夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

今日はOLYMPUS PEN-D3

2019-11-25 16:13:46 | Weblog
土曜日にHL-79D試し撮りの結果が上々だったので一段落です。引き続きHL-79Eの整備に掛かりたいところですが気が向いて中断していたJrのOLYMPUS PEN-D3修理を再開しました。このPENはジャンクを格安で手に入れたのですが水銀電池からメーターに行く極細のコードの芯線が腐食していてそのままなんとかしようとしたら切れちゃったという状況です。ファインダー部は前に取り外してあります。
隙間から新しいコードを通そうとしましたがそれは無理でした。


線を張り替えるにはどうすりゃいいの?ここにあるネジを抜けばレンズが外れると思ってやってみましたが違うようです。


前回分解したとき写真は撮ってあると思いますが念のため記念撮影。


前にこのスプリングを飛ばして探すのに苦労したのでテープで対策。


ネットで調べたら貼り革を剥がすとネジが現れるというのでダイソーのシールはがしを滲みこませてあれやこれやでこじったらネジが見えました。


ここまで来れば先が見えました。あまり本気じゃないので今日はここまで。


バラバラになったPENを容器に収めました。

先程この容器を踏んで何個か部品を飛ばしちゃいました。全部拾ったつもりですが、危ない危ない。

ところでこのカメラは水銀電池MR9仕様です。手に入れた時点では替わりにLR44が入っていました。LR44はアルカリ電池で1.5V、MR9は1.3~1.35Vで電圧が違います。これでいい訳がありません。
私の対策は酸化銀電池のSR44を使ってダイオードで電圧を落とす方法です。これは以前SEKONIC MICRO LEADERで経験があります。昔秋葉原で買ったダイオードが恐らくショットキーダイオード(もしかするとゲルマニウムダイオード)を直列に入れて電圧を0.2V程度落とすんです。露出計はEOS20Dで色々な条件で試して充分実用になりました。

裏のCHECKボタンを押すと針がぴったり青マークに振れます。

今日ダイソーに寄って買ったSR44とパーツボックスにあったダイオード。左がPENに入っていたLR44。


実際どの程度電圧が落ちるか調べてみました。SR44単体は


ダイオードを経由すると

約0.2V落ちました。電池の電圧なんてかなりファジーですからこれでいけるでしょう。線を張り替えるときにこのダイオードを入れます。

晩酌にはちょっと早いのでもう少し進めました。
貼り革も剥がれたし、レンズを外そうじゃないか。貼り革の下の5本のネジを抜いて、


先程の裏側のネジも抜いたらレンズユニットは簡単に外れました。飛んでいきそうなスプリングは前もって外してこの後袋に収納。


仮に細いビニール電線を通してみました。これは分解しないと絶対通りませんね。


こちらが水銀電池ケース側です。


メーター部です。右の抵抗に線が繋がっていた跡があります。


配線はこの狭い隙間をこんな具合に通っていた気がします。


シャッターは大丈夫そうで安心しました。さて、ダイオードはどこに入れようかな。楽しい悩みです。

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