ヨーロッパ南部が原産です。
古代ギリシャ・ローマ時代は、勇気、優雅、品位の象徴とされ、男性は入浴後、タイムの香りをを胸にすりつけたといいます。
タイムの水蒸気蒸留した精油成分は香水の原料のほか、十二指腸駆除薬、鎮咳薬にされます。
お料理ではお肉、魚の香味料としてフレッシュ、ドライとも使われます。香味が強く、ほかのハーブに比べドライ、フレッシュであまり香りの違いはありません。単独でも、ブーケガルニとしても使用。肉類、乳製品の加工には古くからセージとともに使われてきました。
通常タイムとして使われるものは20~30センチほどの立性ですが、ほふく性のものもあり、香りはさまざま(レモン、オレガノキャラウェイ、ラベンダーなど)なものがあります。ほふくしますので敷き石の間に植えると歩くたびに香りがただよいます。
キッチンハーブとして相性のいい食材
牛肉、豚肉、鶏肉、ラム肉、七面鳥、魚、ソーセージ、加熱トマト、たまねぎ、卵、酢など、何にでも合わせやすいです。