作先生から年賀状をいただいた。とても感謝している」
習氏は会談冒頭、テレビカメラの前で公明党支持母体の創価学会名誉会長の池田氏の名前を持ちだした。山口氏は「くれぐれもよろしくお伝えください」との池田氏の伝言を述べた。池田氏は歴代中国トップと会談するなど中国と深い結びつきがある。
池田氏が公明党創立者として、39年の結党に際し注文をつけたのが「中国との国交回復の努力」だった。実際、公明党は田中角栄元首相による国交正常化に向け環境整備にあたった。それ以降、公明党・学会は、「日中友好の橋渡し」を使命とし、中国共産党との関係を重視してきた。程永華駐日大使は創価大留学生で、昨年4月に大学から名誉博士号を授与された。
習氏は23日には韓国の朴槿恵次期大統領の特使とも会談したが、山口氏同行筋は「特使との会談は短時間で、1時間だった山口氏を厚遇した」と強調する。
もっとも、会談が正式に決まったのは開始1時間半前。山口氏が前日までの中国要人との会談で、尖閣問題でどう発言するかを見定められていたといえる。
会談で山口氏は「棚上げ論」に触れることはなかったが、尖閣については一歩も引かないとしている安倍晋三首相との間に溝がある印象を与えたのは間違いない。
25日夜に帰国した山口氏は記者団に「目的は達した」と胸を張った。だが、日本側の主張を抑制することと引き換えで首脳会談が実現したとしても、そこに大きな意味はない。(北京 力武崇樹)
習総書記、首脳会談前向き 尖閣棚上げ狙う中国 日本世論形成、親中派を利用 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
中国外務省 日中関係改善に期待感 NHKニュース
順を追って整理してみましょう。
海ばかりでなく、空からの侵略というエスカレートした新たな侵略を始め、スクランブルする日本の自衛隊機が、国際ルールに則り警告射撃(信号射撃による警告)をしたら戦争になると脅す中国に、クリントン長官が、尖閣は日米同盟の対象と牽制しました。
これに対し中国外務省の洪磊報道官報道官が米国に対し、「言行を慎むように」と上から目線で反発しました。
今度は、米・国務省ヌランド報道官が、「中国はわれわれに懸念を向けるよりも、対話での問題解決を試みるため、日本政府とともに取り組むべきだ」と反論しました。
米報道官、尖閣で「言行慎め」の中国に反論(産経新聞) - 海外 - livedoor ニュース
米国の強い姿勢の抑止力が効いて中国は、武力での強硬姿勢を保留し、日本国内の「棚上げ」論の拡大の「世論戦」と対話姿勢を示す戦略に一端転換しました。
日本絡む報道は「淡々と」中国当局が国内メディアに指示 - MSN産経ニュース
棚上げ論者の中国招待を展開しはじめているようです。
山口氏面談も、その一貫ですね。
次に、首脳会談実現云々の話。
習近平氏は、「両国のハイレベルの指導者の交流という提案は大変重視し、真剣に検討したい。そのために積極的な雰囲気をつくることが大事だ。」と言っています。首脳会談は検討するが、そのための雰囲気造りが大事で、それが成し遂げられないと出来ないと言っているのです。首脳会談の雰囲気作りを最重要視しているのです。
それは、どんな雰囲気なのか。
中国外務省の洪磊報道官が記者会見で念押しをしています。洪報道官は「今回の重要な会談で、習総書記は日中関係が目指すべき発展の方向をはっきりと示した」として、「日本側には、中国と同じ方向に向かって進み、意味のある行動をとることで両国関係を回復させ、改善させることを希望する」と言っているのです。
「中国と同じ方向に向かって進む」とは、昨年末から言い始めているのですが、「領土問題の存在を認め、協議のテーブルに着け」ということです。
勿論、領土問題が在ると認めさせれば、日本の実効支配の現状はご破算となり、協議などしないで一方的に侵略を進めることは、南シナ海の例でも、東シナ海のEEZ境界でのガス田開発でも実証されていることです。
「棚上げ論」は、「棚上げ」に同意していないとする日本が、実は何もしないで放置してきていて、一方の言いだしっぺの中国は、「核心的利益」と宣言して国内法を制定し戦力を充実させ侵攻を開始したのであり、既に中国によって壊されているのです。
山口氏が習近平に面談のパフォーマンスをしたことで、日本や、日中関係にどれだけ効果をもたらしたのか。
連立与党にありながら、維新、みんなの台頭で影が薄くなりつつある現状で、都議選、参院選に向けて存在感をアピールできたのか。
民主党政権で、両国の首脳会談が立ち話レベルで行われるのがやっとの状況に陥り、最後には戦争に発展しかねない状況を招いた日中関係の改善に役立ったのか。
総理の親書を携えながら、日程をいいように翻弄され、臣下の礼をとらされてやっとこさ会ってもらう。あげくに、中国の言うことに従え。従えば会談をしてあげてもいいよと言われた。
公明党が創価学会の傘下の政党であることの公知。売国の外交姿勢。これでは、公明党の支持が逆に減ってしまうでしょう。
中国の言うことに従えと言われているのに、喜んでいる。日本の国益に通じる日中関係改善がなされたり道筋が見えたと言えるわけがないのに。
安倍内閣が、習近平が発している従中の勧めのシグナルを、正しく理解し対処されることを注目しています。
# 冒頭の画像は、「日本は、中国と同じ方向に向かって進み」と、習近平発言を補足説明する洪磊報道官

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