我が家で数少ない、よそ様に誇れるもの、(ジャーン)ガゲナウのオーヴン。
オーヴン業界のベンツと言われるドイツ製のオーヴン。
オーヴンフェチの主人が譲らなかったこのメーカー。
私は何でも良かったのですが、単に、国内で買えるもので、庫内が一番大きいものがこれだったという理由で購入しました。
TOTO のシステムキッチンに収まりにくかったので、壁にビルトインしました。
パワーがあって、熱が安定していて、操作メニューはシンプルかつどんな局面でも使いやすく、シャープで洗練されたスタイル。ホウッとため息が出ます。なのに、レトルトのグラタンやトーストを焼いている。それすらも温度設定を誤り焦がしたりして。自分のバカバカ…。
レベルの高い男子と思わず帰り道が一緒になり、彼の気の利いた会話にまったくダサい返事しか返せなかった時のような気分です。
ともあれ、外国製のオーヴンを入れる場合、本体を入れる耐熱性の箱が必要らしく、日本のキッチンメーカーさんでは作っていないところが多いようなので、(東洋キッチンさんでは製作可能といわれました。)業者さんにお願いする必要があるみたいです。
ちなみにシンク左下の食洗機はミーレのものですが、食洗機は外国製であっても簡単に取り付けできました。
先週末、引っ越しをしました。
住宅メーカーの方と相談しながら設計し、着工五ヶ月、やっと家ができあがりました。
デザイナーさんなども入れず値段を押さえて造ったので(一坪66万、けっこう安いと思います)素敵~と言われる様な外観ではないのですが、愛着があります。
壁とドアの色が合ってなかったりするのも微笑ましい(涙)。
そんな我が家のお気に入りの一つがパントリーです。
うちに、沢山買い込み冷凍保存するための小さなフリーザーがあるのですが、それを入れるスペースも設けました。キッチンに冷蔵庫2台並べるのは、どんだけ食べるねんと言われそうなので…。
ワインなんかもたくさん入ります。
棚の高いところにお菓子なども置いてますが、子供とは蟻のような習性があり、見えないはずのお菓子に気が付いて、パントリーの棚をよじ登っているのには驚きました。
ズッキーニブレッドは野菜のパウンドケーキみたいなもんで、朝食やおやつに食べるんです。
海外ではズッキーニなんて安くて簡単に手に入るけど、日本じゃまだまだ高かったり置かれてなかったり…。
わざわざケーキにズッキーニ入れる必要はないと思っていたのですが、しばしば作ることになっています。
理由1・アメリカ人が食べたがる。
理由2・パック売りの最後の一、二本がいつもしおれて冷蔵庫に残ってしまう。
理由3・作って納得、こんなに野菜入れてケーキだなんて得した気分。
お家にアメリカ人はいなくとも、よろしければ作ってみてください。
レシピはこちら
材料 (パウンドケーキ型1本分)
1と1/4カップ ズッキーニ、おろした状態で。
1/4カップ サラダ油
1/4カップ 水
1/4カップ 砂糖
2カップ 小麦粉
小さじ2 ベーキングパウダー
小さじ1/4 シナモンパウダー
小さじ1/4 塩
適量 バニラエッセンス
1/2 カップ ピーカンナッツまたはくるみ、粗くきざむ
その他 パウンドケーキ型、オーブンペーパー
作り方
1.ケーキ型にペーパーを敷いておきます。
2.ズッキーニはミキサー、フードプロセッサーでピュレするかすり下ろします。1本でだいたい1カップです。
3.ボウルにズッキーニ、サラダ油、水を入れ混ぜ合わせます。
4.小麦粉、砂糖、ベーキングパウダー、シナモン、塩、バニラエッセンスを加え、だまがなくなるまでさらに混ぜ、ピーカンナッツを加え合わせます。
5.紙を敷いたケーキ型に流し、表面を平にしたら170℃に予熱したオーブンで40分前後焼きます。途中表面が焦げそうならアルミホイルを被せます。竹串をさしてみて焼けていればオーブンから出してください。
スパイシーなキャラメルソースは少し意外な味ですが、おとなにはいいです。
できれば粒ペッパーでなくガリガリと挽いたものを加えたい。
ロンドンにいたとき、貧乏大学生の友達のうちに行くとよくふるまわれたブラックペッパートーストを思い出します。
日本より薄切りの食パンをトーストし、バターを塗りグラニュー糖を振り、ブラックペッパーをガリガリやる。
はじめは無理矢理食べさせられていた感じでしたがすぐに病み付きに…。
甘いと辛いは結構相性いいです。是非おためし下さい。
このキャラメルソースはぽってり重い感じなので洋梨やバナナに合わせると食後のデザートになります。
レシピはこちら
材料4人分
1/2カップ グラニュー糖
1カップ 生クリーム
小さじ1/4 シナモン
小さじ1/4 カルダモン
10粒 クローブ
10粒 ブラックペッパー
8切れ バゲット4センチに切る
3個 卵
2カップ ミルク
小さじ2 砂糖
大さじ3 バター
作り方
キャラメルソース
1.鍋にグラニュー糖を入れ、中火にかけます。しばらくしてグラニュー糖が溶け始めると火を弱め、箸などで混ぜながら、カラメル色になるまで加熱を続けます。
2.生クリームを加えカラメルと溶け合うまでかき混ぜます。
スパイスを加え火から下ろします。
フレンチトースト
1.卵、ミルク、砂糖をボウルに混ぜ合わせ、バゲットを浸します。
2.フライパンにバターを溶かし、バゲットを並べます。焦げやすいので弱火で蓋をして、焼き色が付くまで火を通します。
3.焼きたてのフレンチトーストに熱いカラメルソースをかけてお出しします。
このお料理は、南フランスのもので、本来なら塩蔵した鱈を使いますが、手に入らないので普通の鱈で作りました。
鱈で思い出すのが、子供の頃の夏休み。田舎に帰ったとき、従兄弟たちとよく行った海水浴。
並んだ海の家には”鱈ちり”ののぼりが…。日本海、富山の名物鱈ちり。
真夏の焼けた砂浜のいたる所にコンロを並べ汗だくになりながら熱い汁をすする人たちの姿は我慢大会そのものでした。
今はもうやってないだろうな、そんな時代じゃないし…。
レシピはこちら
材料
160g 甘塩鱈 皮と骨を除き一口大に切る
1個 じゃがいも、皮をむき1センチ角に切る
150cc 生クリーム
1かけ にんにく、皮をむき薄切りに
1枚 ベイリーフ
1本 フレッシュタイムの枝
1個 クローブ
大さじ1 オリーヴオイル
適量 塩、ホワイトペッパー
適量 バゲットの薄切り
作り方
1.じゃがいもは柔らかくなるまで茹でます。
2.生クリームににんにく、ベイリーフ、タイム、クローブを入れ、小鍋でにんにくが柔らかくなるまで5分から10分ほど弱火にかけます。途中鱈を加え、鱈に火が通るまで加熱します。火を止め、ベイリーフ、タイム、クローブは取り除きます。
3.ボウルにじゃがいも、鱈の入った生クリームを入れ、ハンドミキサーでマッシュするか、フードプロセッサーで粗くすりつぶします。
4.オリーヴオイルを加え、塩、ホワイトペッパーで味を調えます。
薄く切ったバゲッドやクラッカーを添えてお出しします。
またローストものですが、チキンをご紹介します。丸鶏はちょっとグロだけど、慣れると可愛いよ!スタンダードなタイムとローズマリーを使いました。タイムについて ローズマリーについて
お腹の中に野菜を詰めると、肉がしっとり焼けます。なければ無しでも問題ありません。
ついでに、お肉や鶏をオーブンでローストする場合の時間の目安をご紹介します。 ローストの時間
お肉が余れば細かく裂いてサラダに乗せたり、サンドウィッチにしたり、色々楽しめます。うちではお肉を取ったあと骨でスープをとり、野菜のみじん切り、余ったお肉をいれチキンスープを作ります。子供はそれをごはんにぶっかけるのが好物です。
レシピはこちら
ロースト料理を作るときの加熱温度と時間をご案内します。
チキン …200℃ 450gに対して20分+20分
ターキー …170℃ 450gに対して20分+20分
ラム(ミディアム) …180℃ 450gに対して 25分+25分
ラム(ウェルダン) …180℃ 450gに対して30分+30分
ビーフ(ミディアム) …180℃ 450gに対して20分+20分
ビーフ(ウェルダン) …180℃ 450gに対して25分+25分
ビーフ900gをミディアムに焼くなら20分×2+20分で60分ということです。
あくまでも目安で、材料の温度やオーブンによっても変わってきますので、様子を見ながらの調理をおすすめします。