よつばDays

しあわせのよつばをさがす日々。

屋久島の旅⑲6/6 うみがめ産卵観察会と満天の星空

2013-06-28 22:28:59 | おでかけ(静岡県外)

屋久島の旅⑱

 

 

○で囲まれた数字が⑲までしかなかったので⑲までにおさめたかったのですがとうとう⑲まで来てしまった(笑)。

まだ終わりそうにありません(笑)

あと2~3コ書いたら終わるかな?

(これでも屋久島一周とかは、結構はしょって書いてる方…わたしにしては

 

お夕飯を食べたらすぐうみがめ観察会の受付時間。

完全予約制ですが、人数が多いと二組に分けられ、先に上がったうみがめを先発組が見るとのことで、その場合二頭目が上がらないと後発組は見られない訳です。

そして受付は先着順なので、早めに行った方がいいですよと宿のご主人のアドバイスで、20:00ちょうどくらいに行きました。

宿から受付までは徒歩5分もかからないくらい&一本道なのですが、真っ暗!!!

うみがめのために、永田地域では20:00以降は海側に住居の光が漏れてはいけないそうです。

(産卵期は、光がある=人の気配があると上陸をやめてしまうそう。

 孵化期は、光がある方に子亀が移動するそうで、岸側に光があると海に帰れなくなってしまう。)

宿の方で懐中電灯を用意してくださっていたので大変助かりました!

 

まずは永田のうみがめボランティアさんからの説明を聞きます。

このときお話してくださった女性の説明の、臨場感あふれること!!!

Hさんとおっしゃったかな?

正直、屋久島の方言(イントネーション)が時々聞きづらかったりもしますし、説明内容がたっぷりあるので長いのですが(全部大切な内容です)、この方のお話の上手さでずっと入り込んで聞いていられます!

本当にうみがめを愛してるんだなっていうのもひしひしと感じました!

 

定員80名のうち受付は11番だったのですが、この日は近畿日本ツーリストの団体予約が別途入っていたそうで、そちらが80名。

近ツーさんが優先だったので実質91番てかんじで、一頭目の産卵が始まって最初に呼ばれたのは近ツーさんたち。

二頭目が上がるまでだいぶ時間がかかったので、その間に、永田に来るというアオウミガメのDVDを見せてくれました。

(永田に上陸するのは99%がアカウミガメだそうです。)

このDVD、タイトルが『青のジェーン』(名前をHさんがおっしゃったときとタイトルが流れたときは、ぶっちゃけみんな失笑だった・笑)、主人公のアオウミガメ・ジェーンは右足がないんです。

たぶん船のスクリューに巻き込まれたんじゃないかとのことでしたが(甲羅も一部えぐられている)、うみがめは産卵用に穴を掘るのも、産卵が終わって穴を埋めるのも、後ろ足。

なので、ジェーンは左足と、わずかに残った右足だけで産卵をこなすのです。

このDVD、永田の方たちの手作りっぽいので手作り感はあるのですが、本当に感動的で、近ツー団体さんたちがいなかったら見られなかったんだよな~と思うと本当にラッキーでした!!!

 

DVD(20~30分くらい?)も見終わり、またしばらく待ったのち、とうとう二頭目の産卵が始まったとの無線が!!

(産卵する前はほんの少しの人間の気配でも海に帰ってしまうそうで、産卵が始まってからでないとうみがめの近くに行けないのだそうです。)

ボランティアの方のあとに二列で続いてうみがめのもとへ。

真っ暗で、前の方と距離があいたら見失うほどの暗さですが、空を見上げたら、見たくて見たくてたまらなかった満天の星空が…!!!!!

うみがめのもとへたどりつく前に涙です。 感動です。

 

無事にうみがめの産卵も見ることができ、埋めるところまで観察して観察会は解散させられます。

埋めるときに、最初は後ろ足で周りの砂を載せていくのですが、次第に後ろ足周辺の砂が少なくなってくると前足で前足周辺の砂を後ろに送るのですが、その勢いの良さといったら(笑)!!!

後方で見学していた人たちは思いっきり砂をぶつけられていました(笑)。

 

うみがめの卵が無事に大人になる確率は1/5000だそうです。

アカウミガメは一回の産卵数が120前後らしいのですが、2~3週間置きに産卵していくとのことですが1シーズンの卵すべてが大人になれない可能性もある計算になります。

(卵で食べられちゃったり子亀で食べられちゃったり、孵化してもその上の砂を人間が踏み固めて子亀が出てこられず窒息死してしまったり。)

お母さんうみがめは、残らない可能性の方が高そうな命をあんなに一生懸命に産んでいくんだよな…と、命を繋げていくことの難しさや尊さを感じました。

 

もう、感動・感動・感動しかない夜でした。

うみがめも星空も、大切に守っていかなければいけない・人間が奪ってはいけないものでした。

 

マナーの悪い方々がいたのが残念。

 

 

永田では、上がってくるうみがめさんたち・孵化した子亀さんたちにタグや埋め込みチップで固体管理しているそうで(うみがめが、産まれた浜に本当に帰ってくるのかっていう研究)、わたしが産卵を見学させてもらったこのお母さんうみがめも、チップが入っていないか確認されていました。

(タグは付いていなかったのですが、タグは泳いでいる内に劣化して取れちゃったりもするそうです。)

ちょうどこのうみがめさんはご新規さんだったので、卵を埋めている最中にサイズを計られたり左後ろ足にタグを付けられました。

タグを付けられるときも後ろ足は止まらないのでみんなが「痛そう…」と言ったら係員さんが「ピアスみたいなもんだから痛くないですよー。」と言ったのですが…

いやいや、ピアス痛いから

そして、大切な卵を埋めているときに脚なんか掴まれたら、そりゃ抵抗もするよね…と思いました。

 

 


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