干し柿

食べたい……
むにゅむにゅぐじゅぐじゅなのは、嫌い。
かちかちで白い粉だらけのが、好き。

廃墟にも激しく魅かれる……

温泉ホテル、だね……
探検してみたい気もするけど、怖いか……

洗濯物って、いいな……

自分はものごころついたころから放浪癖があり、ひとところに「暮らす」のが苦手というか出来ないんだけど、居を定めているひとびとの「暮らし」を垣間見るのは、好きなんだなこれが……

まだ散歩中……

そろそろ引き返して、「自殺」に戻らないと……

お散歩タイム

明日は１２月だというのに毛虫？
どうした毛虫？
と、ハイロウズの「毛虫」を歌いながら歩く私？

缶詰執筆で座りっぱだと、腰ゆわすしね、しかも今度の小説のテーマ、ガチで「自殺」だしね、精神ゆわしたらアウトでしょうがアウト……

だから、１日１時間、部屋を掃除してもらう間に歩くことにしてるんですよ。

これがまた、エッセイのネタになったりするから、大事、重要。

「自殺の国」と向かい合う。

昨夜も、終電間際の東海道線が「人身事故」で止まりました。

鉄道俗語では「社会死」というらしい。

東京消防庁の通話コードは８５２……

救急隊員による蘇生処置の必要も、救急車による搬送の必要もない状態……
医師の判断を仰ぐまでもなく、誰が見ても死亡している状態……
たとえば、頭部轢断など……

でもね、黄色い線を踏み越えて、電車に飛び込む、その瞬間までは生きてたわけで、わたしは、その瞬間までの、彼らの人生を描きたい。

山手線シリーズ、連作です。

「山手線内回り」「ＪＲ高田馬場駅戸山口」「ＪＲ五反田駅東口」の３作品が収録されている『山手線内回り』は既に河出書房新社より出版されています。

読んでください。

いま、４作目の「自殺の国」を書いています。

書かなければ、あまりにも浮かばれないじゃないか……

失敗、失敗、また失敗……

バナナとチョコフレークでサクサクッと昼食を済まそうと思ったらだな、やっちまったぜやっちまった……
こういうとき、一瞬拭くのを躊躇するのは、
モッタイナイ！→口つけて飲もうか？→むしろこの牛乳溜まりにチョコフレを浮かべてスプーンですくって食うか？→うちのラン(がめつい犬の代表格)とか、うちのトラ(がめつい猫の代表格）とかがいれば、狂喜乱舞してベラベラ舐めるのにな………
とか沈思黙考するうちに、テーブルから畳に牛乳がしたたり落ちる、という由々しき事態に遭遇し、全ての未練を断ち切って、手ぬぐいで牛乳を拭き取るわけですが、あぁモッタイナヤ！あぁモッタイナヤ！　泣いちゃうぞ、マジでッ！

宿に着いた。

温泉つかって、目ぇさまして、小説書く。
エッセイ、ノンフィクションがハードル100m走だとしたら、この小説はハーフマラソンかな……
ファイト！
そして、禁！煙！

仮眠なう……

本日から『文藝』2010年１月７日発売号掲載の「自殺の国」を書き上げるため、缶詰生活に突入します。
原稿用紙200枚。
現時点で書けてるのは、16枚……
書き上げるまで、帰宅しません。

眠い……
いまのうちに仮眠しとこ……
と、眼鏡をはずし、ストールを頭からかぶる柳美里であったとさ……
眠いなんてもんじゃないぜ……
おやすみなさい……

ランヤ逓信部長

『ラジオライフ　偽造変造ねつ造大図鑑』って……
あんた将来なんになるの……