遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

続 台湾の"ひまわり革命" 「太陽花学運」が健闘している

2014-03-31 23:19:43 | EEZ 全般
 台湾の"ひまわり革命" 「太陽花学運」が健闘していると感嘆と声援を書かせていただいていました。
 その後も活動は衰えを見せず、力強く継続されていますね。一介の老人の遊爺に出来ることは見つかりませんが、せめてもの声援の気持ちの表明として、内容の進展は少ないのですが、関連記事を備忘録としてアップします。
 世界中で、ひとりでも多くのかたが中国の併合へ向けた侵略への台湾の方々の抵抗を知っていただき、覇権拡大をひた走る中国への抑止となる声が増えることを願う小さな小さな声援のつもりです。

 
台湾の"ひまわり革命" 「太陽花学運」が健闘している - 遊爺雑記帳
 
台湾 大規模デモ 総統府前に11万人超 黒シャツ着用 「密室協定」批判 (3/31 産経)

 
【台北=吉村剛史】台湾が中国と結んだ「サービス貿易協定」に反対する台湾の学生らが立法院(国会に相当)議場を占拠している問題で、学生らが全土に呼びかけた大規模抗議デモが30日、台北の総統府前で行われた。警察当局によると11万人超が参加。同協定の承認をめざす馬英九政権にとって打撃となりそうだ。

 学生側は35万人以上が参加したと主張している。
 「弱小産業の切り捨てにつながる」と同協定に反対している学生らは、委員会審議を打ち切った与党、中国国民党を非難。協定は事前協議を経ていない「黒箱(密室)協定だ」と批判するなど、デモ参加者の多くは黒シャツ姿で臨んだ。
 最大野党、民主進歩党の幹部らも姿を見せ、反対運動の象徴となっているヒマワリの花を手に「民主主義を守れ」「サービス貿易協定反対」と連呼。学生らのリーダー、林飛帆氏(25)は、中台の協定を監視する「新法の下での再審議」などを要求し、立法院の占拠継続を表明した。
 一部学生が23日夜に行政院(内閣)庁舎に突入した際は強制排除で多数の負傷者が出たため、当局はデモを「理性的、平和的」に行うよう呼びかけつつ、不測の事態に備え警察官数千人を投入した。
 一方、協定承認をめざす国民党関係者も、台北市内でデモを行い「議場を返せ」と訴えた。
 馬英九総統は29日夜の記者会見で、改めて協定撤回を拒否したが、中台協定を監視する制度については「(5月末の立法院の)会期終了前の法制化を支持する」と学生らの要求に一部応じる姿勢を示した。だが、占拠を続ける学生らは不十分だと主張、混乱収束のめどは立っていない。


台湾 大規模デモ 学生運動 草花の名、掲げる 3度目…今回は「ヒマワリ」

 台湾の総統府前で30日行われた大規模デモで、中核となったのは、3月18日から立法院を占拠している台湾大学などで組織された野党色の強い学生運動だった。1987年の戒厳令解除後、台湾での学生運動は今回で3度目。いずれも草花の名を掲げている。中国国民党政権による内政運営や中台関係への影響が注目される。
 シンボルの花から「ヒマワリ学生運動」(太陽花学運)と銘打った今回は、台湾大学大学院生の林飛帆氏らが指導。行政院突入で逮捕者を出した後も馬英九総統との対話を拒み、30日のデモまで学生の動員態勢を維持した。
 台湾では、「世界最長」とされた49年から87年までの戒厳令下で、学生運動を含む当局批判の街頭活動が全面的に規制されてきた。違反したケースでは憲兵隊による鎮圧や、首謀者の軍法会議での処罰が80年代初めまで繰り返された。
 戒厳令後で最初の学生運動は、90年3月、約6千人の学生が台北中心部の当時の国民党本部周辺で繰り広げた「野ユリ学生運動」(野百合学運)だった。1週間に及んだ座り込みは、当時の国民党独裁体制を支えた「国民大会」の廃止や、国共内戦体制の根拠だった憲法臨時条項の撤廃など、本格的な政治の民主化を要求。当時の李登輝政権は、学生が求めた民主化を段階的に実行に移した。
 2度目は、2008年11月をピークとした「野イチゴ学生運動」(野草苺学運)だ。発足間もない馬英九政権に対し、対中政策や集会規制などをめぐり抗議。今回の運動を指導する林飛帆氏らは「大学時代に参加した野イチゴ運動に啓蒙(けいもう)された」と発言。30日も当時と同じ黒服姿でのデモ参加を呼びかけるなど、これまでの学生運動を受け継ぐ姿勢を示した。(山本秀也)



 大規模な学生運動は、今回が3回目で、過去も花の名前が付けられているというのは、洒落ていますね。

 前回書いた、中国共産党の「三戦」にプラスした、「経済戦(遊爺の独断の命名)」による併合戦略に気づき、「サービス貿易協定」に反対する学生と民進党。
 抵抗運動が長続きし、衰えをみせないのは、その抵抗運動への支持が多いということの証ですね。
 中共が、2012年の台湾併合を目標としていて、遅ればせながらも併合に向け仕掛けてきた、「経済戦」だとは、日本にいて新聞などのメディア情報しか入らない遊爺でさえ思い当たるのですから、台湾国民の方々であれば、ご自分の身にふりかかってくることですから、敏感に感じ取っておられることなのでしょう。
 
 広く世界の世論に訴えて、中国の侵略を知ってもらうとともに、連携して中国の覇権拡大を抑止せねばなりません。
 米国に安全保障を依存しながらも、経済優先で中国に擦り寄る「コウモリ・韓国」。この異常な二国を近隣に持つ台湾と日本。引っ越すわけにはいきませんから、協調して、米国はもとより、他国と連携を強化していかねばなりませんね。

 「太陽花学運」が、どこまで続くのか。馬政権はどの様にして学生を説得して収束させるのでしょう。学生さんたちは、落としどころは、どのレベルを目標としてかかげて闘っているのでしょう。
 尖閣を持つ日本としては、注意深く見守ると共に、国防の為の備えを唱えねばなりません。


 


 冒頭の画像は、東京・代々木公園で中国とのサービス貿易協定の撤回を訴える台湾人留学生等
台湾学生デモ、日本で留学生ら呼応 300人超「民主主義守ろう」 - MSN産経ニュース



  この花の名前は、ハナスベリヒユ


↓よろしかったら、お願いします。



Fotolia


暴かれた中国の極秘戦略―2012年台湾乗っ取り、そして日本は…?



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