ジェイムズ・シンクレアはマラリアが原因で死亡
妻セシリーはまだ借金もあるペニーフット・ホテルの経営を引き継ぐ
まだ四十三才
未亡人になるには早過ぎるのに
セシリーはまだまだ亡き夫が恋しいけれど 忠実で頼りになる支配人バクスターや個性豊かな従業員や楽しい友人達に囲まれ日々暮らしている
シリーズ第二作
今回は灯台建設の為にロンドンから来た男達が二人殺され 友人が警察に連れていかれたことから セシリーは バクスターに心配かけながら 自分なりに事件を調べ始める
イアンとガーティの交際による騒動は ガーティを娘のように思うアルシーダ・チャップも巻き込む
セシリーの見つけたメモによれば イアンも狙われているらしい
しかもそのメモを持っていた記者と名乗っていた殺された男は本当は探偵だった
犯人と推測した人間の部屋に証拠捜しに行ったセシリーは見つかってしまい 命は風前の灯にー
セシリーを取り巻く人々の言動や およそ百年前の英国の描写も楽しい作品です
セシリーを案じる余り バクスターが禿げないといいのですが
魅力溢れるシリーズは まだまだ続きます
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