夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

次の作業は16ミリ映写機修理

2020-06-19 17:21:36 | Weblog
まだまだ片付ける作業は残っています。16ミリ映写機ELMO16CL XENON。
これは十数年前に長野市の今は廃業したリサイクルショップで確か¥9,800で確保した物です。店頭で電源を入れてテストさせてもらったらキセノンランプは点灯したけど駆動系が動いていませんでした。慌ててスイッチを切り、ベルトが切れているのを承知で買ってきました。
数日後、ELMOに電話したらベルトは在庫があるので着払いで送りますと拍子抜けする対応、即送ってもらいましたが今では無理でしょう。あのとき電話に出たおじさんに「いちろくシーエル」と言ったら「じゅうろくシーエル」と読むんだそうです。
ベルトを交換したらどこも不具合はなくて昔撮ったフィルムを何度か掛けて映写しました。その後物置に入れっぱなしだったのを数年前に出してきて回したら、、、ランプが点かないじゃありませんか。
分解して調べましたが故障の原因はわからずそのまま仕舞いこんでいました。前から気になっていたので久しぶりに作業台に載せてランプ以外をチェックすることにしました。

前に色々調べてランプ周りは分解したままです。欠品は無いようですがビスが一部見当たりません。恐らくどこかにまとめて収納、してあるかなあ。

ほら、色再現に優れ大スクリーンに映写できるキセノンランプ仕様です。


メタルコネクタの付いた電源コードもありました。これでテストできます。


なにはともあれ回してみました。シャッターもクローも動きました。切れていて交換したのはこの茶色のベルトです。


このローラーも元気に回りました。


巻き取り側のリール軸も回ってます。


巻き戻しの軸も快調。


サウンドのスイッチをO(オプチカル)にするとエキサイターランプが点くはずですが最初点きませんでした。が、しばらくしたら思い出したように点きました。


スイッチをM(磁気)にしたら後ろから「プチッ」と大きな音。びっくりしましたがアンプが正常に働いている証拠です。後部カバーにスピーカーが組み込まれているんです。


問題はキセノンランプです。放電を利用したランプですから断線ってのはありません。

キセノンランプについて前にも調べましたが寿命は非常に長いそうです。普通16ミリ映写機は数千時間使われることはないと思いますので寿命がきているとは思えません。
保管は真っ暗な環境だと暗黒効果で点灯しなくなるという情報もあり、それで取り出して袋に入れて明るい場所で保管していましたがどうなんでしょう。
一緒に保管してなかったビスを探してからランプ系を組み立ててテストしますが、いっそテレシネ専用に改造しちゃう手もありなんてことも考えています。
またまた明るい悩みです。
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