プルサーマル計画を憂慮する有志の会

原発問題に関して投稿します。

2号機の溶融デブリ水面上の可能性?by「プルサーマル計画を憂慮する有志の会」

2012-01-20 12:39:36 | 日記
 福島原発2号機に工業用内視鏡が初めて入り、その映像やデータが公表されました。これまで東電は、「格納容器内の圧力値から、格納容器の底部から高さ約4.5メートルのところに水面があると推定」(以下、引用は『朝日新聞』)していましたが、高さ4メートルまで「内視鏡を下げても水面にたどり着けなかった」とのことで、現在水位がどのくらいで、また溶融デブリが水に浸かっているのかどうかも分からない状況です。

「昨年11月に東電が示した2号機の解析結果では、溶けた燃料のほとんどが圧力容器内に残り燃料は水に浸かった状態で冷やされてい」るとしていました。今回の測定で、圧力容器下に近い場所で44.7度だったそうで、東電が言うように燃料が圧力容器内に殆ど残っているのならば、かなり温度は安定してきていると考えられますが、もし解析以上に溶融デブリが格納容器底に落下していたとしたならば、実際水位がどれくらいなのか、溶融デブリがどのような状態なのか(1、3号機同様)非常に気になるところです・・・

今回1、3号機よりは線量が低い3号機での調査となったそうですが、34人の作業員の方が入られたにも拘わらず、何故か現場付近や格納容器内の放射線量は測定しておらず(本当?)、その点も気掛かりなところです。作業現場では、東電社員を頂点として6次、7次の下請け作業員までの厳格なヒエラルキーが形成され、厳しい緘口令の下、多くの作業員が物言わぬ「原発奴隷」として働かされているそうです。幾重にもピンはねされ、命がけの作業を低い給料で働いているのです。それでも、働かなければいけない、職を失いたくないがために、文句も言えず過酷な作業に従事されている現実があるということを、私たちは忘れてはいけないと思うのです・・・

P.S. もっと書きたいことが沢山あるのですが、最近(鬱の方の)調子が悪く、余り書けません。休みがちになっていますが、どうぞご容赦下さい。只、当ブログへの妨害があっても、書くことを止めるつもりはありませんし、返って意を強めているぐらいですが、こうした状況ですので、ぼちぼちやっていこうと思っています。変わらず、読んで下さっている読者の方々には、心から感謝申し上げます。ありがとうございます。