
日本の政権交代に対して中国が圧力をかけてきていますね。折々に少し触れてきていますが、靖国神社参拝、憲法改正(含、自衛隊の防衛軍改称)、尖閣諸島について取り上げて、抑止を一方的に強要してきていますね。更に、楊潔篪外相は人民日報に論文を寄せ、尖閣諸島国有化に対して「断固として日本と闘争する」と表明しています。中国高官は川上首相補佐官に、尖閣は「核心的利益」と明言し、尖閣を領土問題と認識し中国の棚上提案を無視すれば、「危険なことになる」と恐喝してきています。宣戦布告に近い看過できない発言です。
一方の安倍新政権は、「Jファイル」で尖閣への公務員の常駐等実効支配の強化推進を選挙戦で唱えていましたが、政権発足に向け、中国側の攻勢を聞き入れる(屈するはずはないのですが?)かの様に、トーンダウンしています。
参院選に向けての安全運転の名のもとに、中韓との軋轢を回避・問題の先送りという、福田、麻生政権が歩んだなにも実行しない路線に戻ってしまったかの様です。
尖閣・靖国に踏み込むな…中国、安倍氏揺さぶり : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
尖閣で対日闘争続けると表明 中国外相が外交論文で - 47NEWS(よんななニュース)
「尖閣提案を無視 領空侵犯の原因」「提案を拒否すれば危険なことになる」中国高官 - MSN産経ニュース
尖閣・竹島も慎重…安倍氏、靖国参拝見送り意向 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
安倍・新自民党政権も政権交代前の、福田・麻生政権やその後の民主党政権と同じ、口先だけの、先送り事なかれ主義なのかと懸念していますが、尖閣の護りでの海保の新体制が実行される様です。野田政権の決断なのか、海保(国交省)の判断なのかは不明ですが、持久戦となっている領域の管理競争という実効支配の強化策が実現されるのは、日本が尖閣を護るという意思表示となり、中国の攻勢へ一矢報いることになり、評価すべき施策ですね。
尖閣の実効支配については、国連で中国・韓国連合軍と日本とて議論を戦わせましたが、世界各国へのPR合戦と、近海や上空の管理(巡視・不法侵入者の排除)合戦が長期化しています。
1980年に配備され、今回応援で駆けつけている巡視船「いわみ」が、定期修理をする時間がなく、配管の漏水箇所を応急処理して尖閣の巡視にあたっている様子が報道されたりしていましたが、長期戦化への具体的施策の実施が遅れていました。
一方、中国の「海監」や「魚政」等の公船は、着々と増強が進められています。周恩来、小平が棚上げと言っていましたが着々と戦備を整え、準備が整ったら「核心的利益」と宣言して侵略を始めたのは中国です。いまも、戦備の増強は進めているのです。
【尖閣国有化】中国、3000トン級大型監視船を配備 - MSN産経ニュース
参院選の勝利を期し、慎重な安全運転と称するスタートを進める安倍政権。福田、麻生政権やその後の民主党政権の様な、口先で理想だけは立派なことを言い、検討するとか検討中とかで何も決まらず、何も実行されないことを繰り返さないことを願っています。
# 冒頭の画像は、尖閣諸島周辺の接続水域で11月29日午後3時すぎ、航行が確認された、排水量 3,600tの中国海洋監視船「海監137」

黒四の観光放水
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一方の安倍新政権は、「Jファイル」で尖閣への公務員の常駐等実効支配の強化推進を選挙戦で唱えていましたが、政権発足に向け、中国側の攻勢を聞き入れる(屈するはずはないのですが?)かの様に、トーンダウンしています。
参院選に向けての安全運転の名のもとに、中韓との軋轢を回避・問題の先送りという、福田、麻生政権が歩んだなにも実行しない路線に戻ってしまったかの様です。
尖閣・靖国に踏み込むな…中国、安倍氏揺さぶり : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
尖閣で対日闘争続けると表明 中国外相が外交論文で - 47NEWS(よんななニュース)
「尖閣提案を無視 領空侵犯の原因」「提案を拒否すれば危険なことになる」中国高官 - MSN産経ニュース
尖閣・竹島も慎重…安倍氏、靖国参拝見送り意向 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
安倍・新自民党政権も政権交代前の、福田・麻生政権やその後の民主党政権と同じ、口先だけの、先送り事なかれ主義なのかと懸念していますが、尖閣の護りでの海保の新体制が実行される様です。野田政権の決断なのか、海保(国交省)の判断なのかは不明ですが、持久戦となっている領域の管理競争という実効支配の強化策が実現されるのは、日本が尖閣を護るという意思表示となり、中国の攻勢へ一矢報いることになり、評価すべき施策ですね。
海保が尖閣専従部隊 対中、11管の巡視船増強 (12/24 産経)
尖閣諸島(沖縄県)周辺海域での中国公船の航行が常態化する中、海上保安庁が、同海域を管轄する第11管区海上保安本部(那覇市)に巡視船を増強配備し、中国公船への対応に当たる“尖閣部隊”を設けることが23日、分かった。海保幹部が明らかにした。中国公船の展開の長期化が懸念される中、専属的な対応が不可欠と判断した。
9月11日の尖閣諸島国有化後、台風通過など気象条件悪化のケースを除き、尖閣諸島周辺海域での中国公船の航行は常態化。領海侵犯も週1、2回のペースで繰り返し、すでに計19回に上る。
さらに、海洋監視機の領空侵犯など中国側の示威行為も多様化。また、対日強硬姿勢が懸念される習近平総書記をトップとする新体制も誕生した。
これに対し、海上保安庁は全庁を挙げて対応に当たる。当初は大漁船団の襲来も懸念されたことから、全巡視船艇(約360隻)の約1割に当たる約40隻を集めた。
大漁船団の襲来はなかったが、中国公船は引く気配を見せず、海保は情勢をみながら全国的な巡視船の運用を強いられている。
こうした状況に、海保幹部は「尖閣での中国公船とのにらみ合いの長期化は避けられない」と分析。一方で、海難救助や海上犯罪の取り締まりなど通常の業務も抱えていることから、このまま全庁的な対応を取り続けるのは困難と判断し、11管に巡視船を増強配備し、専門的に対応に当たらせる方針を決めた。
海保幹部は「中国公船に1対1で対応できる増強を行う」とする。海保では常時展開する中国公船は今後も5隻程度とみており、増強は少なくとも同程度になる見通し。
増強された巡視船などは、沖縄県の石垣島にある石垣海上保安部を拠点にするという。
尖閣諸島(沖縄県)周辺海域での中国公船の航行が常態化する中、海上保安庁が、同海域を管轄する第11管区海上保安本部(那覇市)に巡視船を増強配備し、中国公船への対応に当たる“尖閣部隊”を設けることが23日、分かった。海保幹部が明らかにした。中国公船の展開の長期化が懸念される中、専属的な対応が不可欠と判断した。
9月11日の尖閣諸島国有化後、台風通過など気象条件悪化のケースを除き、尖閣諸島周辺海域での中国公船の航行は常態化。領海侵犯も週1、2回のペースで繰り返し、すでに計19回に上る。
さらに、海洋監視機の領空侵犯など中国側の示威行為も多様化。また、対日強硬姿勢が懸念される習近平総書記をトップとする新体制も誕生した。
これに対し、海上保安庁は全庁を挙げて対応に当たる。当初は大漁船団の襲来も懸念されたことから、全巡視船艇(約360隻)の約1割に当たる約40隻を集めた。
大漁船団の襲来はなかったが、中国公船は引く気配を見せず、海保は情勢をみながら全国的な巡視船の運用を強いられている。
こうした状況に、海保幹部は「尖閣での中国公船とのにらみ合いの長期化は避けられない」と分析。一方で、海難救助や海上犯罪の取り締まりなど通常の業務も抱えていることから、このまま全庁的な対応を取り続けるのは困難と判断し、11管に巡視船を増強配備し、専門的に対応に当たらせる方針を決めた。
海保幹部は「中国公船に1対1で対応できる増強を行う」とする。海保では常時展開する中国公船は今後も5隻程度とみており、増強は少なくとも同程度になる見通し。
増強された巡視船などは、沖縄県の石垣島にある石垣海上保安部を拠点にするという。
尖閣の実効支配については、国連で中国・韓国連合軍と日本とて議論を戦わせましたが、世界各国へのPR合戦と、近海や上空の管理(巡視・不法侵入者の排除)合戦が長期化しています。
1980年に配備され、今回応援で駆けつけている巡視船「いわみ」が、定期修理をする時間がなく、配管の漏水箇所を応急処理して尖閣の巡視にあたっている様子が報道されたりしていましたが、長期戦化への具体的施策の実施が遅れていました。
一方、中国の「海監」や「魚政」等の公船は、着々と増強が進められています。周恩来、小平が棚上げと言っていましたが着々と戦備を整え、準備が整ったら「核心的利益」と宣言して侵略を始めたのは中国です。いまも、戦備の増強は進めているのです。
【尖閣国有化】中国、3000トン級大型監視船を配備 - MSN産経ニュース
参院選の勝利を期し、慎重な安全運転と称するスタートを進める安倍政権。福田、麻生政権やその後の民主党政権の様な、口先で理想だけは立派なことを言い、検討するとか検討中とかで何も決まらず、何も実行されないことを繰り返さないことを願っています。
# 冒頭の画像は、尖閣諸島周辺の接続水域で11月29日午後3時すぎ、航行が確認された、排水量 3,600tの中国海洋監視船「海監137」

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