歯医者さんでよく
「いんしょう取ります~。」
という言葉を耳にすると思います。
いんしょう?印象?なにそれ??
・・と思う方が多い、と聞きました!
印象は歯科用語で「型どり」という意味です。
粘土のようなもので歯型を取ることですね(#^^#)
取った歯型は、石膏を流します。
こちらは上下の歯型を取ったものです。
今回は「診断用模型」を作るのが目的です。
(診断用模型を、歯科用語でマルモといいます)
黄色い粉が石膏。
石膏に混ぜる水は、
正確にメスシリンダーで測ります。
少しでも水が多かったり少なかったりすると、石膏模型の精度が下がるからです。
さらに、石膏を真空状態になる器械(真空練和機といいます)で混ぜます。
多くの歯科医院はこの器械を使わずに、ボールとヘラで混ぜる「手練」が主流です。
細かい所まで「気を抜かない」ゆりの木歯科医院のちょっとしたこだわりです(^-^)
正確に練和された石膏は、カスタードクリームのようなとろみがあります。
これを振動させる器械(バイブレーター)の上で、
慎重に、慎重に流してゆきます。
この作業は最も重要な手作業であり、作業が失敗し模型の中に気泡が入ると
その模型は使えなくなる場合もあります。
つまり、今までの全工程が無駄になるのです(>_<)
ですからこの作業の担当者は超真剣!!
瞬きもせずに息も止めるくらい集中して
この「石膏流し」をしてくれます。
1時間もすると石膏が固まります。(その間は湿箱に保管します)
ピンクの粘土(印象材)を剥がし、ようやく模型が完成!
模型は治療計画を練ったり、詰め物や被せ物を作ったり・・と多用されます。
日々このような
細か~~~い作業を完璧にこなすゆりの木メンバーは手前味噌ですが
すごい集中力です!!
感謝・感謝の毎日です(≧▽≦)
歯科医院の舞台裏でした。