ゆきさんのブログ

元お祭りオヤジの周辺・・・

マンガ・蔵の宿/二本松

2007年02月05日 08時45分49秒 | 祭人
マンガ喫茶で西ゆうじ作の「蔵の宿」というマンガを読んだ。
あらすじは、東京の大ホテルに勤める女性マネージャーが福井の実家(蔵元)の
父が亡くなったことによりふるさとへ帰り、新しく酒の蔵元と小さな蔵造りの
宿屋を経営し始めるという展開である。
そして、女将にふりかかる数々の難題をひとつずつ解決しながら生きて行くと
いうご当地マンガである。

さて、このマンガの中に城が登場する。
城の名前は「霞ヶ城」。あれ、どこかで聞いたことのある名前だが。
日本全国には「霞ヶ城」俗称がついた城は7つくらいあるという。隣の山形城も
別名は霞ヶ城というそうが、福井のこの城は現存する日本最古の城郭で国の重文に
指定されている。
ここに出てくるお城の正式名称は丸岡城である。

福井県のこの地方とは縁が深い。
もともと、二本松藩領主・丹羽家のルーツはこちらである。
この丸岡城は、丹羽長秀とともに織田信長の家老・双璧と言われた柴田勝家の
嫡男によって一向宗鎮撫の要として築城されたという。
時代は下がるが、柴田勝家に連なる鬼の作左と呼ばれた本多作左衛門の城でも
あり、「一筆啓上、おせん泣かすな馬肥やせ」は有名である。

こういうマンガに取り上げられるような物語が福島県二本松市にも欲しい。
歴史の宝庫、観光資源の宝庫といわれながら、本当に生かしきれていない。
全てがちぐはぐで、連なりがない。

お祭りを取り上げるにしても、何かストーリーが欲しい。
二本松提灯祭りのお祭り会館も単独では息が続かない、と思う。
常に新しく呼吸し続ける仕掛けを   

 探すぞ!




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