夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

観た映画から

2016-06-30 23:26:34 | 映画
「コンフィデンス」(2003年 アメリカ映画) ジェームズ・フォーリー監督

主に主役のジェイク(エドワード・バーンズ)の語りと回想とで物語は進む

人をペテンにかけて大金をまきあげるコン・ゲーム(騙し)を仲間としていたジェイク
ところが騙した相手のバックにいたのは世間からおそれられるウィンストン・キング(ダスティン・ホフマン)

怒れるキングの手下に仲間のアル (ルイス・ロンバルディ )が頭に銃弾をくらって食事中に殺されていた

アルは父親に仕送りをする優しいところもある男だったのに

恐ろしいキングに目をつけられているのにジェイクは逃げず キングに取引を申し出る

キングは条件として 自分の目の上のタンコブ的存在のモーガン・プライス( ロバート・フォスター )をカモれーと条件を出した

見込んだイイ女リリー( レイチェル・ワイズ)を仲間に加えて銀行の融資係を作戦に引きずり込む

邪魔なのはキングがつけた ルーパス( フランキー・G )

更にジェイクを追うビュターン捜査官( アンディ・ガルシア)もどうにかしなくてはならない

リリーを一晩寝ただけの女ーと仲間割れを演じてみせるジェイク

このヤマはどうにもならないーと作戦中止を言いだす

モーガンの手下の前で リリーはジェイクを撃った・・・・・

倒れたジェイク


税関ですりかえた鞄の中身は麻薬
それを手にしたキングは逮捕され

キングを利用して銀行からいただいたお金も仲間と手にし ジェイクは協力してくれたビュターンとも仲良く別れ

リリーとキス


ジェイクらは アルの仇をうちたかったのだ
キングへの仕返し

大金も手にして だまし作戦成功


仲間たち以外を騙す大芝居



「レ・ミゼラブル」(1998年アメリカ映画)
原作 ヴィクトル・ユーゴー

ジャン・バルジャン(リーアム・ニーソン)は一個のパンを盗み囚人となって19年 前科者に世間は冷たく仕事もない
親切にしてくれた教会の銀食器を盗んで逃げて捕まるも司教は自分が譲ったものだと言い 銀の燭台を忘れていっていたぞーと

その慈愛にみちた心に触れて ジャンは人の心を取り戻し それからは人に尽くして生きて 遂には市長となる
名前を変えていたジャンだが 事故で馬車の下敷きとなった男を救う様子が署長として赴任してきたジャベール警部(ジェフリー・ラッシュ)の記憶に触れる
自分が知る囚人ではないのかー

恋を失い子供を産んだ ファンティーヌ (ユマ・サーマン )は子供を他の街に預けジャンの経営する工場で働いていたが 父無し子を産んだふしだらな女とクビになり 娘に贈る金を作る為に美しい長い髪を売り 自分の身も売るようになる
やせ細った娼婦を買う客はおらず 数人の男達にいたぶられる
その姿を見ていたジャベールはファンティーヌを捕まえる

弱った体をさらに男達になぶられたファンティーヌはジャベールの慈悲を乞うもー

報せを受けたジャンはジャベールを市長の権限でねじ伏せ ファンティーヌを釈放させ看病する


ファンティーヌの娘コゼットを預かる夫婦は金の亡者

迎えにやった人間にコゼットを寄越さない


ジャンは自らコゼットを迎えにいくことにするがー


自分と間違えられた男が裁判にかけられると知る


裁判で自分の名前がジャン・バルジャンだと話す

ファンティーヌは死の床にあった
そこへ乱入したジャベールの言葉の為に ファンティーヌは絶望のうちにこと切れる


ジャンの人柄を慕う警官の協力もあり コゼットを迎えに行くジャン

しかしジャベールの追跡も続いていた


年端もいかぬのにこき使われているコゼット(ミミ・ニューマン)

ジャンは交渉してコゼットを共にパリを目指す


ジャベールによる警戒は厳しく ジャンはコゼットを背負い壁を登って街に入り 修道院を目指した
かつて助けた老人の弟として暮らすこととなる
月日は流れ美しく成長したコゼット(クレア・デインズ)は このまま修道尼になるのは嫌だと言い出す

修道院院長の紹介で町中に家を見つけるジャン

コゼットは革命を説くマリウス(ハンス・マシソン)と恋に落ち
ジャベールの手の者に目をつけられる


再び ジャベールに追われる身となったジャン

マリウスの仲間は殺され マリウスも傷つく

マリウスをコゼットのところへと届けたジャンは ジャベールにとらえられるがー


その前にジャンに命を救われていたジャベールは 自分が信じてきた「法」に疑問を持ち心揺らいでいた


ジャン・バルジャンが司教の寛大さと その心に打たれ 人として生まれ直したようにー

ジャベールはジャンの生き方に・・・自分を見つめなおす
だが「法」は彼のよすが

ジャベール警部は ジャンの手錠を外し 自分の両手首にかける
そうして川に向かって後じさり
「お前は自由だ」とジャンに言う

そして そのまま後ろ向きに川へ倒れ込み 身を沈めた


ジャンは 歩き出す 
もう逃げなくてもいい これからの人生を

猫とハンガー

2016-06-29 21:20:57 | ペット
例によって ずうっと長男が帰ってくるのを待っていた瑠奈さん

夜になって帰宅した長男が足元にすり寄ってきて転がる瑠奈に 着替えに使うハンガーを投げてやると

「お兄ちゃんにもらった おにいちゃんがくれた」と嬉しそうに暫くハンガーで遊んでおりました














私が何か投げてやっても 絶対に瑠奈はこんなふうには 遊びません

瑠奈は私の腕を 爪とぎ棒と間違えているんじゃないかーと思うことはしますが

おかげで腕が傷だらけです・笑

人(主人)の仕事を増やすのは好き♪です

2016-06-29 19:51:01 | 子供のこと身辺雑記
午後 少し早目に家を出てJAで頼んでおいたタニシ退治の薬を受け取って
(小さな袋一個でも配達してくれるという親切なJAさん だけどそんなの申し訳なくって^^;)

畑を見てきました

主人てば手抜き
綺麗にしてあるのはー畑の3分の2の面積で ちまちまとしか植えてありません


主人は自分が好きなミニトマトしか植えてなくて 普通のトマトが無い!
姑と私は普通のトマトも好きなんです

主人の言い訳「ミニトマトなら洗うだけで食べられる」

苗がまだ売ってたら買ってきてもいい? 私は大きなトマトも食べたいの 植えてくれる
ーと言ったら 主人は「植える」

「じゃ 里芋も植えてくれる?ホームセンターで苗を見かけたの」

主人「わかった」

私「じゃ また買ってくるね」

ふっふっふ♫ この調子で少しずつ種類を増やしていくのだわ・笑









玄関の外に置いたプランターのミニトマト
この場所なら いくらものぐさな私でも 収穫を忘れることはー無いと思います たぶん(ちょっと不安)







今夜のおかずはハンバーグ

ほうれん草とシメジのソテー

酒・味醂・砂糖・醤油を煮たて大根おろしを入れたタレを たっぷりとかけてます


水無月のうちに・・・・・

2016-06-28 21:52:28 | 子供のこと身辺雑記
主人は畑のことは日曜日にするのですがー このところずっと日曜日は雨で・・・・・野菜の苗が植えられずにおりました

舅が生きていた頃は 遊んでる畝がないほど ぎっしりとりどりの野菜が畑に植えてありましたが
しばらく手つかずの畑は雑草まみれにーー;


草刈機で刈ったらじきやーと言い張る主人

でもじき7月 さすがに植えなきゃ~~~と焦る姑


で先週の金曜日 私 苗を少し買ってきました
天気予報では日曜日は雨は降らないーってなってましたし
買ってきたらーさすがにサボらず?!植えるのではないかしらと

姑が日曜日の主人は へばっていたーって笑うこと
畝だけ主人が作ってくれたら 私に畑まで車で連れて行ってもらって自分が植えるのに~~~とまで ぶつぶつ言って気にしておりましたから


時々 家に休憩に帰りつつ 畑仕事 頑張ったみたいです

前から植えてたミニトマトは そろそろ実が成り始めているらしく

主人「カゴ持って 摘んだらいいから」

で 勝手に生えたミニトマトの苗を幾つか抜いてきた主人

その苗を袋に入れたのをくれました
「あいとるとこに植えへんか」って


う・・・・ん でも庭に植えたら犬が踏んで枯らしそうだし・・;

玄関のところにプランター置いて 苗を植えて 棒たてて縛って
見れば幾つか実もついているので楽しみではあるのですが

もらっておいて何ですが 面倒~~~とも ちらっと思った私です・笑

枯れないで 無事に育ってくれたら いいのだけど


主人は褒めてほしいのか「畑 見に行ってみ 綺麗やからー」としつこく言ってました

明日 見に行って 取敢えず少しだけ褒めてあげよう
(また いい気にさせて 他の苗も買ってきて植えてもらうのだわ その為のアメです・爆)

JAでタニシ退治の薬も受け取ってこないといけないし


畑に植える野菜について

姑と私VS主人とのささやかな ささやかな攻防があるのです

三浦しをん著「ロマンス小説の七日間」 (角川文庫)

2016-06-27 15:29:31 | 本と雑誌
ロマンス小説の七日間 (角川文庫)
三浦 しをん
角川書店(角川グループパブリッシング)



再読です

病院に行くのに重い本は持っていきたくなかったので 目に付いた薄い本を鞄に入れました

ロマンス小説の翻訳をしている遠山あかりは 一緒に暮らしている神名が会社を辞めたと聞き 驚く

自分のことは考えてくれていなかったのか
どうして相談してくれなかったのだろうかと

その不満は翻訳中の絶対ハッピーエンドのロマンス小説の展開をおかしな方向へ捻じ曲げていくほどに

料理も得意で優しい神名

現在公開中の「植物図鑑」の男性も 料理が得意でしたっけ
(「植物図鑑」再読しようと思ったけれど 見つけられず^^;)

行きつけの店で顔なじみのまさみの引っ越しの手伝いを引き受ける神名

あかりは少し焼き餅を焼いてしまう

まさみの引っ越しの日 神名が海外へ行く予定と知り もやもやが爆発する

ところがまさみは以前の彼からストーカーされていた

神名はストーカー男の行動を予測する

神名はストーカー男を捕え ボコボコにする

なんとなく仲直りしたあかりと神名


冬になれば神名は旅に出る

あかりは真面目にロマンス小説の翻訳を進める気持ちになった



三浦しをんさんのあとがきも面白い一冊です



↓数年前に読んだ時の感想

{海外ロマンス小説を翻訳するあかりは 気分のままに 創作翻案してしまう

気がつけば ヒロインとハッピーエンドになるはずのヒーローが死んでいた

ヒストリカルロマンスは変貌を遂げていく

あかりの恋人(のはず)神名は日本脱出を考えていた

人生に区切りをつける為に
頼りになって料理上手な神名

冬が来るまでは 一緒にいられる
たぶん}


↓ 厚さが読み返すのに丁度よく これは去年 読み返した時の感想です
{ロマンス小説を翻訳していたあかりは 一緒に暮らす恋人の神名が会社を辞めてきたーそのうえ海外へ行くつもりと聞いてー
驚きと傷ついたのとで 翻訳中のロマンス小説を 正しく翻訳せず どんどん勝手に筋を変えた物語を続けてしまって





骨折したーと娘のあかりを呼ぶお父さん

ずっと男性と交際したことがないあかりの友人の百合

ストーカーに合うまさみ

神名は野球選手になろうという夢を果たせず 自分の人生を探してる
料理上手で気配りもできるし優しい 頼りにもなる男



当たり前にいてくれるーたぶんずっと一緒にー
そう思った相手がいなくなるー知ってから いなくなることを認めるまでの あかりの心のじたばたを書いた小説でもあるかもしれない

だけど 彼女は彼を送り出す}


新聞記事から

2016-06-27 00:01:57 | スポーツ
読売新聞2016年6月25日の記事から少し
不定期に浅田舞さんの「スポ友!」ってインタビュ―記事が時々掲載されます












今回は妹の浅田真央さんへのインタビューでした

浅田真央さんは5歳でフイギュアスケートを始めて20年 フイギュアスケートは浅田真央さんにとって「なくてはならぬ生活の一部」なのだそうです

浅田真央さんが座長を務める「ザ・アイス」での特別なプログラムは姉の浅田舞さんと6年ぶりに滑るペアプログラムが見どころであるとのこと

浅田真央さんの今年のエキシビジョンのプログラム(バッハのチェロの曲)を 名古屋公演ではショートプログラムも披露する予定

エキシビジョンは音を拾いながらスケートの技術を見せていくプログラム

今季のショートとフリーは二つ合せて一つのプログラムということで 今までにない挑戦的なプログラムであると語っておられます

ファンの方へのメッセージ「自分でも気にいっているプログラムができたので それをまず皆さんに見てもらって 何か感じてもらって また1シーズンそれを見届けてもらえるように 私はせいいっぱい頑張りたいと思います」


演技については 「演技って言うのは ここが最高っていうのはないと思うから 常に常に上を目指さないといけないなって思います」

自分も向上心を持ってやっていかないと成長はないと思う 高い目標を持つことは すっごく大切じゃないかなと思いますーとも


一年の休養を経て「やりきってない やれると思うのにやめちゃうのは納得できず (引退は)やりきったと思う時ーというような意味のことも語っておられます



今夜のフジテレビ「スポーツHERO’S」では加藤綾子さんのインタビューに答えての浅田真央さん

プログラムに使用される曲は「EL Amor Brujo](邦題「恋は魔術師」)
ショートはピアノ バージョン」
フリーはオーケストラ バージョン」になるそうです

番組ゲストの浅田舞さんによれば ローリ―振り付けですが いつもより力強いーとのこと


浅田真央さんを占った結果は
2016年はチャレンジの年 直感に従って行動を!

結婚運が上昇するのは 2018年か2020年


インタビューに答える浅田真央さんは白い服がとても似合っておりました






おかずから

2016-06-26 21:09:17 | ストウブの鍋と食器
好きなストウブのブレイザーソテーパンで





先にラードで肉を焼き 砂糖・醤油・味醂・酒で味付け
肉だけ先に取り上げて卵の黄身で食べます





残った汁に白菜・玉葱・糸こんにゃく・焼き豆腐・椎茸など入れて煮ます



なんてね すき焼きもどきのおかずです


「竹取物語」(1987年 日本映画)

2016-06-26 20:04:18 | 映画
市川崑監督

加耶(沢口靖子) その美しさから「かぐや姫」と呼ばれるようになる

大伴の大納言(中井貴一) 道にて偶然 加耶と出会い その面影を忘れられず心から命がけで想うようになる

車持の皇子(春風亭小朝)妻など他の女の為に離縁しても良いという考えの男 加耶から出された捜しモノをニセモノを作らせごまかそうとする

安倍の右大臣(竹田高利ーコント山口君と竹田君)加耶をわが物にしたく争うもこちらも加耶から出された捜しモノには人と金を使って手に入れようとする

明野(小高恵美)盲目だが教養も知識もある娘 加耶と親しくなる

商人の宇陀(常田富士男)竹取の造の造る竹製品や田吉女の織る織物を都に売りに行ったりなど仲介をする男

藤原の大國(加藤武)帝に仕え 加耶の月からの迎えを阻もうとするがー

帝(石坂浩二) 噂の加耶を招くも断られる 此の世に己の自由にならぬこともあると知る

彫金師(山口弘和ーコント山口君と竹田君)車持ちの皇子に仕事の代金を踏み倒され訴える

坂上の太政大臣(浜村純)帝に仕える

村の長者(出光元)

理世の妻(横山道代)夫を支える良き妻

小野の房守(井上博一)

五歳の加耶(中野美穂)

理世(中村嘉葎雄)隠密のような仕事で帝に仕える 出世を望んでいるが真っ当な心の持ち主でもある

僧上の道尊(伊東四朗)この世のことを少し斜めに見ているがー常に冷静

皇后(岸田今日子) よく宮中の噂にも通じている

田吉女(若尾文子) 五歳の娘を失い 夫が拾ってきた子供に同じ加耶という名前を付けて 神様からの授かりものとして大切に育てる

竹取の造(三船敏郎) 田吉女の夫 酒も贅沢も好きだが悪い人間ではない 感情の現し方は不器用だ



やっと授かった娘の加耶が貧乏ゆえに医者に見せることもできないまま 5歳で死んでしまい嘆く田吉女は織物も織る気になれない
夫の竹取の造も竹細工を作る気力もないのだった

食事もしないで死んだ娘の着物を抱き嘆き続ける田吉女

眩しい光と共に家が揺れ山が燃えた

竹まで燃えては仕事ができぬ「おまんまの食い上げだ」と山を見に行く竹取の造
竹林は無事で「お前が守ってくれたのか」と 加耶の墓に手を合わせる竹取の造

すると筍が黄金色に光った
一枚めくれ 中にはなんと赤ん坊が!

奇妙に思いながらも抱える竹取の造

その熱さに落としてしまうと 転がった筍から赤子が現れ 見る間に5歳のー死んだ加耶そっくりで瞳の色だけが青い姿になった
竹取の造が連れ帰った娘を 加耶が生き返ったと喜ぶ田吉女

その娘は不思議な力があり 子供に石をぶつけられた額の傷もすぐに消え 撃たれた鳥の傷も治すことができた

射たはずの鳥を逃がされた男や 逆に加耶に石をぶつけ返された親などは文句を言いにやってくる

そのたびに謝るしかない竹取の造と田吉女
「なんでも加耶のせいにしやがって」ぼやく竹取の造に 何故か嬉しそうな田吉女

竹取の造は加耶の入っていた筍の一部を売ってもらうと それは何とこの国には無いはずの純粋なまじりっけなしの黄金だった
竹取の造は小出し売ってもらって大金を得て 働かなくなる
田吉女は真面目に織物を織り続けていたが

だがー成長の早い加耶を不審に思われてはーと都に住まいを移した


美しい娘の加耶のことは都の評判となり その姿を一目見ようとする男達で屋敷の周囲は騒がしい

暮らし向きが豊かになっても織物を続けている田吉女

暴れ馬から杖を投げて救ってくれた盲目の娘の明野と 加耶は親しくなる

しつこく求婚してくる車持ちの皇子 安倍の右大臣 そして大伴の大納言
彼ら三人へ加耶は明野に授けられた知恵で難題を出した

いずれ存在するかどうかも分からぬ品

金と人を使う車持ちの皇子と安倍の右大臣

大納言一人は 舟を出し突如出現した怪獣にも怯まず矢を射かけるがー舟が沈んだ


加耶の噂は帝にも届き 参内するように命が届くも 加耶は断る
殺されても良いーと断固拒否


ますます興味をそそられる帝

帝の前で車持ちの皇子と安倍の右大臣の嘘は暴かれる

加耶がただひとり信じて待っているのは大納言であったが・・・・・
舟が沈み 死んだと伝えられた


加耶がずうっと持っている珠は不思議な光り方をし 加耶に教える

おまえは月の者

打ち沈む加耶の様子に珠が悪いのだと水の中へ投げる田吉女だが 加耶は正気を失ってしまった

どうにか無事に帰国した大納言の命を 加耶を妻にさせまじと 車持ちの皇子と安倍の右大臣の雇った刺客団が襲う
理世の助けも入り 大納言は刺客団を追っ払った

加耶の状態を知った大納言は珠を求めて水中へ

珠が戻り正気に戻った加耶は大納言と再会する

迫る別離の時を知りつつ想いを告げ抱き合う二人

帝は月からの迎えがいかほどのものかーと阻もうとする

だが月より近付いた迎えの光輝く巨大な乗り物は 人間に対抗できうる存在ではなかった

別れを告げ加耶は月からの乗り物へ向かう
堪えきれず自分も一緒に行くと言う田吉女

その光に触れるだけでも命はないーと止める竹取の造と大納言
「また 逢える」と呟く大納言

加耶は月へと去り 光のおかげで明野の目は見えるようになった




ほぼ30年前の映画です
長男に「ほら中井貴一さんも皺が無い」と教えると
長男「当たり前やろ」って・笑


今年は20年ぶりに「インデペンデス・デイ」の続編「インデペンデンス・デイ リサージェンス」の公開もありますが その映画に出てくる宇宙船を美しくしたような さながら飛ぶシャンデリアのような宇宙船が出てまいります


若尾文子さんが美しいし
三船敏郎さんも教養なく粗野だけれど 実は真っ直ぐで情に脆い所もある男を好演


現在となれば 出演されている俳優さんも懐かしく・・・・・

当たり前ですが30年前 中井貴一さんは青年でした



↓この映画の感想がとても楽しいブログさん

http://blog.goo.ne.jp/langberg/e/00ddb3f0f3c2877cd09712168eca31df

私のしょぼい感想より はるかに上等(^^♪です

高殿円(たかどの まどか)著 「剣と紅」 (文春文庫)

2016-06-25 10:22:51 | 本と雑誌
剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎 (文春文庫)
高殿 円
文藝春秋




















井伊といえば思い出すのは桜田門外の変で暗殺された大老・井伊直弼

その井伊が滋賀県 琵琶湖を望む城の城主の家柄だと大人になってから知った

主人の会社の上司に井伊という姓の方がおられてー

現在にも残る名前なのだと知りました


その井伊の名前

徳川家康に仕え 徳川四天王の筆頭とうたわれた井伊兵部少輔直政(幼名 虎松)
しかし彼は 彼の養母となった香(かぐ)がいなければ 此の世に存在できなかったかもしれない

香は井伊家の一人娘として生まれ 親の決めた許嫁もいた

しかし今川におもねり井伊家に野心抱く家老の小野の為に 許嫁は殺されそうになり土地を離れねばならなかった

年頃になった香は 小野の長男の政次に結婚を迫られ 自ら髪を切り 出家をする

ー生涯、ただ一度の紅であったと伝えられるー


香は装うことなく井伊の家を守る為に尽力した
彼女には先読みの力 不吉なものを見る力などがあったと言う

香を得られなかった政次は 井伊家の城をとることに執念を燃やし 今川家の力を利用し 井伊に関わる人間の命を奪っていく

政次は井伊の城をとることはできたが 香には政次の命の終わりは見えていた

虎松を家康に託し 井伊の家に関わる者を護って

香は此の世を去る

その死に化粧で初めて その唇は紅で彩られた



香は井伊次郎法師直虎ー井伊谷の領主の時にはそう名乗った



家康へ直政が養母のことを語る形で物語は始まります

女達の闘い方

剣を取るでなく得られる情報を使って考える

女達なりの できる限りの戦い方

愛でなく家の為に 家の存続の為に嫁ぐ


男も女も命を賭けて生きていた時代の物語

井伊次郎法師直虎は実在の人物です



とりあえず 作ればいいや^^;と

2016-06-24 15:49:18 | 子供のこと身辺雑記




鮭の焼いたの
スクランブルエッグ

ほうれん草の胡麻よごし

朝ご飯のおかずみたいになってしまった姑に届けるおかず

迷ったあげくが これだもの

我ながら 情けないです

あとは 何か出来合いのお惣菜 買って行こうかな・笑

温泉 いいんです

2016-06-23 14:08:49 | テレビ番組
昨日 帰宅してテレビをつけたらNHKの「スタジオパーク」でBSプレミアムで夜に放送の愛媛発地域ドラマ「くたばれ坊ったちゃん」の紹介がされてました

松山の方々も出演 地元の高校生も坊主頭にしてドラマに参加
ドラマで使われるフイギュアも地元の学生さんが制作

おお♪と思いました

数年前 姑の卒寿(90才)の祝いも兼ねた旅行で道後温泉駅近くのホテルに宿泊したものですから
道後プリンスホテル
少し足の悪い姑がいつでも入浴できるようにー露天風呂付きの部屋を御願いしたのでした
主人が帰路に寄りたいと思う場所の話を食事前に少ししただけで 部屋の担当の女性は忙しい間を縫って調べてプリントしたものと 地元オススメのお店も教えてくれました
とても親切な方で今治タオルまでおみやげにくださったのです

商店街では買い物をした子供たちにオマケまでつけて下さるお店も

その 心のあったかさが こう胸に残っています

道後温泉駅に商店街
何やら懐かしい気分になりました

ドラマは夏目漱石の「坊っちゃん」の小説の登場人物が実在していたーという設定で始まります

「坊っちゃん」の赤シャツ -小説ではキザで卑怯者ーの孫の矢崎純平(勝地涼)は学生時代「赤シャツの孫」とからかわれて ひきこもるように部屋で怪獣などのフイギュアを作っていて 東京で特撮など怪獣などつくる仕事をしていたが
好きだったはずの怪獣つくりも「赤シャツの孫」と地元で呼ばれることからの逃げにすぎなかったと 後ろ向きになり会社を辞めた

町おこしに関わる高砂ゆかり(瀧本美織)からの頼みもあり 10年ぶりに松山へ帰る汽車の中で おかしな振舞いをする老人(山崎努)に出会った

その様子をツイッターで呟き続けていた純平

駅前で老人は純平に質問する
「どうして注意しなかった?」

注意をしなかったことを謝る純平だが 老人は純平の携帯をとりあげ 純平の呟きを読み上げ 挙句に携帯を投げて壊してしまう


携帯を拾った純平が振り返ると もう老人はいなかった

学生時代 自分をいじめていた轟(遠藤要)に出会う純平
駅前の広場で「坊っちゃん」の話を観光客相手にしていた轟は 純平を赤シャツの孫と人々に教え どうぞ卵をぶつけてくださいーと声をかける

謎の老人が卵とぶつけた相手は轟だった

場所を変えて食事をしようとした純平は そこでもその老人に出会う
酔いつぶれた老人を背負って帰宅することに

その老人を「坊っちゃん」ではないかと言う人間がいた

指のところに傷があれば 坊っちゃんだと

果たして老人の指には傷跡があった

朝 老人は旧札の夏目漱石のついた千円札を置いていなくなっていた

ゆかりの用事は松山で「坊っちゃん」の名前を冠したイベントに協力してほしいというもの

もっと他のことを期待していた純平は「また坊っちゃんかよ」と意気消沈

何処まで行っても「坊っちゃん」がついてまわる

夕方 再び家に来ていた坊っちゃんとおぼしき老人は純平に言う「みんな死んでるんだ 化けもん屋敷ー」

足の悪い男に従うようなゆかりに純平はその老人の言葉を伝える
半ばやけっぱちで すると坊ちゃんおばけやしきの企画は意外にも通ってしまった


得意のフイギュア制作の腕など生かして お化けの小道具作りなど おばけやしきの設計も頑張る純平

轟も参加してくる

完成したおばけやしきにはTV局の取材も入りー


だがーゆかりに交際を断られた東京から来た足の悪い男が「燃えろ 燃えろ」と腹いせに火を付けた


ゆかりによれば階段でぶつかった男は それが原因で杖を手放せない足になったのだと
男に迫られ困るゆかりを助けたのは 謎の老人

男は足の怪我のことで嘘をついていた
ゆかりの罪悪感にかぶせて 自分に従わせようとしていたのだ

嘘を見破られた男は逆上した


燃える建物の中へ自分が作った道具を救おうと入っていった純平は煙を吸い込み倒れ 老人に助けられる


ずっと松山が嫌いだと思っていた純平は いつかここで生まれて良かったと思えるようになっていた


火事のあとが残る建物の中で ゆかりは言う
「おばけやしきらしくなった 」松山の女は強いんよーと明るく笑う

老人のことを尋ねる純平にゆかりは「駅までの道をきかれた」と答えた


追いかけて走る純平

老人は純平に言う「赤シャツが化けて出たら伝えてくれ 孫と飲めて楽しかった」


「くたばれ!坊っちゃん」と叫ぶ純平


しかし言葉とは裏腹に純平は明るい笑顔になっている


純平が振り向くと もう老人の姿は無い



老人が坊ちゃんではーと純平に教えた男は「調べてみると 坊っちゃんはとうの昔に死んでいた」と



純平の部屋には 老人の持っていた茶色に変色した手紙が残っていた
封筒の中にあったのは
純平の祖父の赤シャツが坊っちゃんに向けて出した手紙

君が思っているより松山はいいところだ 一緒に飲もう


純平の父親は赤シャツの息子と言われることが嫌で姿を消した いなくなった

赤シャツは 人から後ろ指をさされ教師をやめるしかなかった

純平を育ててくれた赤シャツも病気で死んだ


坊っちゃんは その手紙に誘われて 死んだ身で松山に来たのか

若い頃の自分がしたことが 気になって

責任を感じたのか


赤シャツの言ったとおりだった
「松山はいいところだ」

坊っちゃんは認めてくれたのか


小説「坊っちゃん」を裏返したように 東京から来た男が悪者(放火犯)だったドラマさん


このドラマの番宣でか「あさイチ」に出演した勝地涼さんが リクエストにこたえて「あまちゃん」での人気キャラ 前髪クネ夫の動きをサービス再現すると
有働由美子さんが「腰が写ってない 腰が!」と叫んだそうです



まっすぐに生きることは難しいけれど まっすぐに生きようと努力することは悪いことではない

そして松山ってすばらしいんだ
いいところですよ

行ったことのある人間には「また おいで」

そう言っているようなドラマでした








注意の仕方

2016-06-23 09:49:37 | 子供のこと身辺雑記
うっかりしてるところも多いので 入力ミスやら変換ミスに気付かずにー
あとで「しまった」と思うこともよくあります

一応読み返しているつもりなのに こんなドジやらかしているなと


よそさまのサイトでも あ ちょっと勘違いしたのかなーと打ちミスに気付くことも

だけど 勘違いとか記憶違いは{してしまう}ミス


もちろん間違いは無いにこしたことはないのですが
その間違いを指摘するのにも人柄が現れるなーと思うコメントを読んだりします

なかには喧嘩ごしのものもあったりして
「私は正しい」「間違ってない」「間違う人間が悪い」「私は賢い」
そうした気持ちが透けて見える 随分と意地悪く底の浅いコメントを読むこともあり

相手の間違いを指摘したうえで 悪意の感じられる{感情}をぶつけている文に これを書いた人はたまたま虫の居所が悪かったのか
日頃からこんなにとんがった人なのか

などと 注意のコメントを読みながら 自分に向けられたものでなく そちらのサイト主に向けられたものであっても
もう少し書き方もあるだろうにと思ったりします

ヒステリックな言葉のぶつけ方は醜いなと


言葉の選択
そのあたりのむずかしさを 人が書いたものを読んでいると なおさらに感じます

久坂部羊著「ブラックジャックは遠かった 阪大医学生ふらふら青春記」(新潮社文庫)

2016-06-22 23:42:59 | 本と雑誌
ブラック・ジャックは遠かった: 阪大医学生ふらふら青春記 (新潮文庫)
久坂部 羊
新潮社




医師であり作家でもある著者の医師を志し医学部を目指す勉強
研修医時代

旅行の想い出

好きな映画のこと

その頃に思ったことなど書かれています



読みながら少ししんどくなってしまい でも読みかけた以上は読み終えるのだって気持ちで無理に読了



島田荘司著「星籠(せいろ)の海」下 (講談社文庫)

2016-06-21 10:52:22 | 本と雑誌





世界を舞台に人々を犠牲にし利用する犯罪を続ける男・パクの逮捕に必死となる御手洗潔

しかし危機を察したパクはいち早く逃げ出す

パクを捕える手段は万策潰えたかと思ったその時 可愛がっていた少年に死なれた男が動き出す

彼は忽那水軍の末裔にして 星籠を操る男だった



村上水軍の作った謎の武器・星籠


瀬戸内海 主に広島の海を舞台に書かれた物語は静かに幕を閉じる



随分と久しぶりに御手洗潔モノを読みました


初期の作品では「占星術殺人事件」「斜め屋敷の犯罪」が好きで夢中で読みました
もう随分と昔のことになります