反日デモの拡大が昼夜を問わず報じられています。橋下市長の言葉を借りれば、馬鹿コメンテータさん達は、自分の少ない知識・情報を元に、自分の価値観で、自分が住む平和ボケの国の政治体制環境を念頭に、勝手なギャラ目当てで受け狙いの発言を続けています。暴徒の価値観を取り上げたり、愛国無罪や、格差社会の落ちこぼれのガス抜きと知った風なことを、冷房完備でスーツを着ても汗もかかない場所で燥いでいます。
みのもんたは、コメンテータの話で司会者とは言われてないと燥いでいました。もちろんみのもんたを筆頭に、数々のワイドショーのMCが含まれていることは、言うまでもないことですね。冷静に対応と自分の都合の希望的発想をするのでしなく、冷静に、もっと深く、長い時間軸でのあらゆる可能性の分析が必要でしょう。
馬鹿コメンテータやMCの言っているのは、間違っているとは言いませんが、表面の現象の話です。
遊爺は、「核心的利益」に尖閣を追加すると公言した中国は、日本政府が何をしても強引な理由づけをして、日本攻撃の理屈にこじつけて、尖閣の侵略・奪取戦術の段階アップしてくると言ってます。そこに使われる軍事費を遙かに上回る公安費を使う一党独裁の体制で、コントロールがなされることは人民も承知しているはずで、何らかの繋がりがあってのデモ煽動や参加のはずです。
反日デモを焚き付けているのが、民意だとの口実を得て強硬策を行使したい政府なのか、胡錦濤・共青団の次期政権への支配力強化に対する江沢民・上海派の混乱作戦(胡錦濤政権誕生時の大規模反日デモも江沢民派の仕掛けとも言われている)なのかとさしたる根拠もなく言っていましたが、反日デモが共青団派の統治地域(広州、深セン)で過激化していると、宮崎正弘氏着目されていました。
そして、胡錦濤・共青団が優位とされていた新政権の政治局常任委員の椅子は、上海派(含太子党)が逆転したという情報も併せて提供されています。
宮崎正弘の国際ニュース・早読み(この土壇場で、また上海派の巻き返し?) [宮崎正弘の国際ニュース・早読み] - メルマ!
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反日暴動異聞(2)
強攻策で巻き返しを図った団派だったが、次期執行部は上海派が多数に
張徳江、劉雲山、張高麗が常務委入りし、王洋は落選した模様
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次期執行部は政治局常任委員七名(2名減員)が確定的となったようである。
団派4vs3となる勢いだったが、王洋(団派)が「年が若い」という理由で常務委員会入りが見送られ、土壇場まで競り合った劉延東(団派)もおちて、かわりに極左の劉雲山(上海派)がはいった模様と「博訊新聞網」(9月16日)が伝えた。
団派の少数派転落のバランスを取るために李克強が国家主席、軍事委主任につくと同紙は大胆かつ奇抜な予測をしている。こうなれば数では上海派に劣っても実質の権力は団派が握るという暗示である。
即ち次期権力中枢は、習近平が総書記、李克強が国家主席兼軍事委員主任兼国務院総理。
つぎに全人代委員長が張徳江。政協主席が王岐山。李源潮は国家副主席兼務中央書記と中央棟学校長、劉雲山が党紀委員。
そして張高麗は副総理という陣容だという。
もし次期執行部人事が、この通りだとすれば、習近平、張徳江、劉雲山、王岐山が上海派であり、団派は李克強、李源潮、張高麗の三人となる。
さらにもし、この人事が確定的であるとすれば、習近平土壇場の雲隠れは最後の調整だったのであり、16日の反日デモが王洋に代表される団派の統治地域で過激化(広州、深セン)しているポイントにも留意しておくべきだろう。
また暴徒化した過激行動、つまり日本企業焼き討ち、破壊工作が行われたのは、山東省、広東省、湖南省に飛び抜けて多いのも団派のリーダーが統治する行政区。さらに言えば、パナソニック、キアノン、イトウヨーカ堂などといった「親中派」企業が攻撃目標とされ、「日本企業はでていけ」と罵倒されたが、親中派の日本企業を意図的に狙ったことが分かる。
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この記事が、宮崎氏も指摘されるように本当なら、デモは江沢民の上海派が仕掛けていて、胡錦濤の共青団が崩されて逆転してしまったということになります。
6月下旬頃に挙げられていた候補者の推移は以下となりますね。
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共産党政治局常務委員の候補者リスト(①氏名(年齢)②現職③出身)
1 ①習近平(58)②国家副主席③太子党(習仲勲元副首相の息子) →○
2 ①李克強(56)②筆頭副首相③共青団 →○
3 ①王岐山(63)②副首相③太子党(銚依林・元副首相の女婿) →○
4 ①劉雲山(64)②中央宣伝部長③党宣伝部門 →○
5 ①劉延東(66)②国務委員③共青団 →×
6 ①李源潮(61)②党中央組織部長③共青団 →○
7 ①汪洋 (57)②広東省党委書記③共青団 →×
8 ①張高麗(65)②天津市党委書記③石油業界 →○
9 ①張徳江(65)②首相兼重慶市党委書記③江沢民派 →○
10 ①愈正声(67)②上海市党委書記③太子党愈啓威・元天津市長の息子) →×
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江沢民の上海派が挽回するとなると、以前の反日で国民の目を逸らす政治が復活することになります。
胡錦濤政権が誕生した時の反日デモも、江沢民が揺さぶりをかけるために仕組んだとの話もありますね。
尖閣の国有化が今回のきっかけですが、某番組で、山田教授と、元中国公使の宮家邦彦氏が出演しておられました。
実効支配強化に、船溜まりの建設が必要とする山田教授に、そんなことをしたら、デモは今のレベル以上になったと山田教授を蔑視する目線と口調で宮家氏が反論していました。
目前の騒動を避けることを優先し、ただただ恐れおののき現状に閉じこもり、まんまと中国の戦術にはまる外務省の姿が浮彫にされていました。
中国漁船団が「魚政」とともに出港したそうですね。先日の「海監」とも合流するのでしょうか。何隻くるのか、シミュレーションしたとは言え、物量・法整備の戦備不足の海保の力でどこまで上陸阻止できるのか。
民主党政府の無為無策の犠牲者の海保の前線の方々の生命が危惧されます。
時事ドットコム:警戒監視、警備を強化=大量の中国漁船出航情報で-監視船と対峙も・海保
# 冒頭の画像は、上海のユニクロが店頭に「尖閣諸島は中国固有の領土」と書いた紙を貼っている様子。
上海ユニクロ「尖閣中国固有領土」でカムフラ | YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア) |
この花の名前は、ヒメジョオン
↓よろしかったら、お願いします。
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