朝、天気予報を見なかったので、
子供たちに傘をもたせていませんでした。
午後から雨が降り出し、傘なしで帰るにはちょっと
かわいそうかな…という微妙な雨模様。
やきもきするくらいなら、傘を置いてこようと思い
折りたたみをふたつ持って、学校へ向かいました。
絶対に気がつくようにと、
ふたりの靴の中に傘をつっこんでおきました。
ちょうど2年生の下校時間だったので、
校舎の昇降口でチョコを待っていると
体育館で6年生が体育をしているのが見えました。
フロアの端から端までの間を走って行ったり来たり。
おおっ。これがウワサのシャトルランか~
運動会が終わって、子供たちは体力測定が初まり、
なかでも一番きついのがこの「シャトルラン」だそう。
「シャトルランってどういうの?」
子供たちから説明を聞いても、イマイチ話がよく飲み込めなくて
ちょっと消化不良だったワタシ。
なるほど、このことを言ってたのね~
20メートルの距離を、決まった速さで往復。
遅れないで何回できるかという、限界が試される
過酷な(?)メニュー。なるほど、これはバテバテになるわ~。
百聞は一見にしかず。です。すごくスッキリ~
そのうち、2年生たちがぞろぞろ降りてきました。
見ると、女の子が号泣しています
それも、ひとり、ふたり…え??何人も泣いてる!
2人に1人の女子が、顔を真っ赤にして、オンオン泣いているんです。
一体何があったの?!
「あのさ~、4組の先生が辞めちゃうんだよ。
だからねー、女子は感動して(←悲しくてだろ)泣いてるんだよ~。」
と、男の子が解説してくれました。
ええ~?先生が辞める?!
なんで~?…と思ったら、どうも実習生の先生らしい。
な、なるほど。
でも、それでこんなに号泣するなんて…
なんだか、純粋だな~。
ちょっとジ~ン
しばらくすると、見覚えのある女の子がふたり降りてきました。
金曜日でみんな荷物がたくさんです。
「重いね~」
「持ってあげるよ。」
華奢なほうの女の子が、ぽっちゃりタイプの女の子の荷物を
持ってあげていました。
「いいよ~。」
「いいの。いいの。」
「だって、重いよ。手が疲れちゃうよ。」
「大丈夫。」
「でも~。痛くならない?」
「じゃあ、そこの坂までね。」
以前、ママ友達から、聞いた話を思い出しました。
華奢な女の子がランドセルを持たされていて
重いのに、かわいそう。
もしかして、いじめかな~とウワサされていたんです。
でも、どうやら、彼女は自分から好意でお友達の
荷物を持ってあげている様子。
へえ~。優しい子だな~
やっぱり、百聞は一見にしかず。ですね。
そのあと、チョコが元気に降りてきました。
待っている少しの時間に、いろんな子供たちが見れて
なんだか得した気分でした。
「髪短くして、みんなに何か言われた?」
「うん。髪切ったね。って」
「で?」
「ちびまるこちゃんみたいでカワイイって。」
ははは。やっぱりか~。
なんだか平和な帰り道でした。