夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

台本を書いたりパーツを調べたり

2024-02-09 21:55:58 | Weblog

カメラの紹介動画を撮ろうなんて、余計なことを考えたものです。

でも乗りかかった舟ですからこのまま進めましょう。

内容が多岐に渡るのでメモ書きでも台本がどうしても必要です。今日も黙々と。

台本が大体になったところで思い付いたことがあります。

HL-79E の 修理中断で放置したままの POWER ユニットについてです。

使えるか使えないかわからないユニットがいくつも保管してあるのは先日確認しました。

もしかするとどれかの基板に怪しいダイオード V11N が載っているんじゃないか?

分厚いマニュアルの各ユニットの部品表を調べてみることにしました。

そしたら最初に調べた DEF ユニットに2本使っているじゃないですか!

と、まあ話はここまでです。

DEF 基板からダイオードを外して入れ替えるのは困難じゃありませんが問題はその後です。

なんとか実用レベルの 79E は2台ありますがダイオードを入れ替えたユニットをそれに入れて試すのは不安。

前に POWER ユニットを入れ替えて煙が出たあれがトラウマになっていますから。

 

そんな訳で課題は増える一方、ボケている暇はありません。

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台本を書きながらふと気になったあれ

2024-02-08 17:12:16 | Weblog

16ミリカメラの紹介の件で台本を書きながらそうだ、あそこを削ってきれいにしたんだっけ。

Bell&Howell70DR というカメラは自立しないので撮影途中で地面に置いたりすると

正確なフォーカスを合わせるファインダー部が地面に着いて傷になります。

ここです。ここが地面に当たるんです。ここが傷だらけだったので確かサンドペーパーで削ったんでした。

これは昔持っていた同型をいじり壊して、ずいぶん前にヤフオクに出ていて懐かしくて手に入れた2台目です。

それはそれとしてハンドグリップを取り付けたときに使うもうひとつのシャッターですが

これはグリップを左手で握るのがセオリーなんじゃないか?

グリップ無しで構える場合は左手をベルトとファインダーの間に入れて押さえます。

更に額をカメラ後部に当てて安定させ、ファインダーは左目で見て右目は閉じずに周囲を見るのが基本。

グリップ使用の場合も左手なんじゃないかと試したら操作性は良好でした。

 

台本はなかなか進みませんがあれも気になりまして脇道へ。

HL-79E の修理途中で放置した POWER ユニットです。DC730V が時間経過で電圧が落ちていく症状だったようです。

素人ながら回路図を眺めていたらこのダイオードが怪しいんじゃないかと勝手に推測。

現物はこれ。1500V 0.4A のダイオードらしいです。まん中にあるふたつですよ。

ルーペで拡大してみました。

なんだか D21 が変色している感じです。こいつが犯人かもと素人判断。

パーツリストを見ると D21 と D22 は同じ V11N です。

これが数個単位で手に入れば安い物ですから交換して様子をみたいけど 350 個単位しか無いようで!

また保留ですね。

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いつになったら本番だよ&HL-79EのPOWERユニット

2024-02-06 14:12:10 | Weblog

外は積雪30センチ。

このところ準備ばかりで何も進展しません。

コレクションのシネカメラの動作確認と紹介を公開しようなんて余計なことを考えるから。

背景のボードが小さくてカメラアングルを決めるのが大変なので大きくしました。

裏返すとグリーンバックとして使えます。

HVR-Z5J の AV 端子から外部モニターに出して大画面で確認できます。

基本的に夜間ライトを当てて撮影するつもりですが日中窓からの自然光でも曇っていればいけそう。

Bell&Howell70DR は純正のケースもあります。

この中身も紹介しちゃおうかな。

蓋の裏にネットで探して印刷したマニュアルと自作のハンドグリップが入っています。

張り紙はシャッター開角度とシャッター速度のメモです。

このカメラは恐らくテレビ関係で活躍した個体らしく各種フィルターが入っています。

これはタングステンタイプのカラーフィルムで撮る際使うゼラチンシート。切り抜いて使います。

必要なフィルターは全部揃ってますよ。フィルターホルダーも予備が!

フィルム装填の手順も紹介しないと。

昔撮った現像済みフィルムがあるので実際に装填してみました。まごついたけど成功。

木製三脚に載せた Bell&Howell70DR を背景紙の前にセット、 HVR-Z5J で撮った静止画です。

三脚のヘッドも入れ込むことができるようになりました。

ここまでの作業の副産物として、このカメラ、全部の機能が正常なことがわかって満足。

 

話は変わってコメントをいただいた Ikegami HL-79E の POWER ユニットについて。

余っている POWER ユニットがあったはずです。

納戸の奥をかき回したら再生に失敗した部品取り機が出てきました。

各ユニットは全部入ってます。

POWER ユニットを抜き出したら " '20.5.19 修理 " のメモが。不安要素です。

どんな修理をしたのか、自分のブログを確認。

2020年5月18日の記事

2020年5月19日の記事

2020年5月20日の記事

修理はしたけど直らなかったんでした。電子回路は全くの素人ですから。

この他に使える予備ユニットはあるかと探しました。この箱にまとめて入れておいたんですが、

POWER ユニットだけがありませんでした。

でもいつか貴重なユニットの修理に再挑戦してみます。回路図はあるので。

基板を出してみました。おいおい、「修理中」の張り紙が。ここで断念したんですね。

回路図の上でパーツを交換するなら簡単ですが実際にやるのは大変です。

4年前に怪しいとみて交換したのは T2 ですが見込み違いだったようでこれ以上は専門家じゃないと無理。

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外は雪、気分が乗らない日もありますが

2024-02-05 15:28:38 | Weblog

大雪警報が出ました。

夏は冬になったら工房で色々やろうと思っていたんですが気分が乗らない日もあります。

乗らないけどじっとしている性格じゃないので出来ることは進めました。

シネカメラの紹介etcで背景がイマイチなので改良。カラーボードに色画用紙を固定。

これなら色合いがピッタリだろうとツタヤで買ってきた物です。

背景の前にテーブルを置いてライトを当てて条件出し。左上のメインライトは 100W サブは 36W 。

撮影する HVR-Z5J の設定はこうです。特にホワイトバランスは重要。白熱灯なので 2800 付近です。

おっと、GAIN の設定が M でした。本番は L にしましょう。

HVR-Z5J で撮った静止画はまあまあの結果です。背景はあいいろの画用紙で正解。

こうなれば GAIN を "L" にしてライトの位置も調整してやろうじゃないかと即実行。F4.4 です。

こんなもんでしょう。

外は雪が本降りになってきました。

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シネカメラ紹介動画の準備

2024-02-04 12:04:19 | Weblog

本来は Ikegami HL-79E の素人による調整課程を順を追って紹介する予定ですが、

その前にコレクションの16ミリシネカメラの定期動作確認と紹介をしようなんて考えました。

初めは Bell&Howell70DR、次は Bolex H16、Arriflex16S を予定しています。

今日は 70DR をどんな手順で記録するか、実際に機材をセットして手順を確認してみました。

背景はダイソーのカラーボード。70DR は木製三脚に載せてあります。

HVR-Z5J の PHOTO 機能で撮りました。このカメラが一番決まるカット。

正面は HD のアスペクトだと左右が空いて間抜けですね。

こちらにゼンマイの巻上げハンドルがあります。

ハンドルを回すのではなくハンドルを持ち上げて押さえ本体を往復回転させて巻き上げます。

後姿です。

カバーを開いてフィルムの装填もお見せするつもりです。

各操作部も紹介します。これはコマ数のセット。

正確なピント合わせで使うクリチカルフォーカサーも重要なポイント。

レンズターレットは注意事項があるので詳しく説明する必要があります。

ターレットを特定の位置にするとゼラチンフィルターのホルダーを抜くことができます。

ゼラチンシートを切って挟み込むところも必要でしょう。

ハンドグリップを取り付けた場合に使うシャッターレバーです。

これは国内で加工したという説があります。前に持っていた 70DR にはありませんでした。

こちらが本来のシャッターボタンです。

ターレットがピント合わせの位置だとロックが掛かって押せません。

ファインダーはレフレックスではないのでパララックス補正のダイヤルがあります。

補正ダイヤルを回すとファインダーレンズが首を振る様子も撮る必要がありますね。

ファインダーはビス2本を抜いてファインダーの視度調整部を外すと取り出せます。

このファインダー、アングルファインダーの代用になりそう。

順序が後になりましたが最初のカットはこのテーブルに載せるところから。

このカメラは自立しないので飾るならこうして台を取り付ける必要があります。

手順は掴めましたが背景のカラーボードが小さかったようです。棚に合わせてカットするんじゃなかった!

こうしてリハーサルをやってみると細かい問題点が見つかって有効でした。

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土曜日はゆっくり、っていう主義じゃないので

2024-02-03 17:10:00 | Weblog

年金暮らしで毎日が日曜日みたいなものですが、のんびりテレビなんていう柄じゃありません。

まだカチンコをいじっています。これで本当に完成しました。

ボードにしっかりロゴを入れました。プリンターで印刷して貼っただけですが。

焼酎を買いに出たついでにminiDV テープ探しにハードオフへ。ありました。

ついでにプリンターのインクも。計¥440。新品の1割!

これも塗装しました。HL-79E の調整に使う回転台です。照明の反射効果を考えてのこと。

晩酌の準備も済んでこれから一杯やりながらテレビで女子のカーリング見物です。

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忙中閑あり 先日コレクションに仲間入りしたカメラ

2024-02-02 17:18:54 | Weblog

今日はちょっと息抜き。

誕生祝で Jr. からの贈り物 Cinemax-8 という大昔のゼンマイ巻きシネカメラの紹介です。

ホームページの「カメラ博物館」に追加する前にコンデジでひと通り記録しました。

もちろん今の時代にこれで撮影はほぼ不可能ですが。

底の刻印 101952から1952年、昭和27年製かと思いましたがどうも昭和30年代初頭のようです。

どこを見てもプラスティックは一切使っていません。

詳しい情報はありませんが当時は高価なカメラで道楽親父が買ったんでしょうね。

レンズはDマウントでしょう。2本装着できます。

フィルム感度と絞りの目安はここでセットします。最初固着していたので軽く556を浸み込ませて回るようになりました。

フィルムカウンターとコマ数の設定部です。右の真鍮の円盤でフィルムが送られているか確認できます。

ゼンマイの巻上げハンドルは往復ではなく一方通行です。

ファインダーはもちろんレフレックスではありませんが凝った作りです。通常はこれでファインダーにフレーム枠が見えます。

広角の窓枠を閉じると

望遠の窓枠もあります。

蓋のダイヤルはフィルムの弛みを取るためでしょう。

中はこうなっています。巻取りのリールはありませんでした。

プレッシャープレートはこうすると開きます。アパーチャーをブロワーで掃除するのに便利です。

ひとつだけ不明なレバーがあります。この位置だとファインダーの左側に赤い表示が出ます。

手のひらサイズの可愛らしくて面白いカメラです。

それにしてもこの時代の工業製品は金属製の重厚な作りで毎度感心。

使う事はありませんが保護してあげて良かったア。

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月が変わったしそろそろ始めましょうか

2024-02-01 16:42:42 | Weblog

もう今年も残り11ヶ月。

いくつも計画していることがありますが、その一部について準備の最終段階です。

最初はコレクションの16ミリカメラの定期運転と紹介。

ところがトラブルって、後からあとから出るのものです。

自分撮りの準備は完了しましたがカメラを撮る三脚の調子が悪いのに気がつきました。

この三脚はソニーの純正と思われますがオールプラスチックの華奢な作りです。が、パン棒にリモコンが付属しています。

カメラのLANCジャックに差し込むと録画/停止とズームがパン棒で可能。これは便利です。

ところがパン側のロックを締めてもガタツキがあって決まりません。

ヘッドを外して調べました。この3本の締め付けネジが怪しいぞ。

案の定ネジが緩んでいました。六角レンチでしっかり締め付け。

これでガタツキは解決しましたがこれだからプラスチック製品は嫌いなんです。

これに先立ってダイソーで買ってきたカラーボードを使ってカメラを撮影するための背景にしました。

棚の上の段にセットすると三脚(これはこのカメラにピッタリの木製の脚)に載せて撮影できます。

実際はズームで寄ってこんな感じになります。いかにもシネカメラ、最高ですね。

これは試しにコンデジでストロボをたいて撮りましたが実際はライトを使います。

このシリーズに使うメインカメラは HVR-Z5J で、正常に使えますが日付けのバックアップが消えちゃいます。

電源をつないで OFF のまま24時間以上置くと内蔵の充電池が充電されるはずですが忘れちゃいます。

電池は液晶モニターの奥にある基板に付いているらしいけどうっかり分解すると事件になりそう。

撮影機能に支障はないのでこのまま使います。

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