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日ごとの思いを書きとめたいのです

八日目の蝉

2011-09-19 02:04:11 | 
4日も続けて遊び歩いたから、今日はね~、
おとなしくお家で・・・
と思ったけど~
やっぱり、ムリ!

出かけよ~っと!


ドトールで、今日はカフェラテプリンを食べた。
そして、この前買った石田衣良「ドラゴンティアーズ―龍涙」を読み終わった。

『自分の値札くらい自由につければいい。売れるか売れないかの問題じゃない。あんたも東京の女なら、ガッツのない男たちにそれくらいの度胸を見せてくれ。』
(「キャッチャー・オン・ザ・目白通り」より)

『なにせ人間の誇りってやつは、そいつが住む家で計れるようなものじゃない。それは秋の公園で、左腕を折られたガッツあるおやじが演説したとおりだ。』
(「家なき者のパレード」より)

石田衣良「ドラゴンティアーズ―龍涙」には、4つの短編が入っている。
上に引用したような小気味のいい言葉が、主人公マコトの語りとしてポンポン弾んで出てくるのが魅力だ。

最後に載っている「ドラゴンティアーズ―龍涙」については、引用しない。
「えっ、う~ん、やられた!」という感じです。

「池袋ウエストゲートパーク」シリーズは、読み終わって、
子供の時に童話を読んだ後のような幸せな気分になるのです。

ドトールを出て、本屋に行った。
次に読む本を探しに。
「八日目の蝉」

「八日目の蝉」は、NHKのドラマを見た。
ドラマが良く出来ていたし、ストーリーが分かってしまっているので本を読むかどうか迷っていた。
でも、一つ気になる事がある。
ドラマの中での、主人公のセリフ。
「1日よけいに生き延びた8日目の蝉は、周りとは違う身で、他の蝉に仲間とは見なされず苦しんで幸せにはなれないのよ!」といった意味のセリフがあった。
このドラマに心を動かされて見ていた私ですが、
このセリフを聞いた時「ン~?」と思ったのです。
私は8日目の命をもらったら、1日よけいに命を与えられた事を喜んで、その1日を朝から日暮れまで、小さい身体をふるわせて精一杯「ミ~ン、ミ~ン、ミ~ン」と鳴いて過ごすでしょう。
題名になっているくらいですから、このセリフは全体について大きな意味を持つもののように思える。
原作では、どう書かれているのか読まなくては判断ができない。

時々、自分を“8日目の蝉”のように異端と感じる時がある私は、
作者がどんな気持ちで「八日目の蝉」という題名を付けたのか知りたいのです。

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