お正月のニュースの中に静岡県清水区で釣りに出掛けた60代の会社員が、ボートから落水して漂流後に亡くなったというのがありました。そうなんですねボートと言うのは転覆するより落水する事故の方が多いのです。ですから救命胴衣は絶対に着用しなければなりません。私は救命胴衣着用はもちろんの事、風のある時や波の高い時には絶対にボートを出しません(特にミニボートなので)。実は年末29日の出漁時にも海難事故を目撃しました。多賀港より出港し熱海港方面に走行していると赤根崎に白い物体を発見です。よく見ると比較的大きなプレジャーボートが岩礁に乗り上げているのです。ボートの前後から2本のロープで固定されているようなので直前の事故ではないのですが・・・・思ったのは何でこんなところで座礁しているのかと言う事でした。赤根崎周辺は絶好の釣り場なのですが点在する岩礁でミニボートでも近づける場所ではありません。それなのに「何で?」と言う思いしかありません。通常は海岸地形を見て海の様子を探り、危ないところには絶対近づかないのが当たり前なのです(GPSや海図でも確認します)。そして次に思った事は「どうやってこのボートを救難するか?」でした。クレーン船で近づくことはもちろんの出来ませんし、座礁した場所に取り付く道路は無くてクレーン車も入りません。波の無い満潮時に手漕ぎボートで近づき、ロープを掛けて沖の船で引っ張る・・・・それでも岩礁が邪魔になります。下世話な話ですが1千万円以上しそうなこのボートの運命は如何に・・・・ですね。皆さん、海を甘く見ないで安心・安全を第一に考えて釣りを楽しみましょうね。