夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

蒸し暑い工房にこもってHL-79Eで遊ぶ

2019-06-28 14:53:47 | Weblog
蒸し蒸しして家のトラネコ虎次郎もぐったりです。私は暑いのは好きですが湿気は苦手で昼前は広大な(?)庭の草取りで汗をかきました。雨が降っていなければウォーキングと思っていたのですがこんな日は汗がひかないのでやーめた。
隣組の配布物を仕訳け、なんてどうでもいい事、気力を振り絞って暑い工房でHL-79Eの相手です。
79Eは夕べから電源を入れっぱなしでエージングをかけたままですがモニターを入れてカラーバーを見たら何も問題はありませんでした。
波形モニターもベクトルスコープも異常なし。


わかりにくい上に誤表記もあるマニュアルを頼りにPRE AMPの調整をしないと先に進みません。Rchの様子が変なんでその原因を調べているんです。

ブランキング期間を0V DCに調整するんですがRchは電圧が0Vまで上がりません。

手っ取り早くPRE AMPを交換しちゃおうと思ったのですが、チョッと待って。

予備はあります。でも事態は複雑で、上は元々付いていたPRE AMP、そもそもこれが調整不能で予備と入れ替えて直後は0Vに調整出来たのにその後下がっちゃったんです。(それは前にも書いたかな)下の「スペア」は善意の第三者、さっきガラクタ箱から出してきたモノ。

現在付けてあるのはこのPRE AMPです。


昨日のおさらいも兼ねて進めましょう。マニュアルのフローが正しいとすればPRE AMPとPROC-1Aの「信号電流の確認」はPULSEユニットのCALをONにするという事。


CAL ONにするとPROC 1AのR,G,Bに対応するTPにキャリブレーションのノコギリ波形が出ます。
TP1(Rch)の波形です。シンクロスコープはDCモード。調整してもこれが目一杯です。


TP4(Gch)は0Vです。PRE AMPのOFF SET VRで調整しました。電圧は後でCAL VRで規定の0.4V p-pに合わせます。


TP7(Bch)も0Vに調整。0Vを中心に上下に調整範囲あり。


RchのOFF SET VRはここです。時計方向に回すと電圧が下がり反時計方向に回すと上がりますがこれで一杯です。


PRE AMPの回路図です。VR6の回路のTrが劣化して電圧可変範囲がずれている、と考えるのは的外れかな。
それとも見方を変えて撮像管を交換してから様子をみようか、楽しい悩みです。


梅雨で外に出られない、というより出にくい季節。次は最初に変だと気が付いたPRE AMPと「善意の第三者」の中身を比べてみることにします。素人ながら前にHL-95の電解コンデンサーを交換して修理に成功した件と79EのPOWERユニットも修理した経験があるのでもしかすると原因がわかるかも。
まだ当分79Eに遊んでもらえそうです。
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