先日の夜、不忍池を抜けて池之端にある「水月ホテル鴎外荘」まで散歩に出掛けてきました。「水月ホテル鴎外荘」と言えば敷地内に明治の文豪・森鴎外の旧邸を保存しているホテルで、旧邸を囲むように建物が建てられて邸内のかつて「舞姫」を執筆した日本の間を「舞姫の間」と名付け食事処や宴会場として開放している歴史あるホテルです。このホテルまで何故散歩に出掛けたたと言うと、実は新型コロナウイルスの影響も少なからずあって5月31日で閉館してしまったのです。私にとって一度は泊まってみたいホテルの一つでもあり、閉館後1ヶ月以上が経って・・・・いったいどうなっているのかとの興味もあっての散歩でした。上野動物園の脇を抜け「水月ホテル鴎外荘」が見える場所まで来ると・・・何と、水月ホテル鴎外荘と言う屋上のネオンが未だ灯っているではないですか。自然と歩みが早くなりホテルまで到着すると、残念ながら1階の入口やその他アプローチには明かりはありません。そうですよね、閉館して1ヶ月経つのですから当たり前ですが・・・・でも、何で屋上のネオンが灯っているのかは分かりません。暫く月の光に照らされるホテルを眺めてから・・・寂しい気持ちで再び歩み出しました。