大判カメラ日記。

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熱海・MOA美術館で全12巻・70メートルの「浄瑠璃物語絵巻」を見る。

2018年05月02日 | 熱海・湯河原・伊東

熱海市桃山町にあるMOA美術館に久しぶりに行って来ました。桃山町は伊豆山の隣で自動車だとほんの10分程で行くことが出来ます。私感なのです、このMOA美術館の凄いところは展示物はもちろんなのですが、美術館より眼下に見渡す熱海の街や相模湾のスケール感抜群のロケーションにあると思っています。行き交う船の航跡や遠くに見える初島や大島を見ているだけで1〜2時間は過ごす事が出来ます。さて、そんな絶景を楽しんできましたが4月27日から6月5日迄開催されているのが「岩佐又兵衛勝以 浄瑠璃物語絵巻」展でした。因みに説明によると「岩佐又兵衛勝以(1578 〜1650)は、豊かな頬と長い頤( おとがい) の人物表現や大和絵と漢画を折衷したような独特の画風で一世を風靡し、のちの絵画に多大な影響を与えました。歌仙、風俗、物語など幅広い画題を得意とし、なかでも古浄瑠璃の正本を詞書とした絢爛豪華な絵巻群は、又兵衛の画業においても重要な位置を占めています。」との事で、全12巻からなる浄瑠璃物語絵巻は金箔や金銀泥、緑青、群青など高価な顔料がふんだんに用いられ、又兵衛筆とされる絵巻群中最も色彩の華麗な作品との事でした。1巻からず〜っと見て回りましたが70メートルを超える絵巻は圧巻でした。また物語の内容も中々艶めかしいもので興味が尽きませんでした。ゴールデンウィークの行楽先に熱海を加えMOA美術館を訪ねることも検討下さい。

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