昨日のブログの続きなのですが、坦々焼きそばを食べて帰ろうと更に裏道路地にハンドルを切りました。すると普通の住宅街の一角に「王ちゃん」と言う中華屋さんを発見です。通常ならば絶対に通らない、周辺住民だけが利用する路地に「何で、中華屋さんが在るの?」との疑問が一杯です。ただ、その佇まいが気になって、気になって・・・・モヤモヤとした日が続きました。そして8日(祭)にとうとう行って来ましたよ。暖簾をくぐると昭和の雰囲気が一杯に漂う店内には既に4人のお客さんがいました。なんでこんな場所のお店に4人ものお客さんがいるの?近所の人なの?と思ってしまいます。そして更に驚いたのがカウンターの中で調理をしている人が、どう見ても80才代(?)のお爺さんなのです。傍らでお手伝いしているこの方の奥さんらしき人も80才代です。「大丈夫かな・・・?」「でもお客が入っているし・・・?」と思っているとまたまた2人のお客が来店です。「隠れた名店なのかな?」と疑問ばかりが頭をよぎります。取りあえずチャーシュー麺をオーダーし、カウンター越しにお手並み拝見していると・・・いや〜、年齢とも思えずに手際が良いのと、オーダーを受ける度に素材ひとつひとつから調理するのですよ。例えばカツ丼の注文を受けた時には、冷蔵庫から肉の塊を取り出し適度の大きさに切り分けて衣を付けて油の中に放り入れ、同時に玉ネギを切って卵を割ってと、何でも1からスタートなのですよ。完成したチャーシュー麺を見て下さい。昔ながらの中華ソバだと思いませんか?チャーシューがとんでも無く柔らかくジューシーでメチャクチャ美味いのです。シナチクも手作りだしスープの味も良いし言う事ありません。久しぶりに「昭和の中華ソバ」を食べたが実感でした。普通ならば店舗情報を書くのですが、今回は止めときます。こんな路地裏のお店に沢山の人が行ったら、私が行った時に入店できそうもありませんものね。あ〜、また食べたくなってきた。