今日2度目の動物病院

ティグリ、採血の結果、

午前9時の血糖値は、346mg/dl。
午後3時では、385mg/dl。
（猫の血糖値の正常値は50～150mg/dl ）

「ランタス」というインスリンを使用しているのですが、効きが悪いので、
今日明日使ってみて、12日9時に採血を行った時点で、血糖値がやはり下がっていなかったら、
「レベミル」という種類に変更するかどうか検討する、ということでした。

「バイトリン」という錠剤も処方してもらいました。
バイトリンは、小腸でコレステロールの吸収を抑え、悪性コレステロールの血中レベルを低減させる抗生物質です。

ほんとうは、明日も同じ時間に2度、ティグリを病院に連れて行かなければならないのですが、
明日は日中、わたしも珍念さんも留守なのです。
心配ではあるけれど、友人に朝9時のインスリン注射とその後の容態観察をお願いしました。

（明日、4月11日は、福島県双葉郡富岡町の「帰還困難区域」を見て歩いた後、臨時災害放送局
「南相馬ひばりFM」の担当ディレクター・今野聡さんと合流し、「柳美里のふたりとひとり」の収録を2本行う予定です）

今日の治療費は、9980円でした。
この4日間の合計は、6万5762円……
インスリンの種類と量が確定するまでは、動物病院での採血が不可欠だから、仕方ない……
ティグリがまたのんきに暮らせればいい……
がんばろ……
いろいろ……

今日も、糖尿病通院。

午前9時に、血液検査（空腹時の血糖値測定）のために、ティグリ（ラグドール・オス・7歳）を動物病院に連れて行きました。

かおり先生はティグリの採血をしながら、

「ごめんね～、イヤだね～、ちょっとね～、ごめんね～」

わたしは、かおり先生のやさしくまぁるい声音に聴き惚れました。

昨日の同じ時間（同じ条件）の血糖値は、410mg/dl。
今日は、346mg/dl でした。
猫の血糖値の正常値は50～150mg/dl なので、やはり高い数値です。

体重は、4.8kgで、また減った……

わたしは気になっていたことを訊ねました。

「あのぉ、人間の場合、糖尿病の合併症として、白内障がありますよね。失明に至る場合もある……えぇっと……ティグリの虹彩の色がこのところ黒ずんでいるように見えるんです。以前は、スカイブルーだったんですが……」

「ええ、糖尿病の犬の場合は、虹彩の部分が白濁して、白内障がさらに進むと、壁にぶつかる、食事やトイレの位置がわからなくなる、飼い主とアイコンタクトが取れなくなる、散歩に行きたがらなくなるなどの症状が出て、失明に至る場合もあるんです。血糖値のコントロールがうまくいっても、犬はそうなる場合があります。でも、猫は、あまりそういった症状は出ないですね。目やには、以前と比べて、どうですか？」

「多いような気がします」

「1日何度ぐらい取ってあげていますか？」

「2、3度ですかね」

「色は？」

「黒っぽい、ですね」

「黒や茶の目やにだったら、大丈夫だと思います。これが、黄色や青になると、バイ菌が入って炎症を起こしている可能性があるので、目薬が必要になりますが、ティグリさんの場合は、そこまでご心配なさらなくていいですよ」

ティグリさん、という呼称が、ちょっと新鮮でした。
動物病院の獣医師や看護師って、だいたい動物を「ちゃん」付けで呼びますからね。

いったん連れ帰って、午後3時にまた連れて行き、今日2度目の血液検査を行います。

治療費は、午後まとめて支払う、ということになりました。

さて、今日はいくらか――。

いまのティグリ

入院で疲れたのでしょう……
キャリーバッグから出したら、床に鏡餅みたいにへばりつきました。

昨年末に8kgあった体重が、4.9kgに……

6～7kgぐらいにまで戻すことができたら、元気に活動できるはずです。

尿検査用試験紙

これが、尿検査用試験紙です。
スティックの先端のラインでケトン体を測定し、2番目のラインで糖を測定します。
ケトン体は陰性ですが、糖の値が濃いグリーンで、非常に高いです。

うまく血糖値をコントロールできる薬が見つかればいいのですが……

インスリンで血糖値をコントロールできないとすると、原疾患・膵炎の可能性が高まります。