干し椎茸は二日がかりで戻します 洗ってから漬けた干し椎茸は二日目 味醂 酒 砂糖 醤油 それから柚子の皮の刻んだのは袋に入れてーそうしたものを加えてまた一晩置きます
この干し椎茸を漬けた汁に鰹節や昆布 鶏肉など加えて調味した出汁で それぞれ野菜を煮ていきます
別な鍋では最初に海老に味を付けます
その汁でくわいを煮たり小芋を煮たりします
最後に煮たものを引き上げたら 煮しめや雑煮用に取り分けた野菜(蓮根・牛蒡・人参・筍など)や蒟蒻の端しっこの残りを小さく刻んだものに鶏肉を何枚か加えて煮ます その時の煮汁の残り状態で あらたに調味料や水を少し加えたりします
煮しめ 数の子 酢の物など味見も兼ねておかずにし 夜は卵雑炊にしました
お煮しめ 数の子 酢の物 蒲鉾 伊達巻 黒豆 きんとん 田作り 昆布巻き 縁起物も詰めて 明日は姑にも届けてまいります
朝の番組に安藤美姫さんが出ていた
その選手時代は毀誉褒貶に彩られている
十代で四回転ジャンプを決めたのに「ジャンプだけの安藤」とーまるで四回転が悪いものであるかのように貶され
表現力を身に着けようと努力するうちに体形の変化もあり四回転が跳べなくなった
独断と偏見ではあるが 私は悪いのはスケート連盟とやらだと思っている
四回転を跳べるのはーすごいこと 素晴らしいことだったはずだ
なのに「ジャンプだけの」-という形容詞で潰した
宝石を砕いた
全て安藤選手が我が儘ーという扱いにくい選手ーと
更にはマスコミの過剰な異常なまでの報道が まだ十代の少女を追い詰める
孤独のみが増す
心が壊れても無理はないーと思う
もしも多少言動がエキセントリックになったとしても
私はそうは思わないけれど
こうして世間には安藤美姫はひどく身勝手で扱いにくく我が儘ーと印象づけることに成功する利害が絡む大人たち
ジャンプ 表現力 芸術性
一人の少女は様々な方向に引きさかれる
答えはどこにある
正解はどこ?
導くコーチは与えられない
ただ批判ばかり
ネットの世界も彼女を苦しめる
ただ滑りたいだけなのに
スケートすら好きかどうかわからなくなる
試合への出場もできなくなる
少女は少し年上の荒川静香さんに憧れていた
「オリンピックで自分も金メダルを」
けれどー夢はすべてはかなわない
それでも他の世界大会では優勝した
世界女王と呼ばれた栄光の時代もある
今年 出産をしていたことを発表するとまた安藤美姫を嫌いな人間達は特に騒いだ
もう一度選手に戻りたかった 試合に出たかったー
連盟は それほどの選手であっても特別扱いはしない
イチからの戦いだった
自分の決断とはいえ育児をしながらの練習
夜中までの
出産により失われた体力 死んだ筋肉
全日本の大会での安藤美姫選手の姿は美しかった
表情は優しく
体力不足によるふらつきもあったけれど 現在できることをせいいっぱいやろうとする
できる限りの姿をスケートを演技を 今まで応援してくれたフアンへお礼の気持ちもこめて見せたい
見てほしい
そんな願いが感じられた
彼女も一人の天才であったのだ
愛されてしかるべく選手だった
挑戦する姿勢を忘れない 失わない
現役引退 指導者の道へ進むという
厳しい道でしょうけれど頑張ってほしいと思います
ここに一人の選手がいる
拒食症を乗り越えてとか 荒川静香選手の引退と同時期に復活してきた鈴木明子さん
中野友加里さんは腰痛もあったそうですが 鈴木明子選手が注目を浴びるのと反比例するかのように
リンクを去りー
本人の努力もあるのでしょうけど この鈴木明子選手が輝きを増すにつれ 安藤美姫選手はくすんできたようにも思えるのです
しぶとい崩れない乱れない強い選手なのでしょう
鈴木明子という人は 努力もする 自分の目標がぶれない 強い人
ええ 立派です
この鈴木明子選手の台頭
おそらく鈴木明子さんには「罪」はないのでしょう
実際 演技も素晴らしいとは思います
時々「神演技」もなさいますし
ただただ 拘って一言
私は彼女が彼女の演技が浅田真央さんをはるかに超えているーとは思いません
今度の全日本のあの得点ー
長年大会に出場して優勝経験がないから特別賞のかわりにの異様にも見える高得点なのでしょうか
鈴木明子選手のフアンなら「ノーミスだし当然」と思うのかもしれない
浅田真央選手は 回転不足をとられようと ずっとずっと難しいプログラムをこなしてきました
およそ完璧に見えるトリプルアクセルにすら 「回転不足」という伝家の宝刀なる「あらさがし」をして 浅田真央選手にダメージを与えて 自信を失わせ 跳べる 跳べているトリプルアクセルを破壊しているー
そのように見えます
天才 浅田真央
天才 安藤美姫
日本のスケート連盟は二人の天才が憎いのでしょうか
自分たちが天才ではないから
彼女たちの高みにはどうしたっていけないし
そうした「天才」を見つけて育てる「目」も「手腕」もないから
どうして日本人が自国の日本の選手を守ろうとしないのか
歯がゆくてしかたありません
足だけひっぱり結果(金メダルとれ)を望むのは そして結果が出たら自分たちの手柄にするのは それは随分卑怯であつかましいと思います
不調だったかもしれない ミスもあった
審判がたのいやがらせみたいな 奇妙な圧力
浅田真央からは着地ミスとか回転不足をとればいい
そういう雰囲気
けれど全日本の大会でショートもフリーも好き嫌いで選ぶなら一番好きなのは美しいと思ったのは浅田真央さんの演技でした
それからえもいわれぬ表情を見せてくれた安藤美姫さん
最後まで息つく暇も与えなかった宮原知子選手
緊張感がありました
フイギュアスケートはスポーツのはずです
ならば!
挑戦する姿こそ本領
そこに美しさがついてくる
しつこいまでのガッツポーズは必要ありません
むしろ醜いだけです
これからの人生 頑張ってください 安藤美姫さん
そして浅田真央さん
パーフエクトな演技がソチ五輪でできますように
祈っています