ゆきさんのブログ

元お祭りオヤジの周辺・・・

他の祭りも見に出かけよう

2008年05月01日 11時12分48秒 | 祭人
井戸の中の蛙ではまずい。
他の有名な祭りに出かけて、いいところは吸収したほうがいい。
大きな祭りは長い歴史をもつものが多い。
祭りが続けられてきたことは、継続することに値する何かがあ
ったから今日にその伝統を引き継いでいるのだと思う。
観光客がたくさんくる祭りもある。
観光客を上手に受け入れている祭りもある。

何ゆえに多くの人が見に来るのだろうか。
観光客は、その祭りに参加している人たちが本気で祭りをやって
いる姿を見にくるのである。非日常的な出来事として、観光客
自身の生活の中に無いものを見にやって来るのだ。
例えていうなら、すばらしい温泉旅館に泊まってみたいと思う
のは、日々の生活で味わえない時間を、たまには奮発して、贅沢
な時間を過してみたいと思うから、はるばる出かけて来るのだ。
だから、観光客自身の生活の中にいつでもあるものなら、わざ
わざ遠くまで出かけて来ることはないのだ。

二本松の祭りのすごさは、美しい提灯の景色と、類をみない
洗練されたお囃子にあると思う。
そして、それを本気で祭りに参加している姿が見る人に感動を
与えているのだと思う。

だが、二本松の祭りには酒が入る。
時々、自分を失って醜態をさらしているのを見かけることがある。
年に一度のハレの舞台、一段と格好のいいところを見せてもらい
たいものだ。酒に飲まれて無様な姿をわざわざ見に来た観光客は
幻滅して帰ることになる。
酒を飲むなとはいわないけれど、見られている自分を意識しても
らいたいものだ。

激しく屋台を曳き回す祭り、一糸乱れぬ曳き回しで魅了する祭り、
そういう祭りを見ると、組織がしっかりしているのだろうと思う。
例えば、秩父夜祭りの警備体制などは特筆に価する。
神社、消防と警察、観光協会の連携が旨く行っているのだろう。
一晩に30万人もの人出をこなしている。
そういうところを、是非二本松の人たちも見て来てほしい。