柳美里の今日のできごと

福島県南相馬市小高区で、
「フルハウス」「Rain Theatre」を営む
小説家・柳美里の動揺する確信の日々

神に、問う。

2015年02月01日 13時58分17秒 | 日記
「もし、取材先で命を落とすようなことがあったとき、誰にも看取られないで死ぬのは寂しいかなとも思いました。天国で父なる主イエス様が迎えてくださるのであれば、寂しくないかな・・・なんて、少々後ろ向きな考えで受洗を決意したのは事実です」と後藤さん。
しかし、当時の牧師に「われわれの信じる神様は、われわれが死ぬときのためにいらっしゃるのではないのですよ」と咎められ、はっとした。それからは、毎日生きていることに感謝し、神様に守られ、今も生きていることに感謝しているという。

『CHRISTIAN TODAY』の記事です。

彼の絶望と孤独と苦しみと痛みに、神は……
と、問うています。

今日はずっと賛美歌を聴いています。

いまは、273番です。

われには外(ほか)の隠れ家あらず、
頼るかたなき このたましいを
委ねまつれば、みいつくしみの
つばさの蔭に 守らせたまえ

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時間

2015年02月01日 12時06分27秒 | 日記
彼と、彼の家族が経験した時間を想う。
過ごすことのできない時間。
持つことのできない時間。
浪費したり、節約したり、という日常の価値観でははかれない時間。

時は過ぎ、時は訪れる。

その時の後も、時間は流れる。

口を開けば、涙があふれるので、今日は沈黙を守ろうと思う。

「沈黙が言葉である。また、身をおく場所が欠如しているのだから、休息もない。そこでは、絶えざるもの途絶えざるものが君臨する。『死ぬことの永劫の苦悩』が君臨する」モーリス・ブランショ

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