ゆきさんのブログ

元お祭りオヤジの周辺・・・

祭りは地域と共に活きる! その1

2005年04月15日 09時00分07秒 | 祭人
伝統の祭りも地域があっての「ものだね」なのだ。何度も言い続けていることだけれど、地域の経済に裏打ちされて
地方の祭りは伝承されてきた。今、そこにあるということは、それだけ先人達が陰に陽に努力をかさねた「おかげ」
によって成り立っているのである。
昔、祭りといえば「ハレ」の舞台だったのだ。この地方にもそいう考え方は残っているけれど、もしかすると薄れて
始めているかもしれない。要するに、日頃質素な生活をしていても、祭りの日にはパーッと金を掛けて祭りの準備を
したり、晴れ着を着たりするものだ、ということである。だから、地元の商店はそれによって潤い、また、反対に、
「これで祭りを賑やかにやってください」という意味で、寄付(花)をうったのだと思う。

ところが、地元生え抜きの商店は瀕死の重傷にある。外部からやってきた資本に駆逐されて、青息吐息なのだ。
地元の商店、企業に元気が無い。従って、祭りを支えてきた地元の経済が振るわないために、いろいろと祭りを執行
する意味で影響がでてきているのだ。目に見えないところでも「ジワッと」当事者に経済的な負担、物理的な負担を
余儀なくしているようだ。祭りに参加する当人たちは自腹をきって飲食したりしているとも聞く。私たちが現役の
20年くらい前には、そんなことは考えられないことだった。

大型店はやりたい放題だ。地域の祭り景気を大ざるでかっさらって行く。祭りのまかないも大型店にお金が流れる。
だが、これらの進出企業は何等地元に還元をしていない。まして、「花」をうつようなことも無い。まさに、いい
とこ取りの商売なのだ。こんなのをこのままにしていていい訳がない。

私が提唱するのは、そういうことを含めた「金の取れる組織」づくりなのだ。口は出さないで、金を出してもらいたい。
お祭りの経済効果をもろに享受することのできる企業は「寄付」をするべきである。そして、単独の若連が寄付を
もらいに行くのではなく、町ぐるみで「寄付してください」といえるような組織であるべきなのだ。
大きな祭りは、そういうふうになっていると思うのだが・・・。

単年度制である若連組織が中心となる祭りではなく、複数年で話のできる全市内的な祭りの組織を早急に作りたい。
そうしないと、祭りが立ち行かなくなって来ているのだ。


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