ゆいもあ亭【非】日常

映画や小説などのフィクション(非・日常)に関するブログ

ストレートな原作映画ではないというのが面白い。

2008-10-09 | 映画
「BALLAD~名もなき恋のうた~」
製作中の、山崎貴監督作品。

なんと、原案は「(映画)クレヨンしんちゃんあっぱれ戦国大合戦」だということ。

山崎貴監督「Always~三丁目の夕日」シリーズの監督ではあるが、それよりも「ジュブナイル」と成立過程は似ているのじゃなかろうか。

「ジュブナイル」は未来から来たロボット「テトラ」とユースケ少年(あの遠藤雄弥くんだ!)の出会いと別れ、そして再会の物語である。
こう、まとめてしまうとわからなくなるだろうが、現代の活躍を経て活動不能になったテトラを修理するために猛勉強したユースケがテトラそのものの実は設計・発明者であり、自分との出会いを果たさせるために未来からタイムマシンで現代に送り込んだのだ、というオチの作品なのである!

そう! あの「ドラえもんの最終回」が原案だったのである。

今回も「しんちゃん」の下品さは一切ないようだから、換骨奪胎みごとに果たすのではないかと想像する。

傑作揃いの劇場版しんちゃんのなかでも指折りのハートウォームストーリーだけに、一定レベルの出来は保証されたのじゃなかろうかと想像するが、いかに。