ゆきさんのブログ

元お祭りオヤジの周辺・・・

郡上一揆

2009年01月01日 16時49分17秒 | マイ・ブーム
宝暦時代に今の岐阜県で発生した大規模な農民一揆、郡上の立百姓をえがいた映画「郡上一揆」
というビデオを借りてみた。(原作:こばやしひろし/脚本:加藤伸代・神山征二郎)。
内容は、大きな江戸の農民一揆について描いている。
郡上といえば「郡上踊り」で有名だが、この踊りの中にも一揆を題材にした踊りがあるという。

農民が一揆を起こすことは御法度。農民が直接苦情を訴えること、直訴も禁じられており、破
れば死罪もある。映画の中にも登場した「傘連判状」なるものがあるが、首謀者が分からない
ようにするために、円形に名前を連ねている訴状である。
結果として、直訴に及んだ関係者は厳罰に処せられ死罪になり、最後は将軍により幕府の関係
者を含めて郡上藩もお家断絶など、侍側にも厳罰が下っている。重い年貢に反して全国に一揆
や騒動が発生しているが、郡上一揆は長期にわたり、幕閣も巻き込んだ大きな騒動は類がない
とう。

今の世の中、ちっとも昔と変わっていない思いがする。
政治家やお役人は悪いことをする(無論、優秀でいい人も居ます)。自分の保身や利益のために
権力を私物化している。結局、辛い思いをさせられるのは弱者ということになる。
最近では、保険料を搾取する官僚、防衛費を私費に流用など、上げたらきりがない。

この国を操っている人たちは何をやっているのだろうか。
弱い労働者が路頭に迷い、中小企業経営者が首をくくるこの時代だ。
自殺者が絶えないこの時代をどう考えているのだろう?

今年は選挙があるようだ。
国民の目は厳しい。長期にわたって辛い思いをさせている。
さしずめ、江戸時代なら一揆や騒動になっている。
時の執政者である現在の自民党に厳しい判断が下されるだろう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿