ゆいもあ亭【非】日常

映画や小説などのフィクション(非・日常)に関するブログ

CW(コミックス・ウェーブ)フィルム作品集というDVDのうち、

2006-10-03 | アニメ
「惑星大怪獣ネガドン」と「はなれ砦のヨナ」を見た。

コミックス・ウェーブってなんだ?

……で、ネット検索しましたよ。

http://www.comixwave.com/index.html

Contents+Mix Wave さまざまなコンテンツ(Contents)を新しい市場に多角的に融合(Mix)することで新しい市場に大きな波(Wave)を起こすことをイメージ。

結局、なんだ、といえば有名漫画家も、途上イラストレーターも、ここで契約してプロデュースしているということね。

そして、このDVDはその契約映像作家三者(粟津順、竹内謙吾、YAMATOWORKS)の作品集というわけだ。

実際には、ネット上の特撮ファンに話題だった「惑星大怪獣ネガドン」を見るために借りたのだったが、とりあえず「はなれ砦のヨナ」も思った以上に面白かったな。

まだ「カクレンボ」は見ていないが、これは、キッズステーションかどこかで放映されたのを一部見ていて、ただならぬ作品とわかっているから、日を改めて見てみましょう。

CGアニメ、時間と技術が許せば少人数で最大の効果を上げられ映像表現の手段であるということは間違いがないね。

「惑星大怪獣ネガドン」:昭和百年(2025年)という、単純計算ではまだやってこない近未来。しかし、円谷カラー、東映カラーな、真っ青な宇宙に、レトロなロケット宇宙船が飛び交うわりに、CGで描きこまれた爆発は、その模倣する昭和特撮を簡単に凌駕していてアンバランスな「惑星大怪獣ネガドン」。怪獣映画50周年作品と称しているので、もちろん「ゴジラ」(昭和29年。1954年)に捧げられた作品と理解すればよい。ロボットのドリル、命を賭した科学者……感動した。感動したとも。しかし、世間様の絶賛は得られないだろうな。こんな作品、マニア以外「何が凄いか」が理解できないじゃないか!

「はなれ砦のヨナ」:RPGゲームのインサート・ムービーだよね、悪く言えば。しかし、面白かったよ。それは「ヨナ」がかの「ダーククリスタル」マペットのフィアナちゃんばりに愛らしいからでしょう。意図的に「短編」としてまとめたらしいので、この「世界観」もすべては提示し切れなかったのであるが、まあ、コンピュータRPGゲームばりにはしっかり設定されていそうだ。これこそこの発展系の長編が見たいと思った。

さて、あと一本は……いつ見ようかな?