夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

シュールリアリズム映画を作る ⑱

2021-09-27 17:22:29 | Weblog
ロケハンで撮った写真を大まかなカット順に短冊にして、並べ替えたり外したりしてカット割りはほぼ決まりました。
次は各カットの尺を考える必要があります。
写真をスライドショーにして再生してみましたがそれでは単なるスライドショーで、順番の確認に過ぎません。
今日は写真を Premiere に読み込んでタイムラインに並べて各カットの長さを調整、全体のリズムを追い込むことにしました。
長いカットは10秒程度、短いカットは1秒程度でしょう。
その結果フィルムがどのくらい必要か見えてくるはずです。


まだ大まかな姿しか見えてきませんが全体の尺はつかめてきました。


今回の作品はメビウスの輪がモチーフなのであの空間を主人公が一周するだけです。


一週目の終わりで画面を左右反転、二周目はメビウスの輪の裏面を歩く構成なので理屈ではフィルムの消費量は半分で済みます。
頭で考えていたときはそれでも 100feet の 16mm フィルムが2本は必要だろうという認識でしたがこれなら1本でいけそうです。
ずいぶんケチな映画作りです。
タイムラインで BGM もいくつかある候補を置いて更にリズムを煮詰めていきます。
映像に BGM を加えるのは本来否定的ですが、映像のイメージをふくらませることができるなら柔軟に考えましょう。
作曲ができれば理想的ですがハ長調の童謡みたいなのしか作れないのでYouTube のオーディオライブラリから拝借します。
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