のんびり散歩

ぶら~りと歩きながら、家々のガーデニングを楽しみです。

別れ

2017-08-10 11:15:12 | 日記

あの日から一週間余が経ちました。

あの日(8月4日)携帯電話にAさんから (ある人の死)を知らされました。

Aさんは、先輩にあたる同僚で長い間一緒に働いていた人です。

(ある人)とは 以前お世話になった職場の「社長」です。

「社長」が、脳梗塞で倒れられたのは 平成21年の12月でした。

脳梗塞の後遺症は {重く、厳しい}・・人生が一変しました。 

右半身不随は利き手の自由を奪い 立つことも出来ずにベッドに身を臥す

日々が始まりました。

更に、言語をつかさどる機能がマヒしたせいで

声と言葉を失いました。 アーとかウーの声も出ません。

治療と リハビリを続ける闘病は 8年間余の長い年月でした。

 

当初は自宅療養が 数年間続き 体調を崩すたびに短期入院を

繰り返すも、「回復の兆し」はなく 痩せて弱々しい姿から

”笑顔”が消え、無表情となり 話しかけに 目をパチパチさせて応える

「会話のキャッチボール」がなくなりました。

その頃から{見舞い⇒会いに行く}のを ためらい

遠慮する自分がいました。

 

昨年の2月に「誤嚥性肺炎」を発症し病院からそのまま

「施設に移動」された事は 奥様から聞き案じていました。

ずーと、寄り添い心を尽くされた「奥様」にエールをおくります。

いつかは来るであろう(別れ)は心の隅で覚悟をしてはいたものの、

すぐには受け入れることが出来ずにいました。

 

昔の同僚達4人で、弔問からお通夜、そして告別式に参列しました。

奥様は 喪主として 今まで涙を見せずに気丈に振る舞われました、が、

最後のお別れの時、人目も気にせず「棺にもたれかかり ご主人さまの

お顔」に触れながら声をあげて泣かれました。。

別れの儀は、参列の皆さんの嗚咽とすすり泣く声が聞こえて

悲しいお別れとなりました。   

 

   8月3日 17:16 侘  享年69歳  合掌