ゆきさんのブログ

元お祭りオヤジの周辺・・・

映画少年

2007年01月26日 14時14分05秒 | デジャブー
昭和33年は二本松にとって意味のある年であった。
二本松市制施行の記念の年であり、盛大に提灯祭りも挙行されたのだ。
当時のお祭り案内パンフレットを見ていたら面白いことが印刷されていた。
昭和33年に上映されていた映画が載っており、調べてみたら面白かった。
もう少し書き進めてみたくなったので書いてみる。

もしかしたら、子供の頃からの映画少年だったのかも知れない。
昭和33年の二本松提灯祭りのパンフレットをながめていたら、当時上映されて
いた映画が数本載っていた。実際にその映画を見にでかけたかどうかは記憶に無い
けれど、市川右太衛門の旗本退屈男シリーズの一本は観ているとおもう。

この昭和33年(1958)の旗本退屈男は特別の映画だったようである。
東映としては、市川右太衛門の出演300本目にあたる同作品としておおいに力を
入れたようだ。なにしろ、当時の看板スターが勢揃いで出演している。

片岡千恵蔵、中村錦之助、進藤英太郎、山形勲、月形龍之介、大河内伝次郎
大川橋蔵、東千代之介、大友柳太朗 とまあ、その後の日本映画界を代表する
ことになるそうそうたるメンバーである。悪役で有名だった山形勲。この人、
ちゃんばら映画の悪役には無くてはならない人だった。のぺっとした顔ときたら、
ハリーポッターの悪役じいさんもカナワナイだろう。

さて、二本松には映画館が二つあったのだ。「会館」と「東宝」
子供ながらに印象的だった映画も多い。
「にっぽん昆虫記」は電柱に映画のポスターが貼ってあった。
何やら、おっさんが若い女の乳房にむしゃぶりついていた。
「人間の条件」これは、多分今で言うR指定だったハズ。しかし、何故か連作の
何本かは観ている。
そして、大好きだったのは、時代は下がるけれど「小林旭」である。
渡り鳥シリーズは全部観たかもしれない。どれも同じようなキャバレーでの乱闘
シーンがあって、波止場とか郊外でのラストシーンときたら「宍戸錠」との決闘
になるのだった。そして、寒い背中を見せながらアキラは去って行くのだ・・・。

映画館を出るときは、スター気分(小学生で?)
何か天下を取ったようなウキウキ気分だったのだ・・・。



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