コミニュケーションに違いを創る
という内容のセミナーに参加してきました。
実は参加前に・・・・
「私はどちらかというとコミニュケーション力には自信がある。
歯科医師を20年以上していて、2万人以上の患者様と会話してきた。
お年寄りもいるし、若者もいるし、赤ちゃんだっている。
男性、女性、日本人、外国人....
関わった全ての方が全員違う思考、価値観を持つのも理解している。
・・だから今更コミュニケーションセミナー?」
と思っていました。(今から考えるとお恥ずかしい。)
そんなことを思いながらも、何か自分に変化が欲しかったのでしょうね、友人に勧められ参加しました。
参加した結果、
自分は何も分かってない!とんでもなかった!と判明。
私が持っていた「自信あるコミニュケーション力」は、偽物でした。
人は、常に自分の内側で会話している。
何か考えていますよね、無になる事ってそうない。
何か話題があった場合も
自分の過去の記憶や経験(=自分の価値観)を無意識に引き出し
こういうものだろう
こんなものだろう
と、自己判断し、コミュニケーションをすすめていく。
つまり、物事を自分の価値観(世界観)に置き換えて思考していくのだ。
会話でそれを無意識に繰り返すことにより、
相手の考えは薄まり「自分の考え」に変わっていく。
「あの人はどうしてこうなんだろう?」
「なぜ分かってくれないの?」
という疑問を抱くことがありますよね。
それは完全にこのパターンで、相手の世界を自分の世界に置き換えてしまうからです。
自分で相手との関係に「領域」を決めてしまい、
物事をその中で解決しながらコミニュケーションをとってしまう、
無意識に。
そこには「相手の世界を尊重する」コミュニケーションは存在しない。
人間である上
「無意識の内側の会話」は必ずあるはずだし、
「自分の世界に置き換えての思考パターン」も無意識的に行う。
しかしそれらを「今、自分はしている」とを理解しながらコミュニケーションを取るのと、
知らないでいるのでは雲泥の差がある。
理想的には
コミュニケーションを取るときは、
自分の領域にある世界観をいったん空っぽにして、さらにスペースを拡げてから
相手を受け入れ(承認)
自分の世界観を混ぜこめずに
「相手の世界をただ聴く」
「そして、まずは自分の世界を介入しないでコミュニケーションをとる。」
これが出来れば、コミュニケーションに違いを創れます。
それには練習が必要ですが、人生にも大きな違いができます!
私だけでなく、私に関わる全ての方が幸せになれます。
楽しみながらコミュニケーションに違いを創ろう!!と思った夏ですよ!!
東京都文京区千駄木 削らない痛くない歯医者さん ゆりの木歯科医院HP