歯科衛生士の田鹿です。
「10日間で虫歯ができた...!?その2」の続き、
ドックベストセメント塗布の当日を迎え
その時に撮った写真がこちらです。
お分かりでしょうか。
初診時と同じ右下の小臼歯ですが、新しく初期の虫歯が出来ています。
上:10日後
下:初診時
なぜ10日間で新しく初期虫歯が出来てしまったのでしょうか。
初診時にお話を伺った所、コーラが大好きで毎日飲んでいるとのこと。
このままでは虫歯が新しく出来て、
今ある虫歯も進行してしまうのでやめましょうとお伝えしました。
2回目で現状を確認しましたが、
飲む量は減ったもののやはり飲んでいるとのことでした。
10日間で新しく出来た虫歯は、
長い期間かけてエナメル質が徐々に溶けて弱くなっていったからであり、
今までの食生活や生活習慣やホームケア等の要因が蓄積して
ついに現象化(=虫歯)した結果なのです。
では、先ずは嗜好飲料の糖分量についてです。
コーラには砂糖が多く含まれていて、
歯には良くないだろうというのは皆様お感じになることと思います。
写真のように、多くの嗜好飲料には思った以上に糖分が含まれています。
よく言われていることではありますが、
糖をエサにして酸を出し、歯を溶かすのが虫歯なので、
そのエサとなる糖を控えることは虫歯を作らない為にとても大切です。
また、虫歯だけでなく、
糖分の摂り過ぎは糖尿病や高血圧などの生活習慣病のリスクが高まることがわかっています。
私たち人間の生命維持に糖分は欠かせないものではありますが、
普段の食事で糖分を摂取しているので、
しっかり食事をとっている方は、
甘いものを飲食しなくても糖分が不足することはまずないと言われています。
続いてpH値です。
普段の飲食物のpHを気にされたことはありますか?
野菜や果物をはじめ、多くの食品が酸性なため、飲食すると口の中は酸性に傾きます。
そして嗜好飲料のpHはかなり酸性よりです。
中でもコーラ飲料のpHは2.2であり、胃液の値にかなり近い数字です。
エナメル質は写真の通り、エナメル質臨界pH5.5を下回ると溶け始めるのです。
(酸蝕症について :
https://blog.goo.ne.jp/yurinoki-dc/e/fd2dd93bd14b9fe313ff0032bf89e0f0/?st=1)
虫歯は糖分を控えれば出来ない訳ではなく、様々な要因で起こります。
歯ブラシをしていたのに虫歯が出来てしまった場合、
普段摂取する物の栄養価だけでなく、
糖分量やpH値の点からも食生活を見直してみたり、
ダラダラ食べをしていないかなど摂取の仕方にも気を配ってみましょう。
そしてご自宅では、ポイックウォーターでの細菌のコントロールと、
オーラループでの再石灰促進という、最上のホームケアを続けられてください!
当院では適宜、栄養指導を行っています。
管理栄養士も在籍しておりますので、
食生活の上でもご質問等ございましたら、
お問い合わせください
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