夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

忙中閑あり 先日コレクションに仲間入りしたカメラ

2024-02-02 17:18:54 | Weblog

今日はちょっと息抜き。

誕生祝で Jr. からの贈り物 Cinemax-8 という大昔のゼンマイ巻きシネカメラの紹介です。

ホームページの「カメラ博物館」に追加する前にコンデジでひと通り記録しました。

もちろん今の時代にこれで撮影はほぼ不可能ですが。

底の刻印 101952から1952年、昭和27年製かと思いましたがどうも昭和30年代初頭のようです。

どこを見てもプラスティックは一切使っていません。

詳しい情報はありませんが当時は高価なカメラで道楽親父が買ったんでしょうね。

レンズはDマウントでしょう。2本装着できます。

フィルム感度と絞りの目安はここでセットします。最初固着していたので軽く556を浸み込ませて回るようになりました。

フィルムカウンターとコマ数の設定部です。右の真鍮の円盤でフィルムが送られているか確認できます。

ゼンマイの巻上げハンドルは往復ではなく一方通行です。

ファインダーはもちろんレフレックスではありませんが凝った作りです。通常はこれでファインダーにフレーム枠が見えます。

広角の窓枠を閉じると

望遠の窓枠もあります。

蓋のダイヤルはフィルムの弛みを取るためでしょう。

中はこうなっています。巻取りのリールはありませんでした。

プレッシャープレートはこうすると開きます。アパーチャーをブロワーで掃除するのに便利です。

ひとつだけ不明なレバーがあります。この位置だとファインダーの左側に赤い表示が出ます。

手のひらサイズの可愛らしくて面白いカメラです。

それにしてもこの時代の工業製品は金属製の重厚な作りで毎度感心。

使う事はありませんが保護してあげて良かったア。

コメント
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