ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

ポピュリズムとは何のこと?

2012年09月10日 | 日記
ポピュリズムって何のことなの?

 最近 雑誌を読んでいると「ポピュリズム」という言葉が何度も出てくる。

意味は次のような事らしい。

ポピュリズムとは 「我こそが民意だ」 という姿勢で 本来は多様なはずの民意を単一化 人格化して対立する相手を
黙らせる 政治手法だと書いてあった。

この思想を振りかざすカリスマ的指導者が盛会に飛び出してきたと
マスコミがにぎやかだ。

  これは かってのドイツのヒットラーだったり その他 歴史の中に散見される
指導者の取った政治手法だ。

  今 多くの日本人が憂えていること。
それは 各方面で膠着化している日本の状況だ。
何とかこの苦境を打開したいと考えている。

 そこに声高に かつ 一見 真理のようなことを言う人が出てきた。

 「あれ 新しい指導者かな」などと つい 想いがちだが
声高に 言い募る人には気をつけたほうがいいと おかあさんの危機意識はブレーキを掛けてくる。

 今日も 何人かの国会議員が その光に惑わされて 離党する。
しかし その光源はミラーボールみたいなもので 自分ひとりでは輝かず そこには きらきら輝く光と暗い陰があるので 一見美しく見えるだけではないのかな。
本屋 雑誌を読んでいると 国会議員が 全く 世の中の動きに無関心で 勉強をしてくれない人もいるとか。
 物事を判断するには きちんとした自分と 周りを正しく判断する目が養われていないと出来ないと想う。何も考えない 学ばない人が国会議員であっては困るんだ。。

多くの人が かっての小泉さんを 「かっこいいじゃないの」とアイドル化した。
先日 郵便局から来た手紙を読んであっけに取られた人が多いだろう。
あんなに世の中を騒がせた郵政問題は 又  一つに合体した会社になったらしい。
 あの時 どんな過疎の村にもあった郵便局が村から消えて 貯金をおろすために 
遠くの町に出かけなくてはならなくなったおじいちゃにゃおばあちゃんのことを想うと
腹が立つ。
民間になって サービスは良くなったのかな?

 あのころの国民の判断が 今の混沌の 出発点になっているようにも思える。


目の見えないおかあさんにとって  当時 小泉旋風はとんでもない過ちに思えた。

国民が政治の指導者を前にした時 この人は 信用出来るか否かを どこで判断するのだろうか。

皆さんは どう 考えますか?

 おかあさんは まず その人の中身を 声で聞く。目をつぶって聞いてみると この人は本当に我々のことを考えて 物を言っているのか それとも 政局のことばかり考えているのか それとも 自分の事しか考えていないのか 見えてくる。

小泉さんを例に取ると  この人 (小泉さんのことだが)は 「信じるに値しない人だと感じた。
声もそうだ。そして 報道で聞く彼の言動は 人を馬鹿にした発言が目立った。それこそ 冒頭のポピュリズムを地でいった政治家だったように想う。

 なんて 書いても おかあさんには政治のことは分らないが 一人の選挙民として 次の選挙に誰を選べばよいのか
良く 見て判断したいと考えている。
今の政治の混乱振り 国民である我々 選挙民である我々が作り上げた結果だ。
皆が責任を感じなければならない。
さて  おかあさんの高校時代の友人の一人がマレーシアに住んでいる。
10月に所要で帰国するが その時 金曜日の集会に出て  その後... とメールに
書いてあった。
 読んだときは金曜日の周回の意味が分らなかったが それは 原発反対の国会周辺のデモに参加することだと気付いた。

 彼女は かって 原発反対の活動をしていた。その時 おかあさんは何も考えていなかった。要するに 自分のことしか眼中になかった訳。
 それから もう 20年近く経過した。今 原発をどうするか  考えナければならない時に来ている。
 彼女達の反対活動を見て あの頃  もっと おかあさんの目が開いていたら と想う。
 いや 今からでも遅くは無い。未来の日本国民のためにも しっかりしなければね。
友人が 将来 帰国した時 「ああ 戻って着てよかった」と思えるような日本に
 早くしたいものだ。

 今年に入ってから 自由が丘にある 緑ヶ丘区民センターで開催された 日本の明日
を考えるセミナーで おかあさんの目は 今までとは違う方向を見始めた。
 お陰で 又 人生が面白くなってきた。。

今  ニッキーがシャンプーから ピカピカになって帰ってきた。
車で送迎をしてくれるので 助かる。
今までは自分で連れていっていたが 手向きをしているおかあさん。
帰ってきたら 何だか むすっとしている。疲れたのか。精神的な疲労か。

ここ 1ヶ月ほど やすりで伸びてきたニッキーの爪を削っていたら 今日のトリマーさんの爪切りは楽だったとか。
先月は大騒動だったことを考えると嘘みたいだ。

 朝 一番の体のチェックといい やすりで爪を磨くここといい 毎日 続けていると 自分から その体制をとれるニッキー。毎日の訓練が肝要だね。