毎年この時期になると、訃報のはがきが届きます。900枚の年賀状を交換していますが、多いときには40~50の喪中はがきが・・・。
今年もすでに20件の喪中はがきが届けられました。中でも、「えっ、何で?」と絶句した一枚のはがきが・・・・・。会社を辞めて、和歌山で田舎暮らしをしたとき、慣れない我々に親身になって世話をしてくれた人が亡くなったのだ。私と同い年の64歳。10月に胃ガンで短い生涯を遂げたという。
家人が早速電話を入れたが、発見したときにはすでに余命3ヶ月だったと・・。奥さんはガンを告知しなかったことを非情に苦にしているようすだったという。知って嘆き苦しむより、知らないで天国に召される方が本人にとってはよかったのでは・・・。私ならそうして欲しい。
この時期になると、年賀状を書くことを唯一の楽しみにしていた父の姿も今はなく、残された絵筆に在りし日の父の姿が偲ばれます。
亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。