ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

一歩も動かぬニッキーを動かした物とは

2012年09月13日 | 日記
一歩も動かぬニッキーを 動かした物とは

 今 夜の8時前。ニッキーは絶対に トイレは外でするのだと 玄関に勝手に降りて おかあさんが降りてくるのを待っている。
 このところの ツウの不調が原因で ニッキーの外でしたい という 望みを黙って見過ごしていた。

 すると もう 室内でのトイレは頑なにしなくなった。
 雨の日や 道路が暑くてやけどをしそうな時のために
室内でも出来るようにと おかあさんは頑張ってきた。それは
1種の闘いであった。

 漸く ワンはスムースにできるようになっていたのに 何ということ。
2階でさせようと想って 引っ張っても ものすごい力で抵抗する。
今まで こんなに抵抗したことはなかった。

 さて これから どうするか。おかあさんが負けて 外に行くか それとも ニッキーのワンが 耐え切れなくなるまで放って置くか。
 ニッキーは もう 20分以上も玄関で待っている。

 ニッキーのツウは 少しづつ改善してきた。
まだ 以前には戻っていないが 例の細ー胃のからは脱した。

 さて さて 今宵の闘いの結果である。
 おかあさんはひらめいたのだ。 ニッキーの弱点はなあに?それは食いしん嬢であることに思い至って 特性のおいしいお水で
頑固な気分をそらせた。
 ニッキーは 「なあに 何を飲ませてくれるの?」とのこのこ 2階に上がってきた。
魔法のおミスを飲んだら もう 玄関先で頑張ったことなど すっかり 忘れて 2階でワンをしてくれた。
おかあさんの作戦は大成功。

 今度はツウだが 気分を伺ってみると
これは室内では無理みたいだ。

 ここで おかあさんは折れて 外へツウをしに出た。
 しかし ニッキーはあちこちをクンクンして ペットをしただけで空振り。
らちが明かないので家に戻って 歯磨きをして おとうさんんの遺影におやすみを言って床に就いた」
 これで 約 1時間。
ああ やれやれ。