ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

ニッキー通信 ぶロブ 再開です

2012年09月03日 | 日記
ブログ再開のお知らせ

 ほんんお1個のキーを間違えて押したために いつものブログの送信が不可能になった。
 その 間違いの原因は パソコンの原理を知らないことから発生。
 しかし 何人もの方から 本文が読めないとの問い合わせを受けて 初めてわかったおかあさん。
 いい加減に物事を済ませてはいけないのだ。反省

 ここ 数日 何だか忙しくて ニッキーのお世話もなおざり。そして その結果がニッキーの耳に現れた。
何だと想います?

 それは耳の汚れから来る臭い。今まで ニッキーのお耳のお掃除をほぼ 毎日 怠ったことが無かったのに しっかりと 奥まできれいにしなかったら 今日は 初めて クサーイ。。。

 もう 眠りに入っているのを 無理やりお掃除。明日 もっと きれいにするけれど その臭いに おかあさんは頭痛がしてきた。

 ダンスの発表会も終わったが今週はまだまだ忙しい。けれど しっかりとニッキーのほうを向いて あげよう。

 さて 下記に 長文になるが おとうさんの命日までの原稿を貼り付けるので
 時間のある方はごらんあれ。

 旅行から後のことは
明日以降書かせていただくことにしたい。

 そうそう 今日 電車から降りようと想ったら 出口に どうも 知的障害らしき方がいた。彼らの中には たとえ 盲導犬であろうと 怖くて 叫びだす人がいることおを
知っていたので 別の出口まで行こうとした。
 しかし 残念ながら 車両のつなぎ目のため 隣の車両へ行くのは無理。危険だ。
仕方なく 声を掛けながら 出口まで行った。
 その時 初めてニッキーの存在にきぢた彼は 大声をあげた。
 叫びながら 出口から 社内へと走って逃げた。
同行の母親らしき人が 大丈夫だと宥めていたが 聞く耳は持たなかったようだ。
おかあさんは どうすることも出来ずに ニッキーと電車を降りたが なんとも
気分が重かった。。
 
社内の乗客は何が起こったのかと驚いたことだろう。
こんなことも あるんだね。● 2012/08/18 雨 ののち 晴れ

お茶を飲んで行って下さい

 我家のの風呂場のシャワーヘッドが壊れた。夏休みがあけるのを待って 懇意にしている電気屋さんに電話。

その電気屋さんとは長い付き合いで 電球一個でも付けに来てくれる 有難い存在である。
 日中の暑い中を来てくれて 必要な物が何かをチェック。仕事は たった それだけで終わった。

 それで帰ってもらうには申し訳ないので 電気屋さんが熱いお茶が好きなのを思い出して 声がけ。
 すぐに お茶を入れた。そして 自分にも入れて 夏休み中の事などを話し田。

 「それでは」と立ち上がったので 挨拶をして 見送った。。

 さて それでは お茶碗を 洗おうかと思いテーブルを探ったが ない。
「あれ お茶碗は どこにあるの
????」。そこで 気が付いたおかあさん 入れただけで 台所に置いたまま 電気屋さんにお茶を差し上げなかったのだった。

 何としたことでしょう。
申し訳ないやら おかしいやら 恥ずかしいやら 。迂闊というよりも これは
完全に呆けだ と思うと 
遣る瀬無い思い出一杯になった。

これは 誤らなければと思い すぐに お店に電話をして 奥様に事情を話して 誤って欲しいと頼んだ。
 奥様は 優しいので 「私も同じ事をしますよ」なんて 
慰めてくださった。
 ニッキーは おかあさんは 又 何か 失敗をしたのね とあたふたしているおかあさんを眺めていた。

 こんな失敗は いえないから起こったことでは無い。しかし こんな失敗をすると おかあさんの神経は ピューとはじかれて 今後 同じ失敗はすまいとピリッとする。

 数日後に彼は納入に見えるので その時はおいしいお茶とお菓子を出してあげよう。

 さて 明日は おとうさんの一年祭だ。今日 遺影の入った写真のガラスと枠を きれいに研いた。
数年前に 彼の始めての歌の発表会で 「千の風になって」を歌った。明日行く教会のお墓に 彼の魂がとどまっているか どうか。
多分 失明してから自由に歩けなかった分を取り戻すべく 風になっって あちらこちらを吹き渡っているのではないかと思う。

銀漢や 幸福の味 知っている。  悠佳

銀漢とは 夜空に輝くお星様になってしまった男性を刺す季題。

●2012/08/19 晴れ

おとうさんの逝去から1年の記念祭

 今日も暑かったですね。
昨年の8月30日に おとうさんは天国へと旅立ちました。今日は それを記念して 礼拝をして頂き 食事をして 午後 暑い中を 教会のお墓に参りました。

 ニッキーも参ったのですが もう 一つ 違う意味で参ってしまった
ニッキー。
教会のお墓は三浦半島の先端部 標高50メートルの丘の上にあります。
算法を 林のような 山のような緑に囲まれているので 着いたときは 陰になっていました。
 しかし 地面に触ってみると 先ほどまで地面が燃えていたことが 分かりました。
ニッキーには先端を切った 靴を履かせていたので 大丈夫だと思ったけれど
ハ「アハア」といい続けていました。
早く 引き上げればよかったのだけれど ちょっと時間が掛かってしまった。
 帰る前に お茶を飲んで行こう とレストハウスに入ったら 可愛そうに ニッキーはダウンしてしまったのです。
 大好きな おいしいお水 も飲まない。 これは困ったと タオルを濡らして 保冷財を体に当て 靴を脱がしたら漸息をついた感じ。
それから ハーネスもゆるめて 足の裏を冷やしました。
歩かなかったら タンカ が必要だわ。そうなったらどうしましょう。
 暫く 休ませたら 立ち上がりましたので 良かった。
 車の中では あごと前胸部に冷たいタオルを当てました。

 帰宅後は お水も飲んで ご飯はいつものように食いつきガ良かったのでやれやれ。

 今年は 特別の日で無い限り 暑さの中での歩行はしなかった。その間 必ず 冷房の中で過ごしていたのが 暑さ負けをした原因かな。
それにしても 地面が熱いから靴を履かせるという単純な考えではいけないことが判明しました。
必要なくなったら すぐに脱がせる配慮が必要でした。

 今日の体験も 実際に起こってみないと分からない事でした。おとうさんが教えてくれたかしら。

 今日の記念祭は多くの教会の皆様にお世話になりました。
おとうさんの死が縁で おかあさん達に優しい人たちを招いてくれたことを感謝して  ありがとう といいました。


●2012/08/20 猛暑

事故現場を目撃

 昨日 海水浴で混雑する三浦海岸から 混雑を避けてくるまで帰宅途中 発生したばかりと思える事故現場に通りかかった。
 同乗者の説明によると 大型バイクが転がっていて その下にドライバーが倒れている。恐ろしいことに その人の首はあらぬ方を向いているとのこと。
まだ 警察も救急車も到着していない。 傍に3台の無人の車が停めてある。

 「自爆???。早く110番しなくちゃ。」。良く見ると 誰かが連絡をしている様子なので その場を離れた。
「あの人は身じろぎもしなかったから もう 死んでいるかも。」との話に声も出ない。


 毎年のことだが 8月には海や山 又 車が原因で 思わぬ不幸が発生する。
 熱中症で亡くなる人も後を絶たない。
いたましい限り。である。
 残された者はこれらの事例を聞いて 気を付けるほかない。



 
 今まで 身近な人々 自分の両親やおとうさんの両親の死に直面してきた。
 しかし 高齢になって 病を得た後での死亡だったので 病気の苦しみから逃れられて良かったね。と見送っていた。
その時は死 そのものを自分の身近なこととしては 考えなかった。

 昨年のおとうさんの急な死を経験して 人は必ず みんな 誰でも 死ぬのだと思い知ったのである。

 そうなると 死んで その後はどこへ行くのだろうと考えざるを得ない。
この問題をクリアしたおとうさんはさわやかな週末を送った。死んだら天国へ行けると信じた。
そして おかあさんがやってくるのを 首を長くして待っている。
こう 言っても おかあさんが 天国へ直行するかどうかは 分らないが。
 おとうさんが天国にいることを信じているおかあさん。
「寂しくなりましたね」 と言われるけれど  おとうさんの居場所? がわかっているおかあさんは心静かに最愛の人の死を受け入れられている。

 先ほど読んでいた小説に 姓死 不二 (しょうし ふじ)の言葉が出てきた。
仏教用語らしいが 生きることと 死ぬことは 同一線上にある切り離せないものらしい。

 いつかは来る死を いつも 心の片隅に於いて 残る人のために エンディング ノート を書き始めたおかあさん。子供がいないので 書くことが山ほどある。

 こんな事を書くからといって 決して おかあさんが暗く 
打ち沈んでいるわけではないのでご安心を
 
●2012年8月22日

風に色があるか 無いか

 夕方4時に家の前の道路に手の掌を当ててみたら まだ ニッキーが歩くには熱すぎる。
しかし 何となく 風がいろ無き風 いろなきかぜ。
色無き風とは俳句の世界で使う言葉で秋風を意味する。

 昨年の秋におかあさんが作った俳句。
窓全開 色無き風を 入れにけり がある。

 窓を一杯に開けて おとうさんが風になって戻ってきてくれないかなと願う気持ちを詠んだ。
 夏の風より ずっと風情があると想う。

 さておかあさんが入会している句誌 春光で自選句 という欄がある。
それは 快の主選や指導してくれる先生は口を出さないので 自分勝手に出せ出句すれば載せてもらえる。
そこで 今回は ニッキー という台で詠んだ。

ニッキーの頭でとんぼ一休み
ニッキーと吾はユニット良夜かな
気遣いの出来る犬なり菊日和

 うまくもなんともない句だが この中には
1は 愛らしいニッキーの姿 2は パートナーとしてのニッキーに対するおかあさんの信頼感 3には 人間より優れたところを沢山持っている盲導犬への憧憬がこめてある。そのように詠んでいただければ幸いである。

夕方 涼しくなった頃  ニッキーは珍しく外へ出たいような様子。それでは トイレがてら 生協へ買い物に行こうと外出。日曜日以来の
2012/08/24 猛暑 最高に暑い

夜の洗濯で 朝日の強い紫外線をシャットアウト

 今 洗濯機が ガタガタ動いている。まあ 1軒屋だから出来ることだが 最近 おかあさんは 夜 洗濯をしている。午前中とはいえ 強烈な朝日で これ以上肌は焼きたくないので 夜 干す。
今晩も 雨は降りそうもない。 干していても心配ない。。

 それにしても たった 一人なのに多い洗濯物。
いやになる。

 仕事用のパジャマを洗うのに8キログラム配流大きい洗濯機だ。
昨日も洗ったのに 又 結構入っているではないか。
 タオルとTシャツが多いかな。

 ある ガイドヘルパーさんの家では家族が毎日 バスタオルを出すそうだ。家族
4人だから タオルだけでも毎日。 考えただけでもすごい洗濯物の量だ。
彼女以外は 3人の男性だから その他の衣類のことを考えると 大変だろうと想う。

 おかあさんが 「いいかげんにしたらって 言わないの?」と聞いたら
「持ちつ持たれつだから...。」と答えた。
彼女はいいお母さんだと想うけれど もし おかあさんが彼女の立場なら 可也 ストレスとなりそう。
我家では 洗濯はおとうさんがしてくれていたことを想うと  有用な人材が
いなくなったものだ。

 この暑さで洗濯物は よく 乾くが女性にとっては 結構 重労働ではないかな。
今日 洗って 干して 明日 取り入れて 片付けると仕事は2日分に分散されるので 気分も楽になる。

さて 終わったようだわ。

●2012/08/26 猛暑
私達の正しい判断が動かす日本の閉塞状況


 今日 久しぶりに ニッキーと歩いて 外出した。家から駅まではタクシーを使い 
自由が丘まで問題なし。
自由が丘から 今日の 目的地までタクシーを使おうと想ったが 歩行者天国を理由に
タクシー乗り場が使えず その辺の車を拾うのだと言われた。
車がどこで拾えるか分らないし 灼熱の自由が丘の道でうろうろするわけにはいかない。
 仕方なく 歩くことに下。
 急いである手8分くらいだろうか 燃える道を急ぎ足。
 やっと 到着したと想ったら  ニッキーはグッタリしている。ダウンだ。今日は
保冷財と濡れたタオルを用意していたので 体を冷やした。部屋には冷房があるので 
濡れたタオルを体に掛けておくと呼吸の荒さが取れた。楽な湯に思える。
 帰りには すっかり 元気になったと想ったが 
 帰宅後も足の裏や耳や脇の下 や股の間がいつもより熱い。おまけに 普段は乗りたがらないペット用の金属板の上で寝転がっている。

 8月に入ってから あまりの日中の暑さに負けて ニッキーを冷房の効いた部屋で
留守番をさせていた。
そのために 昨年より 弱い身体になってしまったのかな。
 困ったなあ。

明日から裏磐梯の方に出かけるそれに 9月2日のおかあさんの社交ダンスの発表会まで行き着く暇も無いから ニッキーも覚悟せよ。
1週間くらい ブログはお休みになるかな。
 さて 今日は 日本の明日を考えようというテーマでの集まりがあった。
 今の日本の政治 経済 社会保障 などの閉塞状況を正しい視点で見るための情報を入れたり 意見を聞いたり 。

 正しく物事を見るには 色々な立場のひとの話を聞いたり 本を読んだりしなければ 第二次世界大戦に引きずられていった当時の人々の二の舞になってしまい 恐ろしい怪獣に日本の将来を託すことになる。

 NHK 土曜日の大阪からの人気番組の川柳。にこんなのがあった。
「世界平和」というお題に初めて投稿した80台後半の女性は

 世界平和みるまであの世に行けません 

と詠んで選句された。
それを待っていたら いつまで経っても死ねないのではないかなと想うけれど 
望まなければ実現しないのは確かだ。
 戦争を体験した一人の高齢の女性でさえ 世界平和を望んでいるのに どうして 世の中の懸命な為政者が平和になるように物事を進められないのか とても 不思議だ。

 ニッキーのおかあさんとしては ニッキーも平和な素敵な国 日本に住まわせてあげたい。
子供を持つ人なら 誰しも  もう 少しまっとうな日本にならないかと歯がゆい思い出いることだろう。

 一人ひとりが真剣に考える時期に来ている。
私達の正しい判断が日本を変える。誰かがやってくれる日本ではなくなっているのだ。

話は違うが おかあさんがブログを発信するに当たってりようしているサイトは 時々間違えてキーを押すと 迷路に迷い込むシステムだ。
先日 又 ひまわりの迷路のように うろるおしたら バイパスしか通れなくなった。
そのせいかどうかは分らないが ブログが読めなくなったとの ご指摘を受けた。
来月はじめには修正していただくので お待ちください。

2012/08/30 猛暑

今日はおとうさんの命日

 今日 夕方 5時間半掛けて 会津から帰宅。最近 こんなに長く電車に乗ったことが無いのでちょっとげっそり。途中 上野駅の猛烈な暑さにうんざり。JRのホームに2分間立っていただけで 汗が噴出した。本当に 物凄い残暑。

 この暑さで3泊4日のたびのつけは大きく 帰宅後 倒れこんでしまったニッキー。
大好きな ご飯 と言っても起き上がらない。そんなに疲れてしまったか。暑かったのだね。
それからが 大変。 おかあさんは  33度にも上昇していた室温を下げるために 
家中の窓を開放して エアコンを着けて ニッキーを濡れたタオルにくるんで 保冷シートを当てたり  ああ 忙しい。

 熱中症までゆかなくても ぐったりと寝ているペットを冷やすには 濡らしたバスタオルで全身を来るんでエアコンを利かせたへやに寝かせるのが良さそう。
 ケーキ屋さんなどで入れてくれる保冷用のシートは数個をまとめてシール付きのビニール袋に入れて冷凍しておくと 外出時や冷やしたい時に広い部分を冷やすことが出来る。
又 外出時は その袋に 濡らしたタオルを入れて持っていると 人間にも役立つ。
 今まで ここまですることは無かったので 今年の暑さはニッキーにもひどく応えるようだ。

 夜 興奮して 何だかおかしな行動をして はあはあ 言っていた。
おかあさんは あまりにしつこいので 珍しく きつっくしかったら ちょっとしおしおしていた。
 その後 知らん顔おしていたら 疲れて寝てしまった。

 日ごろ おかあさんと二人で静かに生活しているのに
大勢の方と関わりあったので ちょっと混乱したかな。

 さて 今日はニッキーとおかあさんが愛していたおとうさんが天国へ旅立ってから 1年になる。
 早いような そうでないような。毎日 天国へ電波を送っているので そう 離れている感じがしない。
 ニッキーは時々 おとうさんスリッパをくわえて振り回している。
 8月30日はおかあさんにとっても ニッキーにとっても 特別な日だ。