ゆきさんのブログ

元お祭りオヤジの周辺・・・

祭りは地域と共に活きる!  その2

2005年05月01日 09時35分06秒 | 祭人
平成11年に天皇在位10年のパレードが皇居であった際二本松の太鼓台も参加した。私は高山へ行ったことが
無いけれど、このパレードに参加していた高山の屋台を見せられてカルチャーショックを受けた。豪華な屋台の
車輪に自分の顔が映るくらいピカピカだった。後から聞いた話だけれど、この屋台は個人の持ち物だという。
本物は高山から持ち出されることはないそうだ。これを聞いてまたビックリしたものだった。

さて、二本松の話にもどろう。
私が行っているアクションがまるで不法行為のように言われていることが情けない。
私は二本松市観光課の手先だという。 
バカなことを言うんじゃない。そんなのを考えが浅いというものだ。
また、祭りで金儲けをしているという。
見る人が見ればそう思うのかもしれない。そういう人はどうぞ「祭りで金儲け」と考えてくださって結構だ。
お祭りのガイドブック、あんなものは只で配れと言った人もいた。

私は金持ちではない。金が無いからガイドブックを制作するのに広告をとり、そして完成した本を売っている。
売ることで次回の取材費が捻出でき、機材もそろえられる。私のポケットマネーでは、1回は出すことができる
かもしれないけれど、2回3回と続けてゆくことは出来ないだろう。
昨年はカレンダーも出した。しかし、ガイドブック、カレンダーの売り上げを合わせてもお金は残らなかった。
今年は、昨年取材をしながらも販売のできなかったDVDビデオも発売しようと思っている。

数年前、岸和田のだんじりを見にでかけた。祭りのあり方にも驚いたが、訪れる観光客の多さにも驚いた。
そして、お土産品の充実ぶりには感心させられた。お店全体がだんじり祭り商品で埋め尽くされている店もあった。
観光に訪れた人たちは、なにがしかの土産を買って帰るようだ。私も祭りのビデオ、法被にさげるタバコ入れなど
を数点土産として買って帰った。
どれもこれも、勇壮な祭りを想いおこさせるものばかりだった。
そうだ、故郷へ帰ったらこいつをやってやろうと思ったのだ。

観光客が二本松を訪れてお金を落としてくれること、これ何が悪いのだろうか。
残念ながら、観光客はガイドブックは買わないことが分かっている。皆、温泉饅頭のようなものを買うのだ。
私は饅頭はつくらない。家が饅頭やだったら作ったかもしれないが・・・。

さて、一昨年は秩父へ祭りをやりに出かけた。一晩で20万人も祭り見物に観光客がやってくる。
町を挙げて観光客に対応しようとする姿勢がある。傘鉾の牽引に参加しながら警備体制、駐車場の対応、祭りを
支える体制のすばらしさに感服してもどってきた。 
私は、秩父のやり方を見習いたい。秩父では、町内ごとにその町内のCDやビデオを制作して売っている。
屋台が停車しているときに、法被をきた若連が売り子になっているのだ。
何ゆえに二本松ではそういうことをできないのかと考える。
岸和田の土産を見習いたい。土産といっても立派な芸術品もある。また、大手のアパレルメーカーなどが巾着など
の商品を製作しているし、アサヒビールがだんじり入りの缶ビールを制作している。
いつか、わたしはこれにもチャレンジしてみたいと思っている。

今年も自分の信ずるところを行こう、と思う。 
観光で二本松にたくさんの人を呼ぼうということの何が悪い!

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