夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

九州関連のものは嬉しいのですが

2020-06-30 20:51:40 | 子供のこと身辺雑記
姑の家の近所のスーパーさんは九州産の商品があれこれ置いてあり寄るのが楽しみなのですが





製造者は大阪の聖食品で 販売者が宮崎県の宮崎デリカフーズ
これは大阪と九州のコラボ(笑)なんでしょうか

商品名は九州の味 ごまとうふ -日向工房ー

美味しかったですけれど^^;










某所で頂いた粗品のウエットティッシュのパッケージの模様がくまモン
可愛いけど どういうつながりで くまモンが選ばれたのだろう



西條奈加著「猫の傀儡」 (光文社文庫)

2020-06-30 20:23:00 | 本と雑誌



猫のミスジが主人公
ミスジがチビ猫の頃 烏から救ってくれた猫の順松が行方不明になり 順松が人間を傀儡の操って困りごとなど解決に導く傀儡師であったことから
ーこの大事なお役目の傀儡師の座をあけておくわけにはいかぬーと どう見込まれたものか まだ若いミスジが傀儡師に選ばれ 傀儡として使うべき人間もあてがわれる

ミスジは命の恩猫である順松のようになりたいと頑張ってきた

順松は言った 今度はお前が助けてやれーと

ミスジは大店のぼんぼんなのに 好き勝手して家を出されて長屋住まいの阿次郎―暢気者だが意外と鋭いところもある人間を操ることとなった

かつてミスジを餌に狙い順松に三日月の傷をつけられ 三日月と呼ばれるようになった烏が 白い仔猫をさらい飛んでいくのを追いかけ
助けるミスジ

烏の三日月は言った 順松は腸(はらわた)曝して死んだーと

順松に何があったのか
烏と戦って勝利するほど強い猫であったのに

三日月は完全な敵だったが
そうと知らず 人間の子供達にいたぶられていた鴉を助けたミスジ
その鴉は三日月の妻だった

猫殺し 烏殺しの人間を捜すミスジと阿次郎

自分の妻をも害そうとした人間への三日月の仕返しは壮絶極まりないものだった

行方不明の順松と同じ名前の芸者と 猫の順松の傀儡の時雨も行方不明になっている
芸者の順松はミスジが烏から助けて白い仔猫の飼い主だった

自分が使う傀儡である人間は守るのが傀儡師の猫の掟

護る為に命懸けで戦った順松


順松を殺した人間は 芸者の順松の親の店を襲った盗賊

順松は賢い女中のおかげで命を拾ったが 他の者は皆殺された

ある人間の腕に順松の牙のあとを見て ミスジは気付く
この人間が順松を殺したのだと


猫達は猫の掟にしたがい 順松の仇である人物に落とし前をつける


書評家の石井千湖さんの解説も楽しいです
物語を読む前に読んで そして物語を読了後 再度読んで 物語の余韻に浸れます

堂場瞬一著「絶望の歌を唄え」 (ハルキ文庫)

2020-06-29 20:14:03 | 本と雑誌



安宅は異国でテロ事件に遭遇 負傷
親しくしていた田澤は生死不明

帰国した安宅は警察を退職
いまは・・・フリーバードと名付けた店の店主
消えた田澤との想い出からの店名
命を救われたこともある

田澤は死んでしまったのか
十年経った今も気がかりな


安宅の店のすぐ近くで建物に車が突っ込むテロがあった
それは彼の国で安宅が経験したテロに似ている
まさか日本にあの一味がー

店に現れた謎めく美女
しかし彼女の話は嘘ばかりだった

何故 名前まで偽って近づいてきたのか


自分達が暮らす街を守る為に 夜の見廻りを始める有志
だが その目の前で再び 安宅とも親しいラーメン店に車が突っ込み爆発
店主と従業員が焼死

かろうじて実行犯は安宅が捕らえるが

かつてフィクサーと呼ばれた老人が殺される
何故 この街でこんなに事件が起きるのか

(東京 神保町
本屋 古書店も多い場所として有名な

この界隈の簡単な地図が掲載されています
地方に住む本好きには憧れの場所です)


フリーバードにふらりと現れる弁護士
頼みもしないのに安宅の顧問弁護士だと警察に名乗ります
普段は飲んだくれ
でも中々面白い人物です

フリーバードでバイトする安宅の姪の明日花
反抗期でぶっきらぼう 思春期らしく自分で自分を迷子にしているだけで芯は良い娘です
安宅が明日花に教えたモノ それが物語のクライマックスで生きます
明日花はちゃんと 考えて行動しました

警察官時代の安宅の上司や同期だった刑事達も事件をおって安宅と絡みます

一連の事件の影にいた人物が とうとうフリーバードに現れて・・・・・


事件が決着したあと 安宅は自分も負傷したテロ事件があった国を訪ねます

もう還らない日々
過ぎた時間は もう戻ってはこない

もしも・・・・・考えても・・・
もはや どうにもならない

立ち止まり 思いに決着つけて前を向いて生きていくのだ
人間は


雨が降ったりやんだりの日曜日

2020-06-28 16:16:51 | 子供のこと身辺雑記








庭はカンナとか夏の花が咲いています



いつも のんびり咲き始めるアナベル




柿の実が少し大きくなってきました




桃の実も色づいてきました



柘榴の蕾です









長崎県産のこだま西瓜
まずは二切ればかし仏壇にお供えを




お昼に作った冷やしラーメン
姑の家の裏庭の畑に植えた胡瓜が毎日たくさんとれるので
(会社から帰宅した主人が袋いっぱいくれます)
胡瓜使いこなしおかずを作っています






ホワイトボードの言葉もむなしくー
今日も負けてしまった長男が応援するソフトバンク
ライオンズに連敗です

「対瀬相手が変われば 流れも変わるはず」と長男がさみし~~~く呟いておりました









堂場瞬一著「社長室の冬」 (集英社文庫)

2020-06-26 21:32:00 | 本と雑誌



「警察(サツ)回りの夏」「蛮政の秋」に続く物語

誤報記事と ある事を書いたブログから記者の仕事から離され 社長室にて馴れない仕事をする南
その目の前で社長の小寺が倒れた

救急車で運ばれるも小寺は亡くなり 新社長には新里が就任
小寺は新聞社の日本新報を外資の会社に売却する交渉中だった

その交渉相手には かつて日本新報を辞職した青井
青井と新里には 互いにひっかかる過去があった

会社売渡しに反抗する創業者一族の株主は これを阻止せんと老獪な政治家の三池に近づく

以前 三池に利用された形の南

三池は青井にも圧力をかけるがー
跳ね返すべく政治家としての三池をつぶそうと反撃に出る青井


いつか新聞は紙での存在価値を失い ネットのものになるのか



経営破綻した新聞社を立て直すことはできるのか

失意と迷いの中にあった南は 様々な出来事の中で いつしか肝が据わり自分の行くべき道に気付く

それは病気から会社を辞めていった同期からの言葉
記者であることをやめるな 書き続けてくれたら 
その記事を読んで自分も頑張れるからー

そうした思いや 関わりあった人達の生き方 居方からの影響もあるだろう


明日から雨とか

2020-06-24 20:33:39 | 子供のこと身辺雑記
梅シロップ
漬けておいた梅を引き上げ 冷蔵庫で保存しやすいようにペットボトルに入れた





氷割りで味見など♪




ときどき作る炊き込みご飯
残れば おにぎりにしたりします






厚めの輪切りにしたサツマイモの両面を焼いてから だしを入れて少し煮る


姑に届ける煮物から



先週の金曜日 注射治療を受けた左目 まだ白目の血が消えてなくて
昨日 内科の主治医氏が ぎょっとしたように一番に目について訊かれた
で 眼科の治療でーって話したら パソコンでカルテチェックして納得されて


まだまだ人騒がせな赤い目続いています・笑

診察終わってから薬局に処方箋預けて 3時頃取りにきますー

まずは姑のお昼作りに行って 2時半 薬を受け取りに姑の家を出て薬局へ
それから薬を受け取って また姑の家へ戻り
今度は夕飯用意にかかって


姑の家での気懸かりは ここ数日子連れ猫が姿を見せないこと
こっそり猫の好きなもの買って持っていってたのだけど

姑の家の庭のどっかに仔猫を隠してるみたいで 餌をあげたら嬉しそうに咥えてどっかに運んでいって また自分用のは私の目の前で食べていたのにー

姑の家で時間を過ごす楽しみだったのだけど
子持ち猫の姿を見るのが

いつかもっと慣れてくれて仔猫の姿が見られるのを心待ちにしていたのだけど

無事ならいいけど

主人が何かしたのでないといいけれど




太田紫織著「昨日の僕が僕を殺す」 (角川文庫)

2020-06-24 20:07:36 | 本と雑誌



母親が父親を殺した
姉とも別々に母方の親戚をあちこち回りながら育つ淡井琉架(あわい るか)
彼を父の妹の叔母が引き取って愛情をそそぎ様々なことを教えーそして交通事故で 叔母は呆気なく死んでしまった

およそ5年くらいは生きていけそうなお金も残して

母親が父親を殺したことで いつか自分も誰かを害するのではーと思いながら日々過ごす琉架
大好きだった叔母の四十九日に 叔母が好きだった林檎入りパンを供えたいと店に行く

しかし・・・無い
季節限定商品だった 男前の店長の汐見渚(しおみ なぎさ)は 琉架の事情を知り 特別に用意するーそう言ってくれる

ちっちゃい嫌がらせしてくる同じクラスの学生に騙されて出る家に入った琉架は 現れた老婆が出した飲み物を飲んでしまった
それは飲んではいけないモノ

中国には冥婚と言って死者との婚姻譚なども伝わる
老婆は言う 琉架は自分の死んだ娘の夫になるとー

逃げ出そうとするも老婆が追ってくる

琉架を救ってくれたのは パン屋の店長の渚と 彼と同居する面々だった



琉架の身を案じ 自分達と暮らすように言い 部屋まで用意
そして幾度も危ないところを救われる琉架だが 渚たちの正体を聞いた彼は 幾度も幾度も呆れるくらいに彼等を疑う

子供っぽいというか 後ろ向き思考というか 
間違えて危機に陥る

そうして幾度も救われる


謎多い設定の物語のシリーズ第一作
舞台は北海道


太田紫織著「ホームズは北海道で怪異を嗤う」 (双葉文庫)

2020-06-23 20:10:57 | 本と雑誌



アフリカの紛争地域での経験により心にダメージを負った医師免許を持つ青年 和戸一郎
帰国後 彼はいっぷう変わった仕事に就く

東22丁目 住む場所の住所には22という数字が入っている
本家のシャーロック・ホームズが住んでいたのはベーカー街22番地
これは海外でワトソンなどと呼ばれていた彼の運命だったのか否か

青年実業家の体に入ってしまった天才少女の魂
見かけは青年 心は乙女

和戸は少女の魂が自分の体に戻れる方法を捜す手伝いをすることになる


奇妙な事件を引き受けたがる天才少女
彼女は神隠しなったとしか思えない過去があるが 居なくなった時のことを覚えていない

ワトソンがいればホームズがいる
青年の体の中に入ってしまった少女はホームズと呼ばれる

「血の研究」
羊が血を抜かれて死んだー
近所にはアヤシイ宗教団体

北海道に吸血鬼が存在するのか


「花婿神隠し事件」
神社でお詣り中に婚約者が消えた
盲目の女性は消えた婚約者を捜してほしいとー


「宮田議員の醜聞」
ある人物との写真を取戻してほしいという男
相手は死んだ母親の生まれ変わりだと





物語の舞台は北海道
そしてコナン・ドイルのシャーロック・ホームズ物の作品の題をもじった題がつけられています









太田紫織著「櫻子さんの足下には死体が埋まっている  八月のまぼろし」 (角川文庫)

2020-06-20 20:36:19 | 本と雑誌



北海道札幌市出身の著者が北海道を舞台に描く物語

「片羽の烏」
正太郎の母親と同じ頃に未亡人となった女性は ある日 正太郎と母ともう一人が歩く姿を見て誤解し 逆上し 身勝手な逆恨みを募らせる

我が身の不幸を他人のせいにしても 自分は幸せになどなれない
幸せは己の心の持ちようでもある


「雨降る夜の怪異」
正太郎の高校の先生が体験した不思議
それを自身の解釈で説明する大人たち
此の世の不思議が優しい想いで起きたものならばいいけれど


「八月四日のリジー・ボーデン」
理由は不明だが親殺しをした娘
娘も死んで真相は分からない

櫻子は薔子の相談に応じて 薔子が保存している家へと出向く



骨の標本を作る理系美女 感性に多少問題ありの九条櫻子と 年上の櫻子も母親も 関わりあっただけの人間すら救いたい 守りたいと思う正太郎が遭遇する奇妙な事件たちを綴ったシリーズ「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」シリーズは15作まで出ております

涼夜熱戦

2020-06-19 22:36:47 | 子供のこと身辺雑記





中国の武漢発謎病のせいで
(なにしろ中国さんは自分たちは悪くないーと言い張り責任転嫁活動中とか)
本来なら春に開幕だったプロ野球の試合が無観客ながらやっと やっと始まりました

ソフトバンクのファンの長男 延長サヨナラ勝ちに喜んでおりました

好きなチームの試合があると長男がホワイトボードに色々書くのを見るのが 私の楽しみです

こうやってブログネタにもできるしね


今日は午後から左目に注射の日でした
用心に目にガーゼあてて片目 
鬱陶しいけれど・・・
幾度目かの注射なので慣れました

こうして どんどん図太くなっていくのです




そしてー
眼の注射 翌日のホラーな眼
ドラキュラも逃げ出しそうなー♪


櫻子さんの足下には死体が埋まっている  狼の時間」 (角川文庫)

2020-06-18 20:26:49 | 本と雑誌



傷ついた犬を見つけ病院で手当てしてもらい元気になったけれど その犬はいなくなってしまった
そして恩返しのように小動物の死骸を玄関近くへ届け続けてくれた

あまりなついてくれなかったオオカミのような外見のその犬が
殺されてしまった
そしてその犬を解剖している写真が届く

それは憎むべき連続殺人鬼からー

その殺人鬼との通話で 彼ー正太郎は自殺志願者たちと行動を共にすることに

殺人鬼は言う その中に人殺しがいると

正太郎は自殺志願者たちが自殺することを阻止したい

正太郎の母親からの連絡が来て櫻子は彼を捜していた

死んだら本当におしまいなのだけれど
それでも死にたいと 死にとりつかれる人間はいる



警察官の内海は上の階の住人が死んでー天井にのこったシミに住み心地の悪さを覚え 転居したいと思うようになる
正太郎の母親は不動産の仕事をしていて やたら条件多い内海にいい物件があるという
ただし事故物件だった

午前4時頃に叩く音が聞こえてくるーと内海が怯え 正太郎が泊まりこむことに

訪れた櫻子がといてくれた謎はー

それは前の住人と隣の住人の心あたたまるものだった

内海は前の住人の行為をひきつぐことにする


太田紫織著「櫻子さんの足下には死体が埋まっている 謡う指先」 (角川文庫)

2020-06-17 23:07:45 | 本と雑誌



間違いなく美人 だがー骨を愛する性癖持つ九条櫻子

ひょんなことから櫻子の屋敷に出入りするようになった正太郎

今回遭遇する出来事は

上靴の紐を切られたり 食べ物に異物を入れられたり 誰かの嫌がらせにあう正太郎
そこには教師としても人としてのあるまじきー卑劣な存在が

正太郎の同級生の鴻上百合子は 気になる行動をとった女性の持ち物を見つけ 
人骨から作られたダイヤだと気付く櫻子の慧眼

百合子の優しさと 正太郎がちょっと気の毒になる終わり方



父親が死んだ別荘の誰も知らぬ部屋に死体がー


太田紫織著「櫻子さんの足下には死体が埋まっている  骨と柘榴と夏休み」 (角川文庫)

2020-06-17 20:37:13 | 本と雑誌



2017年に観月ありささん主演でドラマ化されています
舘脇正太郎役は 藤ヶ谷太輔さんでした
ドラマ化にあたっては 設定に多少の変更がありましたが


その原作のシリーズ第二作

「夏に眠る骨」
骨の標本を作るのが好きで標本にする死体探しに行った櫻子に同行した正太郎
彼等は人間の死体を見つけてしまいます
それは行方不明だった老女で 奇しくも正太郎の同級生の祖母でした
介護疲れから自殺したーと 自分達が気付かなかったせいだと自分を責める同級生の鴻上百合子に 
櫻子はこれは自殺ではない ただの事故だーそう教える


「あなたのおうちはどこですか」
迷子と遭遇した正太郎は交番にいた警察官の内海と 迷子家探しを始めるが
見つからず 正太郎は櫻子の観察力を頼りにする

それでやっと見つけた家には死体があった

世間がどう思っていようと子供を守る為に命をかけた母親
その心を思う正太郎



「殺されてもいい人」
己の欲望に正直に生きた男が死んだ
遺族は誰が殺したのかと責め合い

櫻子の言葉でその場はおさまる
しかし櫻子は気付いていた
ある人間の殺意に





ただ ただ ありがと!なのでした

2020-06-17 20:28:04 | 子供のこと身辺雑記
宮崎牛♪



帰宅したら 宮崎県に住む従兄から届いていました

いつも宮崎県産の果物(マンゴー)とか地鶏・豚肉・牛肉と送ってくれます
伯父・伯母達が鬼籍に入った現在 唯一九州♪ うわ~~~っ嬉しいなと感じさせてくれる身内です

九州の 他の血のつながるイトコ達とは音信が途絶えてしまいましたが

伯母の夫であった伯父の甥と こうしてやりとりできている人の縁の不思議さを感じま

従兄のお嫁さんにお礼の電話して (彼女がまたいい人なんです)
「いっぺんに幸せになりました 有難う!」って
嬉しい気持ちを伝えました