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遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

オバマ大統領のアジア歴訪は、「リバランス(再均衡)政策」への再回帰強調が目的

2014-04-22 23:58:58 | EEZ 全般
 オバマ大統領は、明日夜の来日を皮切りに、韓国、マレーシア、フィリピンの4ヵ国を歴訪します。  「リバランス(再均衡)政策」を打ち出しながら、第二次政権の誕生とともにその方向性が揺らぎ、パンダハガーの登場や、中国とのG2時代への取り組みが取りざたされる情勢が懸念されていました。  しかし、今回の4ヵ国歴訪では、中国への牽制を表に出し、再度「リバランス(再均衡)政策」への取り組み強化をアピールするのだそうです。  中国が強める脅威に直面する、日本やフィリピンの要請に応じながら、オバマ政権の重要政策である、輸出拡大による国内の雇用の増加を達成するための、TPP交渉の促進という米国の国益推進も目的なのですね。 . . . 本文を読む
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南シナ海の領有権争い 中国を提訴したフィリピンを日本政府が支持表明

2014-04-12 23:21:07 | EEZ 全般
 南シナ海全域の領有権を主張する中国に対し、パラセル(西沙)諸島では台湾とベトナムが、スプラトリー(南沙)諸島ではフィリピン、マレーシア、ブルネイが領有権を争っていて、ベトナムと中国は戦火を交えたこともありますし、フィリピンもしばしば艦船の睨みあいを演じ、ついには常設仲裁裁判所へ提訴していました。  微妙に第三国の立場をとりながらもフィリピンを支援してきた日本が、フィリピンを支持すると明言したのは、その英断を讃えるべきだと拍手を贈ります。 . . . 本文を読む
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中国監視船が比補給船を妨害

2014-04-05 23:58:58 | EEZ 全般
 南シナ海のフィリピンと中国とのスプラトリー諸島を巡る領有権争いでは、中国が一段と攻勢を強めているのだそうですね。  アユンギン礁の実効支配をするための比兵士への補給船の行動を、中国の監視船が妨害しているのだそうです。座礁船を使って駐留し実効支配を維持する比も頑張っていると感心します。しかし、更にその上を行く、中国監視船の危うい挑発行為は、まさにアジアの平和の現状を破壊するものです。  各国がこぞって、中国への抑止力を高める必要がありますが、米国も力を強めようとしている様ですが...。  これは決して対岸の火事ではなく、次は尖閣諸島で発生するものと、日本も準備を急がねば枕を高くして眠れませんね。 . . . 本文を読む
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続 台湾の"ひまわり革命" 「太陽花学運」が健闘している

2014-03-31 23:19:43 | EEZ 全般
 台湾の"ひまわり革命" 「太陽花学運」が健闘していると感嘆と声援を書かせていただいていました。  その後も活動は衰えを見せず、力強く継続されていますね。一介の老人の遊爺に出来ることは見つかりませんが、せめてもの声援の気持ちの表明として、内容の進展は少ないのですが、関連記事を備忘録としてアップします。  世界中で、ひとりでも多くのかたが中国の併合へ向けた侵略への台湾の方々の抵抗を知っていただき、覇権拡大をひた走る中国への抑止となる声が増えることを願う小さな小さな声援のつもりです。 . . . 本文を読む
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露のクリミア強奪は、日本の領土問題を世界にPRする好機だ

2014-03-26 23:58:58 | EEZ 全般
 ロシアのクリミア強奪がプーチン氏のペースで、とんとん拍子で進められました。この後、ウクライナ東部の強奪まで続くのか、余談を許されませんね。  G7がロシアを孤立化させる方向で進む中、プーチン氏と急接近して北方領土問題の解決を進めようとする安倍首相は、欧米との板挟みに陥り、苦しい外交を求められているとの見方が大勢です。民主党政権時代の歴史的大失政でメドベージェフの北方領土上陸を許し、これまで積み重ねてきた日露の交渉を全て覆してしまう事態に陥っていたものを復元し、交渉の再開にこぎつけた暁に勃発した、クリミア強奪。遊爺も、時期が悪い、安倍首相は苦しいし、中国はニンマリしながら様子を観ていると思いました。  しかし、ピンチの裏にはチャンスがあるではありませんが、この第一次大戦前夜にも似た状況は、ロシア、韓国、中国による、日本近海の領土問題を世界に知ってもらうチャンスだという記事があります。  ピンチを逆利用してチャンスに変えてしまう。「経済一流政治は三流」と揶揄される日本、政治をせめて二流くらいにするための戦略と英断で、積極外交を展開していただき、ロシア、韓国、中国の不法占拠や不法侵入の現状を世界に喧伝していただける事を願います。 . . . 本文を読む
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中韓首脳会談を、オバマ氏はどう受け取るべきか

2014-03-25 23:24:33 | EEZ 全般
 日米韓の三ヵ国首脳会談をセットしたオバマ氏。勿論、北朝鮮や中国の武力暴走への抑止力として、日米韓の参加国の連携を強めようとしての仲介です。在日米軍の戦力があってこその韓国の安全保障抑止力なのですから、日韓の連携が韓国の安全保障には不可欠であることは、韓国軍も認識していますし、日本の自衛隊と韓国軍は、銃弾の貸し借りで明らかになった様に、いざと言うときの連携は出来ています。李明博政権末期に、「軍事情報包括保護協定」が締結直前にキャンセルされた様に、政治面では韓国の離日が顕著です。  中国の、日米韓の連携を崩す作戦に、韓国はまんまと嵌められています。  そこで、オバマ氏が日米韓の三ヵ国首脳会談を強引にセットし、連携の修復を図ったのでしたね。  ところが朴槿恵は、その前に中韓首脳会談をし、中韓が連携して反日行動を強化する様話し合っているのです。これは、米国の労をあざ笑う行動であり、反日を通り越して、侮米行為といえるでしょう。 . . . 本文を読む
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台湾の"ひまわり革命" 「太陽花学運」が健闘している

2014-03-24 23:31:15 | EEZ 全般
 中国と台湾が調印した「サービス貿易協定」に反対する学生らが立法院を占拠している状況が長期化しています。「太陽花学運」と呼ばれるこの運動は、台湾の"ひまわり革命"になるのでしょうか。  日本ではかつて「日米安保条約反対運動」で安田講堂たてこもり事件がありました。「サービス貿易協定反対運動」は、資本力のある中国企業によって台湾企業が支配され、やがては政治的に取り込まれかねないとの強い危機感を持っての行動。  中国の「三戦」戦略は、台湾併合の為に産まれたものですが、中国は更に絡め手を増やし、「経済戦」(遊爺が勝手に追加した名前)でも攻略を強めているのですね。  この「経済戦」は、札束外交でアフリカ諸国など新興国を新帝国主義で配下に収めたり、貿易で世界各国をひきつけ、米国にパンダハガーの繁殖を産むに至っています。 . . . 本文を読む
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石破幹事長 「アジア版NATO」に言及

2014-03-07 23:58:58 | EEZ 全般
 世界の警察の役割を放棄したオバマ政権の米国と、その間隙を突いて世界制覇を狙い台頭する中国の話をこのところ取り上げています。内向きに転じた米国を念頭においた日本の安全保障はどうあるべきかと言う課題に、「防共回廊21世紀版」や「アジア版NATO」を提唱してきました。  この「アジア版NATO」について、石破幹事長が国会内で開いた会合で「中国の国防予算が伸び、米国の力が弱まる。この地域では中国とのバランスを取らねばならない」と述べ、「アジア版NATO」に言及されたのだそうですね。 . . . 本文を読む
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中国 南シナ海では漁業法を強化し取り締まりを宣言

2014-01-10 23:04:06 | EEZ 全般
 中国が、東シナ海で、防空識別圏を設定し、しかも国際法では通航が自由な公海上や、日本の領空の尖閣上空での通航に民間機にも届け出を要求し、違反し警告に従わなければ「防御的措置」をとるとしたことは衆知のことですが、こうした覇権拡大行為の南シナ海への拡大が懸念されていました。  そうした状況のなかで、南シナ海では、中国・海南省が「中華人民共和国漁業法」の実施規則を改訂し、管轄水域に進入し、漁業生産や漁業資源調査を行う外国人、外国漁船は、国務院(政府)の関係部門の許可を得なければならない」と規定・施行しました。違反した場合の罰則を定め、警察当局による航路の変更や航行の停止を命じることも出来るとの報道もあり、ベトナムの漁船が漁獲した魚や漁具を没収されています。 . . . 本文を読む
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日印 中国を視野に防衛協力関係を強化

2014-01-07 23:58:58 | EEZ 全般
 中国の海洋覇権拡大への抑止策として「21世紀版防共回廊」を提唱していました。  安倍政権は、すでにこのことを念頭においているようで、中国の近隣諸国との交流の強化を推進し、安倍首相も自ら行動しています。  中国が、東シナ海や二と太平洋に注力させないために、西からの圧力を書いていましたが、南のインドからの圧力は、アジアの大国によるもので、日本と両大国が連携することは、大きな抑止力となりますね。 . . . 本文を読む
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日本とASEAN諸国で、中国の対外拡張を牽制

2013-12-21 23:45:38 | EEZ 全般
 日本・東南アジア諸国連合(ASEAN)特別首脳会議が東京で開かれました。共同声明では、名指しは避けたものの、中国の防空識別圏設定を念頭に、公海上空での「飛行の自由」や「民間航空の安全」を確保するため、協力する方針が明記されました。親中のカンボジアやラオス、タイまでもがこの共同声明に加わったのにはちょっぴり驚きました。  ASEAN全ての国々を歴訪し、今回は各国の首脳が東京に参集しての会議となり、安倍首相がASEAN各国との連携を深めようと努力されていることが形として示されました。  国内の各紙はそろって賞賛しています。手放しで今後の展開に期待しているかの様な様子もみえるものもあります。     . . . 本文を読む
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安倍首相 カンボジア、ラオスと「南シナ海行動規範」早期締結で合意

2013-11-18 23:01:18 | EEZ 全般
 安倍首相がASEAN 10ヵ国の訪問を達成しました。カンボジアとラオスが最後となったのは、親中国とみなされるからかどうかは不明ですが、カンボジア、ラオス歴訪には政府内に慎重論もあったのだそうですが、首相は「このままでは両国とも完全に中国側に行ってしまう」と押し切っての訪問だったのだそうです。  そして、ASEAN外相会議で、カンボジアが議長国の時に紛糾し史上初めて共同声明が出せなかったという、南シナ海の領土問題に係る「南シナ海行動規範」について、早期締結を求めることで両国の首脳と一致した共同声明を発表したのですね。これは日本のみならず、ASEAN諸国にとっても大きな成果です。カンボジアの対中関係を心配してしまいます。 . . . 本文を読む
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中国が露、印、モ首脳を招聘 安倍外交に対抗

2013-10-23 23:55:46 | EEZ 全般
 中国が近隣国のロシア、インド、モンゴルの首脳を相次いで招待し札束外交を展開しています。安倍総理が、中国の近隣国を歴訪して中国包囲網形成外交を展開していることへの巻き返しなのでしょう。安倍総理が訪問したのに対し、招待=呼びつけて札束を切っているところはいかにも今をときめく中国らしいやり方です。  中国の札束に屈して参内するかに見える3国ですが、そうたやすく屈する国ではないことは諸兄がご承知の通りです。しっかり油揚だけ頂戴と国益重視のしたたかな狙いがあるようです。 . . . 本文を読む
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中国のフィリピンいじめ 一段と陰湿さを加速

2013-10-02 23:56:32 | EEZ 全般
 南シナ海のスカボロー礁の領有権を巡り、フィリピンが国連海洋法条約に基づいて提訴し、常設仲裁裁判所で審理が始まっていることは、諸兄がご承知の通りです。中国は拒否していますが、仲裁裁判は一方の当事国の通告で手続きが始まるのですね。  このため中国は、フィリピンのバナナの輸入を禁止したり、中・ASEAN博覧会でのアキノ比大統領訪中に裁判の取り下げを条件づけるなど、いじめを開始していました。  同様に南シナ海での領有権争いをしている国々に対し、ベトナムとは対立と経済面での懐柔の二面作戦で接触していましたが、バリ島でのAPEC首脳会議を機に、これまで訪問していなかった、インドネシアやマレーシアを訪問することで、フィリピンだけ首脳会談を実現させないという、陰湿ないじめ外交に出てきたのだそうですね。 . . . 本文を読む
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中国の接近阻止・領域拒否に対抗する米の戦略「ASB」予算不足で作戦変更 日米は大丈夫?

2013-09-17 23:57:57 | EEZ 全般
 米国に太平洋を二分割して統治しようと、国家主席が持ち掛ける国になった中国。米国に対しては、DF-21対艦弾道ミサイル(ASBM)を備え、接近阻止・領域拒否(A2AD)を強化していました。米国はその対抗策として、中国軍のミサイルや戦闘機の到達範囲外から軍事基地を攻撃する構想「ジョイント・エア・シー・バトル」(ASB、統合空海戦闘)の構築を唱えていました。  ところが、議会の軍事費削減要求により、その構築を断念し、新たに「オフショア・コントロール」(Offshore Control' OC)で、「中国封じ込め」作戦に変更するのだそうです。  急拡充される中国の軍備に、日本単独では対抗不能となり米国へ依存するなか、日米の合同でも軍事バランスの維持が苦しくなりつつある様です。 . . . 本文を読む
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